カゼヲキル（３）疾走・・・増田明美　待ちにまった３話で完結しました。やはり、マラソン経験者が書いた本だけあって、面白かったです。１巻から３巻まで２〜３ヶ月おきに出版されたので、その分感激は薄れたかな？でもマラソンに挑戦するってこんなに大変な思いをして（選手として１人前になるのに約１０年の月日がかかるそうです）私、今の仕事するまでは毎週土・日はテレビでスポーツ観戦してたのね。見るの大好き、テニス、バレーボール、ゴルフ、野球、柔道、陸上、駅伝、マラソン、水泳ほとんどリアルタイムでテレビにかじりついて観てました。今は録画するかハイライトで観てるかな。話がそれてしまいましたが、この本読んで、競技者や選手の見方が変わったような気がします。もっと応援しよう！って思いましたね。一応児童書扱いなので、３冊続けて読んでも、一瞬の風になれよりずっと、迫力あるし読み易いと思います。

「ゴールデンスランバー」伊坂幸太郎 新潮社
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仙台市で行われた首相凱旋パレードで暗殺事件が発生する。
ごく普通の青年だったはずの青柳雅春は、濡れ衣を着せられ逃亡を余儀なくされる。
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冒頭はなかなか話が進展せずにイライラしましたが、100ページ過ぎてからようやく面白くなりました。
個人的には「重力ピエロ」や「アヒルと鴨のコインロッカー」よりはずっとまし。今まで読んだ伊坂作品の中では一番面白かったですよ。
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舞台は毎年お馴染みの仙台。思わず「またかよ！」と声が出ました(笑)
娯楽小説に徹したらどうなるかとの思いの元に書かれたそうですが、今までの作品は違うって事なのね。それがミステリーって事なのかね？
主要人物である「中学生にも見える青年」の登場にはちょっと都合良すぎて鼻白んでしまいましたが(^^);
ただ、不覚にも352ページの一言にうるっと来ました。過去の伊坂作品ではそんな事は一度もなかったです。
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ただ、この作品を機に伊坂作品を気にしてみよう！って事にはなりませんけど…
「オーデュボンの祈り」が未読なんだよね。読んだっての誰だった〜？
きょうちゃんだったかな？って事はあまり参考にならねーってか(*爆*)

「シズコさん」佐野洋子 新潮社
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実母との確執を書いたエッセイ。
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小説だと思ったのと、作者名が気になって借りたんですが、文体が読みづらく、内容的にもパッとしないので見切りました。
ちなみに、作者はあの名作絵本「100万回生きたねこ」の作者でした。

「潜入捜査」今野敏 実業之日本社
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警視庁刑事部捜査四課の佐伯涼は強引な手法で次々にヤクザを挙げていく。
そんな佐伯は拳銃も警察手帳も取り上げられ「環境犯罪研究所」なる部署に出向を命じられる。
丸腰の状態でヤクザと対峙することになってしまった佐伯だが、彼はある能力を持つ一族の末裔であった。
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まぁ有り得ないお話なんですが、とにかくスピード感たっぷりで面白かった！久々にスカッとしました。
作者自身が「拙くて書き直ししたい」と評していますが、若さに任せて勢いで書いたものの方が概して面白いんですよね〜(笑)
今野敏自身が古武道の師範代という経歴ですから、リアリティたっぷりです。
これ、同じアクションものでも「アサシン」とかいう超駄作を書いた新堂冬樹に読ませてやりたいわ(笑)
原田宗典の「平成トムソーヤー」や垣根涼介の「ヒート・アイランド」、逢坂剛の「禿鷹の夜」あたりが面白いと感じた方には、是非ともお薦め致します。
尚、私が読んだのは改題したノベルズ版です。元々の単行本は1991年に天山出版から「聖王獣拳伝」というすごいタイトル(笑)で発売されたようです。

