ミステリばっか読んでちゃこのイタに書き込めないなと思い、図書館でこの新刊を手にしました。ダ・ヴィンチ文学賞大賞だって。

ミドリさん（義母）と暮らす高校生の優子ちゃん、家庭教師の美和ちゃんに死んだ聡子さん（実母）が乗り移って〜

人格移転ものの一種でしょうが、全然暗さと重さがなく、かる〜いのりでさらりと読めました。加納朋子に雰囲気似てますね。たまにはこういうのもオススメ！！！

「心では重すぎる」 大沢在昌 文藝春秋

やっと読了！かなりヘビーでした！(笑)

過去に絶大なる人気を誇ったマンガ家を探して欲しいと依頼された佐久間は、調査の過程で組織的な薬物密売ルートに行き着く。
薬物に溺れる中高生、暴力団、複雑に絡み合うその先には…

話が複雑な分、読み応えはありましたけど、大沢在昌なら「魔女の笑窪」「天使の爪」とか、他に読みやすくて面白い作品はたくさんありますから、わざわざこれを読まなくてもって感じです。

さて、ようやく「青に候」にたどり着いた！(笑)

読み応えあり！　ですね。
「ｸﾗ・ﾊｲ」じゃないけど、実話が下敷きとしてあるから、説得力があるし、赤松の人柄が
読み手を引き付ける上に、他の登場人物のキャラを際立たせる役割もしてるし。
文章はシンプルだけど、それも作者の計算のうちかも、と思ってしまいます。
面白かったぁ〜。

９月は11冊。ただ大沢在昌本は２冊分ありましたけど…まっ、中途挫折も２冊あったし！(笑)
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◎６時間後に君は死ぬ/高野和明
◎ターン/北村薫

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○小説こちら葛飾区亀有公園前派出所/大沢在昌他
○イニシエーション・ラブ/乾くるみ
○隠し剣孤影抄/藤沢周平
○心では重すぎる/大沢在昌

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△スキップ/北村薫
△行きずりの街/志水辰夫

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×慎治/今野敏
×ハッピーバースデー/青木和雄
×リターン/北村薫

文芸春秋　読んだ甲斐がありました　(^-^)　実際に起こった大事故なだけに、ﾉﾝﾌｨｸｼｮﾝと間違うくらいどっぷり引き寄せられてしまった…　最後のほうで岸が「辞めるなら、本当に辞めたい時に辞めろ！同期じゃねえか。俺たち同期だろうが。一人で勝手に辞めるな！」　この言葉にはじ〜んときたよ　(>_<)　男の友情や叱咤激励にはいつでも感動してしまう…　まだ読んでないｷﾞｬﾗﾘｰの皆様（笑）ぜひ一読をお願いします　(^_^)/~

やっとこさ、読みおわりました〜　この人の、初めて読んだけどなかなか面白いじゃーん！　ﾐｽﾃﾘｰと時代物、両方書けばいいよ！　まず、背景描写がうまい！人物・風景ともにね。初めて時代物読む人でも理解できるように書いたんじゃないかな。神山佐平が朋輩である永井縫之助の行方を捜し回る最中、何度となく命を狙われる。自分の判断が少しでも遅いとそれは致命傷にもなる。ﾊﾗﾊﾗﾄﾞｷﾄﾞｷしながら読み進めていく…　最後は少しホッとしたけれど〜　さあ　あなたも時代物の世界へ〜　(^!^)y~

「隠し剣孤影抄」 藤沢周平 文藝春秋

れおさんから紹介された８編からなる短編時代小説。

時代小説は苦手だと公言してきた私でも全然問題なく、面白く読み終えました。

秘伝とされる必殺剣が出てきますが、特筆すべきは、全てに「色」があるんですね〜(*^_^*)

れおさんＨ〜(笑)しかし昔も今も、男ってやつは…

予備校生の遥祐はひょんなことから1億円という大金を３ヶ月以内に使い切る、という＜ゲーム＞に挑むことになる。
手当たり次第に買い物をしてみるものの、なかなか減っていかないお金…。

テンポが良くて、アッという間に読めます。
前半と後半で話の趣旨がかなり違ってきて、違和感を覚えたのですが、高校生の英語の教材に毎月連載されたものだと知って、納得。
爽やかすぎて、おばさんはついていけなかったのでした（苦笑）

さっき、図書館から「青に候」到着の電話が入りました。
うひひ（~o~）　楽しみだよ〜。

離婚後、不眠症になった果那は、何故か自分が作る雑貨の卸し先
「梅屋」の小部屋でなら熟睡できる。
そんな果那の遠い記憶にかすかに残るのは自分が誘拐されたことがある、という事実。

200頁と薄い上に、淡々とした文章なので、あっという間に読めます。
読んでいる間中、頭の中に淡い水色がイメージされていました。
それと、文中に出てくる錦紅堂の和菓子！
さらっとした描写なのに、妙に美味しそう！！
和菓子なんて買ったりしないけど、ここのは食べてみたい (^o^)

けっこう面白かったんで、この人の別の作品も読んでみます。

12編の短編小説。
軸に居るのはホクトという流浪の床屋さん。
ある作品では主役となり、ある作品では主人公が読んでいる本の登場人物となる。
一つ一つが、個別の作品の呈を示しながらも、最後の一編を読むと
理髪師・ホクトの人生史になる。
ファンタジーともいえない、なんだかホワホワした、不思議な作品です。
装丁はきれいなブルー、宵の空を思わせます。
そしてまたお菓子が出てくるんですねぇ〜（笑）
マアトというなんとも美味しそうなお菓子！
食べてみた〜い！（こればっかり！）