ミッソー中佐は学院長と最終的な話し合いに入っていた。「学習院にスクールアーミーの派遣を決定したいと思います。宮内庁では以前スクールアーミーの派遣に反対を表明しましたが、今は緊急事態です。初等科にスクールアーミーを、各クラスには補助教員をつけることにします。もし反対する教職員がいれば、自衛隊の教育隊へ送還して、再教育を施します。いいですね」ミッソー中佐は高圧的にそう言い残すと、防衛省へ向かった。