今日の東京はとても良い天気。昨夜の雷雨が嘘のようです。

　先日、とある銀座の画廊でグループ展を見たのですが、
　安井賞展の出品作家が何人もいて、皆さんすごく上手。
　かなり高度な技術を駆使していました。
　・・が、しかし、何か物足りないと感じました。
　　というのも、パターンにはまってしまって
　　感動がないのですね。
　美術品として価値はあるし、何十万円で売れるものではあるのですが、見ていてすごくがっかりした気分になりました。
　好感が持て「これは参考にしたい」という作品は３点くらいでした。
　公募展団体の人たちで力量はあっても、評価を受けた画風からなかなか抜け出せない。・・・というか、発展がない。結局、その枠内で惰力で安全運転を続けている感じ、とでも言うべきか。

　けっちゃん大兄の作品は、それに比べてすばらしい。
　感じたものがそのまま素直に表現されていると思います。
　ただ、県展に出品されたものは、若干、無理が加わったように思います。
　画面が大きくなると、モチーフを欲張ったり、不自然な作為が加わったりしてしまうことが多々あるように感じます。・・というか、私自身、そうした失敗をしてきました。見せようという意識が働きすぎるときもあり・・、反省ですね。