後半にいく前に、アレンテージョ地方のエヴォラとアライオロスを紹介しましょう！

この地域は緩やかな丘陵地帯。バスの窓からはコルク樫の林が続いていました。
幹を見ると表皮を剥がした跡があり、その部分だけ茶色くなっています(分かりずらいですが、ちょうど幹が分かれた下の部分で、薬でも塗っているようです・・）。
1度剥がすと、次に剥がせるようになるまでに7年かかるんだそうですよ。それでもコルク樫は生命力が特に強く、樹皮を剥ぎ取ってもまた新しい樹皮を再生できる究極のエコロジー素材なのだそうです。
最初に剥がしたコルクはバージンコルクといって、これは使い物にならないとか・・ポルトガルのコルクの生産量は世界の55%で第一位。知ってましたか〜？

そうそう、バスの移動で気がついたことは、なんてポルトガルの木には松やユーカリが多いんだろう！これではいったん火事になると手に負えないわけだ・・それほどこの２種類が(アレンテージョ地域を除く）並木や林を作っていたのです。