「最前線」今野敏 ハルキ文庫
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東京湾臨海署安積班シリーズの短編連作。もう10年近く前の作品です。評価は◎。
安積班の物語はどれを読んでも面白いですが、安積係長が部下を信頼していく様がじわじわと描かれていますから、時系列が狂うと違和感があるかもね。
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一応、調べてみたんで作品順番を載せておきますね。
ベイエリア分署シリーズ（第一期）
「二重標的」（東京ベイエリア分署を改題）
「虚構の殺人者」（虚構の標的を改題）
「硝子の殺人者」
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神南署シリーズ
「蓬莱」
「イコン」
「警視庁神南署」
「神南署安積班」
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東京湾臨海署安積班（ベイエリア分署復活後）シリーズ
「残照」
「陽炎」
「最前線」
「半夏生」
「花水木」
「夕暴雨」
「烈日」
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間違いがあったら御免m(__)m

暇人だから遡ってきた。すばるさんが始めたのが06・4・22だね。読んだ本一覧に図書館のナンバー書き込んでるし!!爆笑!!

私が参加したのは06・7月だったぁ。自分のｶｷｺﾐ読むの超恥ずかしいからすぐ止めたけど。無知さをさらけ出してる。あーやだやだ。

じゃ、ちょっくら読書してきまんがな。

「スクープ」の続編です。「スクープ」の本はすばるさんから、２１年の８月に貸して貰いその続編が出たんです。TBNテレビの「ニュースイレブン」という番組の遊軍記者布施と警視庁捜査一課継続捜査担当のベテラン刑事黒田が協力し合い。事件解決とスクープをあげる話です。いつもの布施さんが戻って来てくれて嬉しかったです。すごく面白くて、ページが進んで早く読みたいんだけれど、読み終えるのが惜しい感じ！久々に満足しました〜「スクープ」読んでいなくても読めるけど、「スクープ」を読んでから読んだほうが、もっと布施さん好きになりますね。

「隠蔽捜査」　今野　敏

警察庁のキャリア官僚が、組織を守るために、警察内部の不正と戦う姿を描いた作品。

面白かった！
主人公のキャラクターが◎。読んでて気分がいいです。
文章も上手いし、スピード感のあるストーリで、サクサクと読めました。

本の題名のイメージでは、ジメジメ内容かなと思っていましたが、さっぱりした読後感でした。これは◎でしょう。

雪平シリーズの第３弾で２００９年の作品です。１，２はテレビドラマや映画になったりして、人気のシリーズだったからやっと今頃読みました。川原に変死体が発見され、胸にはアイスピックが刺され、口には「殺人ビジネス、始めます。新規開業につき最初の３人までは特別価格３０万円」と赤いリボンのついたチラシが突っ込まれていた。この遺体はなんと雪平の元旦那。フクロウと名乗る犯人による連続殺人予告・・・。面白かったですよ。犯人最後の最後までわからなくて、真実を知ってまたまた驚いて。第４弾が出たのでまたまた楽しみですね。

「日常生活」群ようこ 新潮文庫
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1992年の群さんの日常生活(笑)
ただただ普通の事を書いてるだけなのに、ここ数冊読んだ創作小説よりも断然面白かった！まぁ、生粋のエッセイストだから比べても仕方ないんだけど。
ただ、群さんの作品ではやっぱり猫を題材にした「ビーの話」とか「しいちゃん日記」が面白いです。評価は○

４日前にスマホに機種変してから操作難航で何回やってもログイン出来ないと思ってたたら、自分のメアド間違えてたし。あー厄介(~o~)

「ばらばら死体の夜」桜庭一樹 集英社
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とある古本屋の二階に下宿する女と、かつての住人。半ば強引に関係を持つが、二人には多重債務者という共通点があった。◆初めての桜庭一樹作品でしたが、まぁ、つまらん本でした(T-T)
複数の登場人物の視点からのお話でしたが、それで深みが出るわけでもなく本筋の印象が薄くなるばかり。途中から完全に斜め読み。これが直木賞作家だってんだから驚くわ。芥川賞ならなんとなく分かるけど…自信を持っての×評価ですわ。

「サクリファイス」「エデン」に続く第３弾。日本ではメジャーとは言えない？自転車ロードレースのお話。チームの勝利のためにアシストはエースを助け、ゴールゲートに辿り着けるのはエースのみ。「サクリファイス」や「エデン」に登場する白石誓（しらいしちかう）が、日本、フランス、スペイン、ポルトガルとチームを移籍しながらロードレースを続ける話なんだけれども、今回は白石の過去や白石のライバル達、チームメイトのことが記されている。まだまだ続編があるようで・・・。今まで分からなかった白石を含む周りの人間関係が明らかになります。このシリーズの好きな人やロードレースに興味のある方向きの作品です。シリーズモノは、いつも最高？と言えませんが、続けて読んでいる人は新刊が出ると読みたいと思わせてくれるそういう本です。次回の展開に期待します。

｢笑う警官｣　佐々木譲　（ハルキ文庫）

札幌のアパートで女性の変死体が発見された。遺体の女性は北海道警察本部の水村朝美巡査だった。容疑者とされたのは、彼女と交際していた津久井卓巡査部長で、彼には、麻薬疑惑があり拳銃を持っているとして射殺命令が出されている。
津久井は道議会の｢百条委員会｣で警察の不正を証言することになっていた･･　かつて、命がけのおとり捜査で一緒だった佐伯宏一警部補は、彼の無実を証明するために、志を同じにする仲間と秘密に捜査を行う。

すばるさん、サクサク読めて面白かったです。紹介していただいて、どうもありがとう！

それにしても、どうして改題してしまったんでしょうね。｢うたう｣ってところに意味があるのに･･私もそう思います。

｢警官の紋章｣も手元にあるので読んでみたいです！