「いのちに抱かれて」　鳴海章　徳間書店

父親の死をきっかけに、東京でのＯＬ生活から一転、家業である馬産農家を手伝うことになった楓子の物語。

面白い！すげー面白いぞ！はまってしまって一気読みでした！(笑)

実は借りるのかなり躊躇してまして…まず、北海道新聞に掲載されていた作品だということで、身構えました。
この新聞社のセンスの無さや、誤字脱字の多さは伝統的なんです。(^^);
加えて表紙のイラストが下手っぴー！味があるとか以前にデッサンが狂っていて苦笑。足長すぎだから！(^^);;
で、まったく印象に残らないタイトル！改題前の「楓子のダイチ」の方が断然まし！(^^);;;

私は初めて読みましたけど、割と有名な方のようで、もろに北海道人ですね。
「なした？」「やめれ」「何もさ」なんて北海道弁は、道産子じゃなきゃ出てこないもん。(笑)

深みに欠けるかとは思いますが、五本指に入るなぁ！なんか得した気分だわ！
図書館でもすぐ借りられると思いますので、是非とも！

いい感じで進んでます(^^)彼女のあのﾐｽﾃﾘｱｽな書き方が結構気に入ってます。 謎めいた感じというか。 とりあえず３冊一気にいきます！

TV見てる人いる？　いないか…（笑）　同時進行で読んでるよ〜　一話ごとに中身が違うから長編が苦手な人でもそれなりに飽きずに楽しめると思うよ〜

読む順番をお教えします。続き物シリーズですが、 ﾋｰﾄｱｲﾗﾝﾄﾞ〜ｷﾞｬﾝｸﾞｽﾀｰﾚｯｽﾝ〜ｻｳﾀｰｼﾞ〜ｸﾚｲｼﾞｰﾍﾌﾞﾝ こんな順序です(^ .^)y-~~~ 初めての方はまず、午前３時のﾙｰｽﾀｰ〜ﾜｲﾙﾄﾞ・ｿｳﾙ ちなみにすばるｻﾝの好きな 君たちに明日はない！ これは私としては物足りない(￣〜￣)ξ

「水辺にて」 梨木香歩 筑摩書房

これも失敗！小説だと思って借りたんですが、エッセイでした。(笑)

サラサラと流し読み。小説「りかさん」「からくりからくさ」の筆者で、割と好きなんだよね〜

カヤックとかに凝っているとかは意外でした。何かしたいと悩んでいるような女性にはお勧めかな。
角田光代の「いつも旅のなか」なんかもいいかもね〜

「毒蟲ＶＳ溝鼠」 新堂冬樹 徳間書店

バイオレンス小説のホープ新堂冬樹ですが、この作品は×。

恋人や夫婦の別れさせ屋だの、タランチュラやサソリで殺人だの、設定も展開も無理。

バカらしくてとても読めませんでした。江戸川乱歩の児童推理小説かって？(笑)

ハルさんの忠言もあり、途中打ち切り即返却！

「さおだけ屋はなぜ潰れたのか？」 池田浩明 竹書房

「さおだけ屋はなぜ潰れないのか？」のパロディ本。ベストセラー本にあやかって一攫千金、濡れ手に粟をたくらむカバ男の奮闘記。

「チーズはどこへ消えた？」「国家の品格」「生協の白石さん」などなど出てくる出てくる！(笑)
パロディ本ならここまでやれ！という見本のような一冊！表紙カバーはもちろん、目次から奥付まで凝りに凝っています。
中身は読むほどのもんじゃありませんけど！(笑)

「連鎖する虐待」 みひろゆう 新風社

２冊続けて虐待ものは失敗でした。この本はドキュメンタリーではなく、小説です。

小学３年生の女児が実母と同棲中の男によって、日常的に虐待されていくという、なんともいたたまれない物語。

虐待というより、行政や教育現場の事なかれ主義を批判した作品でした。
まぁ、公務員の仕事ぶりとか、裏で何をやっているかは、周知の事実なのでインパクトには欠けますけどねぇ〜

きちんと仕事をしている人もいるんだけどね。
作者は匿名覆面作家ってなっていますが、多分、公務員だろうね！(笑)

「この地獄からぼくを助けて」 キャロル・エゴン・ラミ 竹書房

フランスで起きた児童虐待のノンフィクション。
これ以上のことが毎日のように報道されて、感覚が麻痺しています。

刑事罰が軽すぎだよね。死刑でも構いません！溜め息しか出ないわ！

「リビング」 重松清 中央公論新社

はい、王道、重松さんの短編集。「ビタミンＦ」と同じ頃の結構古い作品でした。
正直、あまり面白くなかったっす。(笑)

いつもだと全体的に統一感があるんだけど、この本には感じなかったですね。

やっぱり重松作品は「ビタミンＦ」「日曜日の夕刊」「卒業」「君のともだち」あたりを押さえておけばいい！(笑)