白痴 (上巻)

ようやく上巻完読。

　

白痴・・・精神遅滞の最も重度のものをいった語。

　

と辞書にある。

内容に関しては、ドスの末恐ろしい人間描写にまず心を奪われる、

そして、その内面の美しさから結末を予測させる公爵の言動、

それを取り巻く人間の愛憎、伏線の張り方、

・・・・どれをとっても、こんな作家、いや文豪はもう出ないだろう。

　

これでドスの長編五部作はこの作品の下巻を残すのみとなった。



時間があるのであれば、是非一読を。

　

故・黒澤明監督はこの白痴を元に映画を残しているというのを知りました。

機会があれば観て見たいものの一本になる気がします

「世界でいちばん淋しい遊園地」 西田俊也 角川書店

何気なく借りた一冊でしたが、そこそこ面白く読み終えました。

78年で歴史を閉じることになった古い遊園地を舞台にした連作集。
全ての短編の主人公が、どこかで繋がっているという、凝ったものでした。
劇団ひとりの「陰日向に咲く」も同じ手法でしたが、西田俊也の方が断然にスマートで巧い！登場人物の相関図を書いていくと面白いかも。(笑)

９編目が過去と現在が混在して若干分かりづらかったかな？
でも、十分面白い一冊でした。

レオさん、きょうﾁｬﾝ、ポチさん、カロさん、チミさん！色々お世話になりました。 本日退会することにしました。レオさん きょうﾁｬﾝには当初から色々面倒みてくれてありがとう！レオさんは俺にとって陰の支え！ 気を使って頂きありがとうございました。 きょうﾁｬﾝには約束果たせなくてゴメンね！丈夫な子を産んでね！子供とはいつまでも同じ目の高さで接してあげてね。カロさんとは東野や推理をもっと話たかったな(^^)！ ポチさん！ お薦めの｢十角館〜｣よかったですよ。ﾐｽﾃﾘｰに関してはこれからもお世話になると思いますので宜しくです。チミさん！盛り上げて下さいね！ あなたはあたりが柔らかいから皆なごめます！ では！

いつも書き込んでいることだけど、ミステリーの種明かしの仕方って、こんなものなの？

手紙で謎を明かしたり、都合よく記憶喪失したり…作者の手抜きとしか思えないんだけど！(笑)

わたしゃ、基本的にミステリーには興味はないんで、話の筋が殺人ってだけで、かなり引いちゃいます。

この国じゃそうそう起こらないし、起こったとしても、民間人が介入出来ないでしょ？ピストルも持てないし。

だからこそ、大沢在昌タイプの、元刑事、表も裏も知ってるから大きな動きは出来ないが、銃やクスリの入手方法は難なくって下地があってこそなんですよねぇ〜。

横山秀夫の「臨場」や東野圭吾の「幻夜」みたいに、思わずアッ！て声を上げたりするのはないんでしょうかね〜
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チミさん、もう許すから、普通に出て来てもいいわ…このイタの上では、しっかり謝っているんだし。
私の性格知ってるから、サークル解散まで話が拡大したんでビビったんでしょう。

下手に知り仲だと、何か問題が起きるとなかなかデリケートだわ。(笑)

ロートル軍団が待ってるってよ！(笑)

男性読者には「加納サマ」崇拝者がいるようで、
作者＝等身大の「私」みたいに思われている。

この作品は、講談社ミステリーランドという企画物で
本格推理作家に子供向けの作品を書かせたものの一冊。
子供向けとはいっても最近の作家ばかりなので内容は大人が読んでも面白いものが多い。図書館によっては児童書にあるので要注意！
＜ポチのおススメ　ミステリーランド＞
「銃とチョコレート」乙一
「怪盗グリフィン絶体絶命」法月綸太郎
「神様ゲーム」麻耶雄嵩　　　　　　　　　　以上三冊です。

話しがそれましたが、今までの加納作品とは違って主人公が私ではなく東京から北九州に転校してきた小学生がいろんな秘密に出会い解決していくといった内容がほのぼのタッチで描かれている加納ファンなら番外編といったところでしょうか。

「1000の小説とバックベアード」 佐藤友哉 新潮社

第二十回三島由紀夫賞だってよ。(笑)
誰か読んだ人いる？

中ほどまで読んだけど、全く意味不明！申し訳ありませんが、あらすじも書けません。時間の無駄だから撤退します！

著者とは20歳差。これが原因か？ふみなさんとか若い人たちなら面白さが分かるんだべか？
(((゜д゜;)))

「きいろいゾウ」 西加奈子 小学館

若い夫婦の日常。さっぱり面白くならないし、訳分かんないから、やめました。

西加奈子は「通天閣」に続いて外れ。しいて読むんなら「さくら」だろうけど、他に読むものがないときだわね。

わたしゃ見切ったから、彼女の作品はもう読まないっす！

「犯人に告ぐ」 雫井脩介 双葉社

なんか久々にたっぷり読んだ〜って感じです。

神奈川県警の巻島刑事は児童誘拐事件の捜査に失敗し、閑職へと左遷させられていたが、記録的な検挙率をあげ、新たに起こった連続児童殺人事件の捜査官として、カムバックする。
一向に進展しない状況に、巻島はテレビの報道番組から犯人に向けて語りかけるという前代未聞の作戦を仕掛ける。
劇場型犯罪ＶＳ劇場型捜査の末は…

こんなストーリー。
プロットはよく練られているなぁと感心しました。もう少し、盛り上がりがあればなぁ〜

で、巻島刑事の肩甲骨あたりまで伸ばした髪っていう表現が出てくるたびに、カツラの某一級建築士がちらついて困ったよ！(笑)

またしても開いてしまった‥
ネタバレの件は次回から気をつけると言う事で。
私も少し触れてしまい申し訳ありませんでした。

>>ハルさん

カロです。よろしくお願いします。


「龍よ眠る」
「サウスポーキラー」
「デュアン・サーク③〜⑧」読了。

書評は後程。

さすがは宮部みゆき！稼いでるだけあるなあ（笑）

話しとしては「模倣犯」の続編だけど、前作読んでなくても大丈夫。
フリーライター前畑滋子は９年前の事件の尾を引いたまま、ある女性の相談を受ける。交通事故で亡くなった小学生の息子が超能力者じゃなかったのか？と。そこで調査に乗り出すが……

今から「楽園　下」を読みます。