サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。
-
from: yeshangさん
2012年05月31日 12時10分22秒
icon
「タライ・ラマ「死の謎」を説く」 ダライ・ラマ(角川ソフィア文庫)
ノンフィクション作家大谷幸三がインドのダラムサラで14世ダライ・ラマに会って取材・口述を筆記したもの。大谷幸三のわかりやすい解説・注釈が添えられていま
ノンフィクション作家大谷幸三がインドのダラムサラで14世ダライ・ラマに会って取材・口述を筆記したもの。大谷幸三のわかりやすい解説・注釈が添えられています。
死とは何か?輪廻転生は?を歴代ラマの転生、観世音菩薩の化身といわれるダライ・ラマ自身から直接聞きとったものです。
日本人の大多数を占める仏教信者・仏教徒であれば、基本的なところは同じくしていると思いますし、さらに述べられているところでは共感するところ、新たに気づかせられるところがあると思います。
ダライ・ラマの説くところは日本人にとって日本の仏教宗派ほどの違いもないので素直に受け入れられるところは多いと思います。
200ページ程度の小冊子ですが、あれやこれや考えながら4,5日かけて読みました。仏教を考える上で、ダライ・ラマを知る上でよい本だと思います。
―-------------------------
孔子が「未だ生を知らず、いずくんぞ死を知らん」と言うように、生を明らめてもいず、死も死後の世界も体験した事のない私にとって死は空想の世界です。本書も半分は死に対してこの世をどう生きるかがが説かれています。
「人事を尽くして天命を待つ」、何もせずに神のご加護や運勢占いを信じるのは試験勉強をせずに入試に受かるかどうかの心配ばかりしているようなものとも考えています。種や縁のない所に結果はありません。ちなみに縁は自分で作るものでもありましょう。(犬も歩けば棒にあたる)
「ただ仏教の教えだからと無条件にしたがうということを厳に戒める」とも言っているように知性と心、主体性を持って実践することの大切さを教えられたと思います。-
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。 - 0
-
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。 - 0
icon拍手者リスト
-
-
from: ゆう - 2さん
2012年05月29日 17時19分39秒
icon
「ビート」今野敏
(新潮文庫)警視庁強行犯係・樋口顕シリーズです。警視庁の島崎洋平警部補と長男・丈太郎は日和銀行の富岡に脅されていた。日和銀行本店の家宅捜索の時期を富岡
(新潮文庫)警視庁強行犯係・樋口顕シリーズです。
警視庁の島崎洋平警部補と長男・丈太郎は日和銀行の富岡に脅されていた。日和銀行本店の家宅捜索の時期を富岡に教えてしまった島崎は捜査本部で苦悩していた。やがて島崎は不良の次男・英次が富岡と会っていた後、富岡が殺されていた事を知る。殺したのは英次なのか・・・?
樋口係長の出番は少ないですが良い働きをしています。警察組織の様子や家族の問題が交互に描かれていて読み応えがありました。長編です。作者があとがきで力作だと書いています。そして、推理に重きをおくのではない警察官たちの人間ドラマを強く意識していると書いています。私は、そういうところが好きです♪ ★評価です。-
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。 - 0
-
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。 - 0
icon拍手者リスト
-
-
from: すばるさん
2012年05月29日 03時21分51秒
icon
「週末は家族」桂望実●朝日新聞出版
子供を作らない大輔と瑞穂は、週末里親制度を利用して養護施設のひなたを迎え入れる。大人たちの所作にクールなひなたは…◆まぁ桂作品にはクールな人しか出てこ
子供を作らない大輔と瑞穂は、週末里親制度を利用して養護施設のひなたを迎え入れる。大人たちの所作にクールなひなたは…
◆まぁ桂作品にはクールな人しか出てこないから(笑)文章は上手いから疲れることもなく読了。毎度のことながら淡々としたお話でした。本作は△評価。桂望実は書架に並ぶと必ず借りますが、どれをとっても、これをお薦め!ってのはないかな〜(^_^;)強いて挙げれば「死日記」と「ハタラクオトメ」です。-
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。 - 0
-
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。 - 0
icon拍手者リスト
-
-
from: yeshangさん
2012年05月28日 17時37分26秒
icon
「闇の華たち」 乙川優三郎著(文春文庫)
「花映る」、「男の縁」、「悪名」、「笹の雪」、「面影」、「冬の華」6篇からなる短篇集。いずれも江戸時代・維新前後の下級武士たちの話のアラカルトです。酔
「花映る」、「男の縁」、「悪名」、「笹の雪」、「面影」、「冬の華」6篇からなる短篇集。
いずれも江戸時代・維新前後の下級武士たちの話のアラカルトです。
酔っ払った相手に因縁をつけられ、切り殺された友人の仇を成り行きで討つことになる「花映る」、「男の縁」は地方の藩に召抱えられ藩の歴史だけでなく家臣譜まで書くことになった江戸にいた浪人学者が知ったこと。「悪名」はチョット悪さのひどい武士だが、その実、陰で大切な仕事をしていたという話など。
