ミッソー中佐がトーマスの書類をマイクロフィルムに納めていると、ドアが開く音がした。ミッソー中佐はすばやくドアの背後に隠れると、コルト45を出した。トーマスは居住ブースへ行き、パケ長を集合させて言った。｢いよいよ我等がその力を見せる時が来た。諸君の日頃の訓練の成果を見せてくれ。我等の千年王国のハジマリだ。私がハルマゲドンであり、私こそ恐怖の大王であるということを、世界中にしらしめてやる。お前達は幸いである。私と共にハルマゲドンを生き抜き、真の楽園に入るのだ。楽園はお前達の目の前にあるのだ｣パケ長達は催眠術をかけられていて、トーマスの話をまるでロボットのように復唱していた。｢我等の千年王国のハジマリだ｣｢我等の千年王国のハジマリだ｣