惣角流浪・・今野敏　　歴史モノが全くダメな私が、今野敏作品ということで借りてしまって・・・主人公は武田惣角。会津藩の武士の子として生まれ幼少の頃より、武術や剣に励んでいたが年号が江戸から明治へと変わり、廃刀令により自分の剣（虎鐡）が帯刀できなくなる・・・でいろいろな人たちと関わりながら、自分は一生武道家としてヤマト流（大東流合気柔術の創始者）を放浪しながら確立し、嘉納冶五郎(講道館創始者）とともに日本の武道を後世に残していった。と言う話です。時代モノ苦手なので少し時間がかかりましたが完読しました。今月は偉人伝というか伝記のようなモノ３冊だわ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　山野井さん、命があってよかったよね。いつも危険と隣合わせ危ない危ない。それでテレビで見て「あっ」板に書かなきゃと思ったらこれがモデムが壊れて交換してもらって、話遅くなりました。まるで浦島太郎だわ！

「13階段」高野和明 講談社
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記憶を失ったと訴える死刑囚の冤罪を晴らすために独自の調査を始めた元刑務官と出所したばかりの青年。
死刑執行のタイムリミットが迫る中、隠されていた事実が判明して思いも寄らぬ展開へと発展する。
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江戸川乱歩賞作品です。面白かったですよ。伏線の張り方も上手くて読み応え十分。
ただ、お話の大半が死刑、死刑囚に関わるもので、私たちの日常からは対局にあるものなので、感情移入出来ない部分はありましたが…
それを割り引いても面白かったです。
高野和明ってまだ２冊しか読んでなかった(^^);
図書館にないからかな？
短編連作の「６時間後に君は死ぬ」も面白かったっす。

｢お母さんという女｣ 益田ミリ 光文社知恵の森文庫

とにかくひたすらに自分のお母さんを好きな益田さんが、オカンの日常を紹介するエッセイ。

のんびり、ほんわかしてて癒やされます。
気負いも照れもなく、オカンが大好きと言えるストレートさは、読んでるこちらがたじろぐくらい(笑)

あたしはクスッ、ﾌﾟﾌﾟｯ、って笑うくらいなのに、娘は読んで大爆笑してた。益田さんのオカンとあたしに共通点を見つけたみたいですf^_^;

ハマジンと申します。40代も本当に残り少なくなってきました3児の母です。節約生活なのに行けば絶対に買ってしまうので、本屋さんには近寄らないようにしています。それでも勤め先が神田だし、秋葉原に大きな６階建てのブックオフも出来たし…で、この夏また本が増えました。
皆さんどうぞよろしくお願いします。

早速ですが昨日読み終わった本があります。
（こんな感じの書き方でいいのかな）

「私が語りはじめた彼は」三浦しをん

ミステリーや警察ものばかり読んでいたので、本当に久しぶりに
「文学」を読んだ気持ちになりました。

三浦しをんは、エッセー集ばかり（「人生劇場」「夢のような幸福」など）読んでいたので、ここらで小説でも…と軽い気持ちで読み始めましたが、これが素晴らしくて。
「文学」の香りが行間に漂うような、この人はホントに巧いなぁと感じる作品でした。解説者が直木賞はこの作品でとらせたかったと書いていたのも納得でした。

この人まだ若いのですね。そして私の憧れの早稲田大の一文出身なのです。

あ、この本のあらすじも書いたほうがいいのでしょうか。
巧い、素晴らしい、だけじゃぁわからん！って感じでしょうか。
でも初めての書き込みでうまくまとめられそうにありません。
すみません…

今は宮部みゆきの「名もなき毒」を読み始めています。

来月初めに立ち退きによる引越しが控えているので、読書どころではなくなるかも、と憂鬱です。あまり書き込みできないかもしれませんが、末永くよろしくお願いします。

やっぱり、本はもちろん、映画やドラマも面白いってのは基本だと思います。
全く同じテーマで同じ素材を与えても、面白いものに仕上げる作家とそうでない作家がいます。
最近の出版界は面白くないものを出しては売れないと騒いでる。根本的におかしいですよ。

「宇宙のウィンブルドン」川上健一 集英社
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高校生の杉本宇宙は弾丸サーブだけを武器にジャパン・オープンでいきなり優勝。ウィンブルドン行きのワイルド・カードを手に入れる。
レシーブはしない。とにかくサーブを打つだけの宇宙はウィンブルドンを勝ち抜くことが出来るのか？
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まぁマンガの世界ですね。おちゃらけ作品です。ドラマも何もないので、テニス好きな方だとしても途中で眠くなりますよ。
似たようなお話で、200キロの豪速球を投げる投手が出現してっていう野球小説なかったったっけ？