乙川には藩の歴史編纂の形をとった小説「露の玉垣」がありますが、ここでは正史でなく外記・外伝にも残らないが、やはり書き留めておきたいといった武士たちの話が書かれています。
―-------------------------
時代は異なりますが、武士を今のしがないサラリーマンに置き換えれば、いずれも身近にありそうな、おこりそうな話です。
気楽に読んで面白い本です。-
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。 - 0
-
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。 - 0
icon拍手者リスト
-
-
from: yeshangさん
2012年05月25日 16時51分46秒
icon
生きる」 乙川優三郎著(文春文庫)
「生きる」、「安穏河原」、「早梅記」の3篇からなる中短編。平成14年の直木賞受賞作です。「生きる」は亡き主君への追腹(殉死)を筆頭家老から直じきに禁止
「生きる」、「安穏河原」、「早梅記」の3篇からなる中短編。平成14年の直木賞受賞作です。
「生きる」は亡き主君への追腹(殉死)を筆頭家老から直じきに禁止され、生きることにしたが煩悶と周囲の冷たい目、それに追い打ちをかける娘・息子の不幸が続く。
「安穏河原」は藩政に合わず職を辞し、江戸に出てきた夫妻と娘の苦労と困難な生活の果て。
「早梅記」は独り身の生活に雇った貧しい武士の娘と自然と仲睦ましい生活を送るようになったが、下級の武士ながら身分の違いでその娘はいさぎよく身を引く。身は家老職まで上り隠居の生活に入ったが、時として思い出すのはあの娘のその後。
いずれも心の苦しみ、生活や仕事の苦労に耐えながらも生き抜いていかざるを得ないおはなしです。
話は主人公の男が中心なって進められますが、相手の女性は強烈なバックグラウンドとなってお互いの生きざまに深い印象と感情をあたえます。どうしようもない中で最後にさっと陽が差すような終わり方は何とも言えない後味を残す作品です。
乙川優三郎と葉室麟の作品に似たようなところを感じさせますが、乙川の存在が葉室麟の受賞を遅らせたのではないかと勘繰りたくなりました。
著者の「露の玉垣」の記憶から「生きる」を読みましたが、続けて「闇の華たち」を読んでいます。-
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。 - 0
-
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。 - 0
icon拍手者リスト
-
-
from: すばるさん
2012年05月25日 05時28分12秒
icon
「ニッポンのここがスゴイ!」堤和彦●武田ランダムハウスジャパン
NHKの衛星放送でやっている番組を文章化した本。◆一日で読み終えました。面白かったです。日本人が外からどう見られているかっていう主旨の番組とか、大好き
NHKの衛星放送でやっている番組を文章化した本。
◆ 一日で読み終えました。面白かったです。日本人が外からどう見られているかっていう主旨の番組とか、大好きなんで〜(笑)やっぱりシャワートイレにつきますよねー(^_^;)○評価です。-
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。 - 0
-
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。 - 0
icon拍手者リスト
-
-
from: すばるさん
2012年05月25日 01時24分45秒
icon
「トリック・シアター」遠藤武文●講談社
奈良と東京、同一人物による500km離れた場所での同時殺人。浮かび上がった被疑者の大学時代のサークル仲間が異なる年の3月21日に事故、もしくは自殺で4
奈良と東京、同一人物による500km離れた場所での同時殺人。浮かび上がった被疑者の大学時代のサークル仲間が異なる年の3月21日に事故、もしくは自殺で4名が死亡していた。
◆面白いのかな〜(^_^;)キャラクターの印象付けが上手くなくてイマイチ入り込めませんでした。そもそも、こういったトリックものミステリーには興味がわかないんで…△評価ってことで。-
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。 - 0
-
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。 - 0
icon拍手者リスト
-
-
from: ナナさん
2012年05月24日 19時13分07秒
icon
美しき凶器・・・東野圭吾
1992年に光文社からノベルスで出版されたものが、文庫になって発行されたものなので、すでに読まれている方も多いかとおもいますが・・・かつて世界的に活躍
1992年に光文社からノベルスで出版されたものが、文庫になって発行されたものなので、すでに読まれている方も多いかとおもいますが・・・かつて世界的に活躍したスポーツ選手だった5人。1人の自殺をきっかけに、4人は彼らの過去を知る仙堂之則を殺害し、仙堂の持っているデータを焼却する。しかし、仙堂の離れには、驚異的な肉体を持つ「女」が防犯カメラを通し見ていた。「女」は警官の拳銃を盗み、一人、また1人と邪魔者を殺し、仙堂の仇を討っていく・・・。古い作品ですが、やはり東野圭吾って感じで面白かったです!
