STAGE 1
魔神が生まれた日
STORY4⃣
ブリタニア人の学校、アッシュフォード学園に通うルルーシュは、無為な日々を過ごしていた。大戦の最中に負った心の傷は、ブリタニア人でありながら彼に貴族への憎しみを芽生えさせていた。

ミッソー中佐は狙撃手が落下した場所を目指して走った。走る途中にも建物の中に次々と手りゅう弾を投げ込んで破壊して行った。【敵を破壊する！徹底的に破壊する！】と言うのがミッソー中佐のモットーだった。「ん？女？」ミッソー中佐を狙撃したのは女で、しかも招待所にいたキム・ジョンスクにうりふたつだった！「バ、馬鹿な！この女は殺したはずだ！」

セレクターレバーはア【安全】、タ【単発】、レ【連発】、3【3点制限点射】の4ヶ所に切り替えられる。普通科部隊は固定式銃床型を使用するが、空挺隊員や装甲車両乗員は折り曲げ銃床型を使用している。銃剣を装着することも可能で、片刃はカット・ソーで反対側はナイフ刃になっていて、鞘と組合せることで、鉄条網などを切断するワイヤーカッターとして使用出来る。

74式戦車のシャシーをベースに作られた支援車両。故障や損傷した戦車を回収、修理する。車体上部左側にクレーンを装備。74式戦車をけん引できる38tのけん引能力を持つ。
●全備重量：38.9t●主要寸法：7.95×3.18×2.40m●最大速度：53km／h●牽引能力：38t●吊り上げ能力：20t以上●武装：12.7mm重機関銃M2×1●乗員：4名●製作：三菱重工

STAGE 1 魔神が生まれた日
STORY3⃣
戦火の残る廃墟で一人の少年が誓った。
「僕は、ブリタニアを、ぶっ壊す！」
そして７年の歳月が流れた――。

ダダッ！ダダッ！ミッソー中佐はセレクターレバーを連発射撃のレにセットしたまま、連続して引き金を引いた。黒装束の狙撃手が屋根から落下するのが見えた。89式5.56mm小銃は愛称BUDDY【バディー】と呼ばれている。重量は3.5kgで、64式7.62mm小銃は4.4kgなので1kg近く軽量化されている。発射速度は約850発／分、弾倉は30発用と20発用の二種類ある。

テポドン2号の爆発を確認すると、ミッソー中佐は赤外線暗視ゴーグルを外した。その時だった。ダアーン！一発の弾丸がミッソー中佐の頬をかすめた。「狙撃手がいる！？」ミッソー中佐は再びゴーグルを装着すると、辺りを警戒しながら狙撃手を探した。「いた！！」発射塔の近くにある建物の屋根に、黒ずくめの狙撃手が片膝を立て銃口をこちらに向けていた。ミッソー中佐は背中に背負っている89式小銃を構えると、引き金を引いた。

1974年に制式化され、1990年までに873両が生産された国産の戦後第２世代戦車。1999年度から退役する車両が出てきているが、数の上では現在も陸上自衛隊の主力戦車である。最大の特徴は油気圧サスペンションによる姿勢制御で、車高の変更、前後左右への傾斜ができる。

●全備重量：38.0t●主要寸法：9.41×3.18×2.25m（標準姿勢）●最大速度：約53km/h●エンジン：三菱10ZF空冷２サイクルV型10気筒ディーゼル・出力720馬力●武装：105mm戦車砲×1、12.7mm重機関銃M2×1、74式車載7.62mm機関銃×1●乗員：4名●製作：三菱重工（砲塔・車体） 、日本製鋼所（105mm戦車砲）

STAGE 1 魔神が生まれた日
STORY2⃣
ブリタニア軍の最新兵器ナイトメアフレームの力の前に、一月と保たれず敗れ去る日本。自由と伝統、権利と誇り、そして名前が奪われた。
エリア11――それは敗戦国、日本の名前。
イレヴン――それが占領された日本人の呼び名。

ムスダンリからテポドン2号が発射された日、もう一つのミサイル発射基地キテリョンから、ノドン、スカッドミサイルが計6発、日本海へ打ち込まれた。ミッソー中佐はプラスチック爆弾のスイッチを押した。テポドン2号は爆発炎上して42秒後、日本海の藻屑となって消えた。北朝鮮によるノドン、スカッドミサイル発射は成功したが、テポドン2号は完全に失敗したのである。テポドン2号の標的はワシントンだった。だがミッソー中佐の活躍で、ワシントンは危地を脱した。