最初は どうしようもない主人公だし、無駄なS○Xシーンとか出てくるし、受けを狙うだけの作品かと心配したのですが、最後の方になると止められなくなる位面白かったです。
　これは良いとか悪いとんじゃなくて、主人公の持つ疑問を一緒に考える作品なんですね。そんな風に思いました。
　もっと この人の作品を読んでみたいので、お勧めがありましたら ご推薦ください。


皆さん こんばんは！
お仕事や雪かきなどに頑張っている皆さん お疲れ様です！

お久し振りです！ここ数日の大雪で雪かきの疲れが体のあちこちに、昨日は晴天だったので大雪の日のサボッタ雪を２時間もかけて空き地に運びました。もう大変でした。お疲れ、お疲れ！
今野敏の「TOKAGE」読みました。警察小説なのですが、警視庁の捜査一課に「TOKAGE」と呼ばれる覆面捜査チームでバイクチームが存在（本当に在るのか解りませんが・・・）してライダースーツにフルヘルメットで人に知られないように行動するチームです。誘拐事件が起きて、管理官やら、課長やら、まあいろいろやりとりがあって解決する話なのです。あんまり書くとネタばらしになるのでここいら辺でやめときますが、これもしかして、シリーズ化されるかも多分ね。「私の男」よりこっちの方が私にあってるわー！機会があったら読んで見てください。ちなみに朝日新聞社の本ですよ。すばるさんが最近朝日新聞社の本、当たりがあると言ってましたね。

「いっぺんさん朱川湊人」 実業之日本社

どんな願いもいっぺんだけ叶えてくれる神社があると聞き、遠く離れたその神社まで自転車で訪ねる男の子二人。彼らの願いとは？その願いは叶うのか？
８つの短編集。

ものの見事に泣かされました。もうね〜、頭の中に情景が流れて止まらなくなっちゃって(T_T;;;)
ただ、すばるさんが教えてくれてた通り、面白いのは｢いっぺんさん｣だけで、他の作品はど〜も…
この方の本は「花まんま」「わくらば日記」と読みましたが、１冊の本としては「花まんま」が一番好きです。

「銀行仕置人」池井戸潤 双葉社

これは面白かった！
メガバンクでエリートコースを歩んでいた黒部は、とあるＩＴ企業への巨額融資が失敗し、閑職へと追いやられてしまう。
しかしそれはＩＴ企業のワンマン社長と自行の常務が仕組んだものだった。
黒部が復権するためには身内の不正を暴くしか道はなかった。
池井戸潤のお得意、八方塞がりの状況からの脱出ものでした。
ただ、途中からヤクザ絡みマチ金絡みが出てくるとちょっとどうかな？と。
私としては「銀行総務特命」の方が好きです。
にしても池井戸潤、外れがないです！恐るべし〜(笑)

「本当に生きた日」城山三郎 新潮社

作者名と新潮社を信じて借りたけど最悪でしたわ(笑)

専業主婦にある程度満足している素子を、キャリアの世界に引き込もうとする大学時代の友人ルミ。
もう、起承転結もなくダラダラダラダラ…私の書いた小説の方がマシだわ！ふざけるなの一言！
全くもって時間の無駄でしたわ（怒）

「螺でん迷宮」海堂尊 角川書店

「チーム・バチスタの栄光」の３作目。
以前すばるさんが詳しい説明をしてくれてるので、省略させてもらいますが、感想としては今ひとつ物足りなかったです。
と言いつつ、「ジェネラルルージュの凱旋」を予約してきましたがf^_^;
この作品だけ出版社が違うのは何故なのか、そこがあたしにはミステリーです(?_?)

「平成トム・ソーヤー」原田宗典 集英社

一見ごくありふれた高校生ノムラノブオ、実は神業とも言えるスリの特技? を持つ。そんな彼がひょんなきっかけから二人の仲間と組んで、自らの未来をかけ、とてつもない大冒険を始める事になる。

この本、けっこう長いのですが、一気に読んでしまいました。面白いですよ〜
ハラハラ、ドキドキ、ワクワク、先の展開が見えなくてまさしく冒険の物語を読んでるみたい。
若い人向けかと思ってましたが、オバサンも楽しませてもらいました(笑)

複数の人が１位に推すだけあって、夢中になる位面白かったです。
自分には真似もできなければ、共感もできない山野井夫婦の行き方ですが、それでも読んでいると 生きる力になる・・・かもしれません。
　ただ残念だったのは、前に借りた人が、読み進めた印を行下に付けている馬鹿が居た。消そうと思ったけれど、あまりに数が多いのかえって汚くなりそうなので そのままにしました。

この前に西尾維新を、この後にスニーカー文庫を読んだけど、その感想は「ライトノベルサークル」に書きます。

「小美代姐さん愛縁奇縁」群ようこ 集英社

花乱万丈に続く作品ですが、続編というよりも前作に収まり切れなかったこぼれ話的なものが書かれている気がしました。
小美代姐さんのはじけっぷりは健在ですo(^-^)o

「夢見る黄金地球儀」海堂尊 東京創元社

ふるさと創世金で作った黄金地球儀を強奪しようとするお話。
いやはや、つまらない作品でした。
おちゃらけだとか、皮肉混じりのセリフだとか、浮いてしまってただただ退屈でした。
こういうのは奥田英朗とかに任せておけばいいのに。
東京創元社の本とはとことん相性が悪いです。