ポルトガルの縦長の地図を頭に描いてください。リスボンから東にエボラ、北にオビドスがあります。そこを、コインブラを中心に八の字を描くように回ろうと考えていました。

そしてリスボン空港に１０時半過ぎに降り立ちました。この段階でまだルートは決まっていません。どうも空港からすぐに移動をするのは不便な空港のようなので、インフォメーションで情報を得て決めようと考えました。事前にインターネットやガイドブックを丹念にチェックしたのですが・・・その情報が無いのです・・・

で、空港のインフォメーションへ。分かったことはここからエヴォラへもオビドスへも直通のバスは出ていないこと、それぞれのバスターミナルへはタクシーがいいよ！とのこと。

こんな空港は初めてです。鉄道も地下鉄も来ていません。バスとタクシーだけ・・時刻表も確認すると、エヴォラから回るのがいいと判断、タクシー乗り場へ｢セッテ・リオス駅へ」、そして料金を聞くと「１５ﾕｰﾛ」との答え。
「信じられない、高すぎるよ・・・」と言うと、「今日は日曜日で・・・どうのこうのﾑﾆｬﾑﾆｬ・・・」
たかだか１０分、１５分の距離です・・すぐ傍におまわりさんがいます。すかさず行って、「セッテ・リオス駅まで１５ﾕｰﾛっていうけど、高すぎない？」と聞いてみる。でもこれは失敗でした・・・なぜって、おまわりさんも関知しないことで結局先のドライバーの仲間(すでに耳打ちされて口裏はできていた！）に聞く始末・・・
それで意地でもタクシーは使いたくないので、おまわりさんに他の方法がないか聞くと｢あそこにバス乗り場があるよ｣とのこと。それでバス乗り場へ・・・途中(といっても１００ｍぐらい）でどんどんタクシーが入ってくるので、念のため聞いてみると「１０ﾕｰﾛだよ」と若い運ちゃんの答え。「えっ、そう！じゃ乗せて｣と言うと、「順番で並ばなきゃダメなんだ・・」面倒なのでそれで諦める・・

で、結局バスを待ち４５番のバスに乗る。「やれやれ」と思いきや、運ちゃんがポルトガル語で｢ムニャムニャムニャ〜〜」っと早口でまくし立てる。｢？？？｣ちんぷんかんぷん・・・英語の分かる女性が通訳してくれ｢このバスで行っても、乗り換えないとセッテ・リオス駅へは行けないよ！｣だそうです。でもしょうがない、ＯＫということで途中で降ろしてもらって、３１番のバスに乗り換える。

この間も、いろいろ親切な人に教えてもらってやっとバスターミナルへ行きつけたのでした。１２時発のバスにはほんのちょっとで間に合わず、次は１３時４５分までありません・・・

私の旅はこんなもんです。何でも聞いてしまいます。でも聞く相手を間違えると大変！相手を見極めないと・・・それも面白い！
すべて時間がないとできませんが・・・

やっとありついたこの日のランチです。ビールとパイ生地の中はミートやフィッシュやフルーツでした。悪戦苦闘の末で美味しかったです！