気まぐれスポーツ紙の舞記者は、防衛省の番記者になって初めて特ダネを書いた。【自衛隊屋内射撃場で本紙女性記者が小銃を乱射！重傷者3名、軽傷者5名！女性記者は語る…89式小銃最高！次は5.56mm機関銃MINIMIをぶっ放して見たい】舞記者は悟った。毎時新聞の敏腕美人記者に勝つにはこれに限る。自分で事件を起こして自分でスクープすればいいんだ。そうすればあちこち取材に行かなくてもいいから、経費もかからない。だが舞記者の考えているようには物事は進まなかった。射撃場で気まぐれ新聞社へスクープ記事を送信した直後、警務隊が駆け付けて来て、舞記者は拘束された。