アメリカで開発された203mm自走榴弾砲M110A2をライセンス生産したもの。1984年から配備され、陸上自衛隊が装備する火砲の中で最大のもの。各方面隊直轄の特科大隊を中心に約90両が配備されている。空輸を考慮して設計されたため車体は小さく、砲もむき出しに搭載されている。乗員は5名だが、射撃時の操作には13名を要する。
●全備重量：28.5t●主要寸法：10.7×3.15×3.14m●最大速度：54km／h●武装：203mm榴弾砲×1●最大射程：24000m（通常弾）、30000m（噴進弾）●乗員：5名