ひゃくはち・・早見和真（はやみかずまさ）　　　主人公は青野雅人高校時代は京浜高校野球部。、甲子園に限りなく近い東の横綱といわれた野球部に入部、親元離れ寮住まい煙草は吸うわ、合コンするわと青春を絵にかいたような物語なんだけど・・・これどちらかと言うと重松清系かな。野球に関するディティールなんかは、すごく上手いです。野球小説・友情小説・初恋小説と盛りだくさん。新人なのに読み手を引き込むのはうまいなと感じました。息子も少年野球・中学軟式野球部・高校でも野球部に入ったんだけど、周りの子たちは、ほとんどリトルリーグ出身で部員６０人位いて、３年間でベンチに入れたの秋季大会１回だけ、しかも名前だけで出番なしだったからなんか読んでいてダブってしまいましたね。もう終わってしまいましたが、この作品８月に映画でやってたんだね。観た方いるんでしょうか？　　　

れおさんの「昔の人の暮らしぶりはおもしろい」に関連して、楽しめる１冊をご紹介。

著者は元々は漫画家で、エッセーや小説などもいろいろ書いていたけれど、残念ながら癌のため３年前に46歳で亡くなっています。

漫画家だけあってとても上手なイラストがいっぱいで、見ているだけで楽しい。
「大奥の七不思議」や「将軍の一日」の他に、銭湯や食べ物など、昔の庶民の衣食住の秘密が満載。

江戸見物「硬派編」と「軟派編」は、地図入りで実在のお団子やさんなどが紹介されており、東京人の私はいつかこのコースを歩いてみようと思ってます。もちろん「硬派編」をね！

「沈底魚」曽根圭介 講談社
----------------
亡命を求める中国外交官。彼は、中国に情報を漏洩している日本の政治家がいるとの爆弾発言をする。
真相を探るため公安が動くが…誰が味方で誰が敵なのか。
----------------
江戸川乱歩賞作品です。公安ものにしては読みやすかったです。スピード感もあったし。
ただ主人公はもう少し書き込んでもらわないと感情移入できないかな？
でも、ここ最近読んだ江戸川乱歩賞作品の中では一番面白かったですよ。

藤沢周平全集　第五巻　文芸春秋　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　読後はやはり爽快！　〈山桜〉も入ってました。　さまざまな主人公と妻、子供、周りの人たちがそれぞれにしっかり描かれているので、さすがだなと思いました。　自分が女なので妻の言葉遣いや態度、問題が起こった時の対処の仕方、家の仕切り方など興味は尽きなかったです。　やはり昔の人の暮らしぶりは読んでいておもしろいです。 23話ある中で〈花のあと‐以登女（ｲﾄｼﾞｮ）お物語‐〉は語り口が違っていて、とても印象に残りました。

文庫版「ＯＵＴ」の上巻を読み終えました。
人物設定がすごく丁寧だね〜。いかにも初期作品って感じが漂っています！(笑)
最初に犯行場面から入って、少しずつ破綻していく様は刑事コロンボの手法ですよね。
----------------
この手のエンタメ本が面白いんなら、垣根涼介の「ヒート・アイランド」とか「君たちに明日はない」辺りは面白く読めますよ。

「沼地のある森を抜けて」梨木香歩 新潮社
----------------
先祖伝来のぬか床から生命が誕生する不思議なお話。
----------------
久しぶりに荒唐無稽な本を読みましたわ。
これで構成力や文章力がなければ、カァ〜、ぺッ、グシグシ！ってことになるんでしょうが、ついつい最後まで読んでしまいました。
年齢的にドンピシャだからか、基本的に梨木香歩の文章って好きなんですよね。
まぁ、それにしても本作品は皆さんにお薦めは出来ませんけど(笑)
村上春樹の「ねじまき鳥クロニクル」「海辺のカフカ」「アフターダーク」とか、池澤夏樹の「マシアス・ギリの失脚」を面白いと思える方ならいけるかも〜(^^);
----------------
梨木香歩は不思議ちゃん話が多いので、読むんなら「西の魔女が死んだ」→「りかさん」→「からくりからくさ」の順かな〜？

「東京島」桐野夏生 新潮社
----------------
南太平洋の無人島に流れ着いた人たちの暮らしと脱出劇を描いた作品。
----------------
ここんところ集中的に桐野夏生作品を読んでるけど、とにかく起承転結がないのね。
ドンデン返しを期待した私がバカでした。児童書でもこんな展開はないだろ〜(笑)
こんなものしか書けないなら小説家なんて廃業した方がいいかも。

きょうちゃんの「午前三時のブルースター」なんて嘘っこ書き込みがあったんで、垣根涼介作品のランキングもいきましょうか〜(笑)
----------------
１「ヒートアイランド」
２「ワイルド・ソウル」
３「午前三時のルースター」
４「借金取りの王子」
５「君たちに明日はない」
----------------
△「ギャングスター・レッスン」
×「サウダージ」
×「真夏の島に咲く花は」
----------------
そういえば垣根涼介の新作情報聞かないね〜

過去の書き込みを再読してたんだけど、訂正させてもらおかな〜(^^);
８月16日に、川上健一の「翼はいつまでも」を「凍」「ＤＩＶＥ!!」を抜いて、第一位〜ってぶち上げたんだけどさ…
やっぱり違うわ〜m(_ _)m
----------------
１凍/沢木耕太郎
２ＤＩＶＥ！/森絵都
３空飛ぶタイヤ/池井戸潤
４オレたち花のバブル組/池井戸潤
４うたう警官/佐々木譲

６銀行総務特命/池井戸潤
６隠蔽捜査２ 果断/今野敏
６さまよう刃/東野圭吾
９翼はいつまでも/川上健一
10幻夜/東野圭吾
----------------
この方がしっくりきます(笑)
いつの間にか重松さんが落ちてしまったか…

夜叉桜　あさのあつこ　光文社　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　初、あさのでしたが…　時代物と聞いていたのでまず読んでみようと挑戦したけれど…　第３章まではなんとか読んだんだけど、木暮信次郎と遠野屋の主人がいつまでも喋る場面が長すぎて、なかなか先に進まずイライラしちゃったんだよね〜　　中に入り込めず途中棄権…　( -_-)