-
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。 - 0
-
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。 - 0
icon拍手者リスト
-
-
from: ハマジンさん
2012年05月23日 17時39分37秒
icon
制服捜査 佐々木譲 ほか…
すっかりご無沙汰しています。珍しく4,5月は仕事が多忙でロムってばかりでした。が急にヒマになり、読みかけの本が気になるナウ。今日までに読んだ本です。*
すっかりご無沙汰しています。珍しく4,5月は仕事が多忙でロムってばかりでした。が急にヒマになり、読みかけの本が気になるナウ。
今日までに読んだ本です。
*「制服捜査」佐々木譲
→おなじみの道警もの。例の不祥事以降、多くの警官達が全道に分散させられましたが主人公の川久保も単身で志茂別駐在所に異動に。そこの田舎町での事件が描かれる5つの連作短編集。良く出来ていて緊張感もあって面白かったです。
*「春になったら苺を摘みに」梨木香歩
→初めて読みました。著者初のエッセイだそうです。学生時代に留学していたイギリスの下宿の主人・ウェスト夫人を中心に描かれる様々な国や人種の仲間達のエピソード。文章が素晴らしくキレイで上手。清潔感があってよかったな。
*「恋愛嫌い」平 安寿子
*「ふむふむ おしえて、お仕事」三浦しをん
→16名の女性に三浦しをんがインタビューしたもの。様々な仕事に携わる女性達。特殊な仕事もあるのだけど全然構えていなくて、自然でアバウトでむしろ流されてきた人々が多いことに驚いた。
肩の力がほっと抜ける感じでした。
*「歌舞伎町セブン」誉田哲也 ←すばる&ナナお薦め。ナイス!
----------------
まだあります。けっこう地道に読んでいます。
長くなるのでまた明日〜。-
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。 - 0
-
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。 - 0
icon拍手者リスト
-
-
from: yeshangさん
2012年05月14日 22時28分03秒
icon
「青い鳥」 重松清著 (新潮文庫)
言葉がどもる中学国語の非常勤講師の先生と生徒たちの物語で、ここでも何人かの人の書き込みがありましたので、読んでみました。最初は年代も違い、私の中学生時
言葉がどもる中学国語の非常勤講師の先生と生徒たちの物語で、ここでも何人かの人の書き込みがありましたので、読んでみました。
最初は年代も違い、私の中学生時代ともかけ離れた話で、半分惰性で読んでいましたがついついつられて読み切りました。
―---------------------
読み終えて自分の中学生時代をいろいろ思い起こしました。
いろいろな先生や友達のことなど。
私の父親は大酒飲みで、それで家は貧乏だとばかり思っていましたが、今から思い起こすとけっこうな生活だったと思います。
当時はラジオの製作・アマチュア無線とブラスバンドのトランペットに夢中で、半分オタク、おかげで理科・数学に音楽・職業家庭は趣味の延長だったように思います。学校行事や生徒会は上の空。いまだに続く極楽蜻蛉で自己中心。
しかし、ここに出てくるような仲間もいたに違いない、そういった友達にはけっこう知らず知らずにも冷たくあしらっていたのではないかと今になって思う次第です。-
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。 - 3
-
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。 - 0
icon拍手者リスト
from: ガレットさん
2012年05月18日 15時01分03秒
icon
「Re:「青い鳥」重松清著(新潮文庫)」私もやっと読み終えました。普段、言葉で上手く説明できないことを、村上先生が「まさにそう!」という言葉や声掛けを
-
from: ガレットさん
2012年05月22日 08時02分41秒
icon
「Re:Re:「青い鳥」重松清著(新潮文庫)」誤記訂正です!ずっと、気になっていました。まあいいかな〜とも思っていましたが、やっぱり気持ち悪いんで。村