大清帝国の今回の軍事行動は、日本がミサイル攻撃を受けたことによる集団的自衛権の行使だった。大清帝国と日本は二国間同盟を結んでいた。新京の王宮にも60インチのプラズマモニターテレビがあり、24時間体制で監視作業が続けられていた。北京の市街は2008年のオリンピックに向けて、建設ラッシュが始まっていた。北京の古い町並みのフートンは次々と取り壊され、近代的な高層ビルが数多く見られた。2010年には上海で万国博も開かれる。北京から上海まで、日本の資本参加により、新幹線の工事が始まっていた。高速道路もすさまじいスピードで大清帝国の全土に延長されていた。新幹線計画は、最初は北京と上海の間だけであったが、その後、北京から西安、さらに西安からウルムチまで延長されることに決定した。