次いで29日、北朝鮮への海・空軍の攻撃が認められると、7月3日には米英の空母艦載機をもって初めて平壌を攻撃、翌4日からは朝鮮半島全域にわたって海上封鎖を始めた。

「ふざけないでよ。テロは何の解決ももたらさないわ。憎しみと悲しみがそこにはあるだけよ。そんなこともわからないの？」「黙れ！女に説教される言われはない。イスラム原理主義では、女は教えることは禁じられている」「馬鹿馬鹿しいわ」ジャンヌは、話にならないというように、両手を上げて見せた。その時、スタジオの準備が出来たと、テレビ局のスタッフが知らせに来た。僕達はスタジオに移動した。マスク将軍はカメラの前に座ると、周囲を威圧するように口を開いた。

僕（高校生探偵。ひょんなことから満州帝国、後の大清帝国へ行く）

原署長（岡山北署の署長）

井上警部（岡山北署の警部）

村国周二（元自衛官。川島恵子と共に満州帝国の建国を果たす）

川島恵子（男装の麗人川島芳子の娘。清王朝の血筋をひく）

岡島3尉（日本原駐屯地の自衛隊員）

丸山3佐（岡島3尉の上官）

アンダーソン中将（アメリカ第7艦隊司令官）

山下1佐（海上自衛隊自衛官）

山村大佐（関東軍司令官）

南国大佐（関東軍、北京攻撃部隊指揮官）

ブルン（内蒙古知事）

トヤ・タナ（内蒙古副知事）

任医師（内蒙古の考古学者。僕と一緒に、関東軍がゴビ砂漠に隠した満州帝国の財宝を探す）

田（ゲルに住んでいる蒙古女性。日本に研修生として来たことがある）

山本海軍大将（関東軍海軍の大将）

山下陸軍大将（関東軍陸軍の大将）

東郷中佐（関東軍陸軍士官学校校長）

辻少佐（関東軍作戦参謀）

マルリナ（ウェーク島の酋長の娘）

ダン警部（ウェーク島の警察署長）

ウラ（呪術師）



海津少佐（マルリナの恋人）

ゾレン（ウルムチ市長の娘）

ヤスン（ウルムチの女市長）

馬博士（ヤスン市長の元恋人）

ミッソー中佐（防衛省テロ特命課のエース隊員。バリ島から帰国後、聖ピアス教団の潜入を命じられる）

ミサ（ミッソー中佐の恋人。ミッソー中佐が龍に飲まれて死亡したと思っている）

ユキ（ミサの妹。現在は二児の母親である）

押田天光（イリュージョニスト。ミッソー中佐に頼まれて龍神池でミッソー中佐が龍に飲まれるイリュージョンをミサに見せる）

工藤大将（防衛省大臣。ミッソー中佐に聖ピアス教団へ潜入を命じる。タカ派の国会議員で工藤派の代表）

南大尉（ミッソー中佐の教え子で女性自衛官ワック隊長）

橘警部（公安警察の警部で工藤大臣の運転手。トーマスに内部情報を漏らす）

綾瀬菜緒（公安警察の警部。聖ピアス教団に潜入するが行方不明になる）

加藤中佐（埼玉入間基地司令）

トーマス（聖ピアス教団の教祖。国家テロを計画していて、アルカイダとも関係を持つ。催眠術を使う）

アンナ（教団のナンバー2でトーマスの姉。超能力者）

ユーラ（ハンネの森の番人。アンナの部下で、まだ小学生の女の子だが、不思議な魔法を使う。両親を教団に殺害される）

林プラント長（毒ガス製造の責任者）

森プラント長（炭そ菌製造の責任者）

弘人（現在のミサの恋人）

純子（ミサに聖ピアス教団へ入ることを熱心にすすめる）

隆志（純子の恋人。二人はラブラブ）

麻里子（トーマスの命令でミサの食事に薬物を混入する）

デビル中佐（横須賀にある自衛隊少年学校校長。ミッソー中佐とは同期入隊である。いじめをした生徒を受け入れる）

西大佐（かもめ島の指揮官。ハッカー達に死のサバイバルツアーを体験させる）

隼大佐（朝霞駐屯地司令）

みう（毎時新聞の女性記者）

ケンジ（東軍のリーダー）

京子（西軍のリーダー）

西島軍曹（スクール・アーミー。京子とラブラブになる）

ダンディ中佐（防衛研究所所長）

エイジ（東軍ケンジの斥候）

セイジ（東軍ケンジの第2斥候）

陽子（西軍京子の斥候）

僕（高校生探偵。ひょんなことから満州帝国、後の大清帝国へ行く）

原署長（岡山北署の署長）

井上警部（岡山北署の警部）

村国周二（元自衛官。川島恵子と共に満州帝国の建国を果たす。後の大清帝国の皇帝）

川島恵子（男装の麗人川島芳子の娘。清王朝の血筋をひく。大清帝国の王妃）

任医師（内蒙古の考古学者。僕と一緒に、関東軍がゴビ砂漠に隠した満州帝国の財宝を探す。日本に留学している）

佐藤1尉（伊丹36普通科連隊中隊長）

磯村3曹（警務隊に所属する女性自衛官）

ハトヤ（内蒙古から来た女子留学生）

中尾少佐（ステルス飛行潜水艦エンペラー艦長）

山下大将（大清帝国陸軍大将）

山本大将（大清帝国海軍大将）

辻少佐（大清帝国作戦参謀）

ライ（任さんの妹。台湾に留学している）

王将軍（中国軍の将軍。台湾で大清帝国軍と戦闘を行う）

ポポフ中将（ソ連軍将校）

アンナ（ロマノフ王朝のアナスタシア王女の娘）

クレア（アンナの妹）

イワノフ伯爵（ロマノフ王朝の黄金を隠した地図をアンナに預ける）

イワノフ男爵（イワノフ伯爵の息子）

イワン村長（オリホン島の村長。洞窟を案内する）

ユリア（イワン村長の妻）

ウマル（タリバンのナンバー2）

宮本少尉（傭兵に志願した元自衛官）

プーシキン大佐（コサックの隊長）

卑弥呼（ソ連の超能力研究所のメンバー）

安部彦麻呂（日本の陰陽師。卑弥呼と戦う）

陳将軍〈大清帝国軍の指揮官〉

朴元帥（韓国軍の指揮官）

李武力相（北朝鮮の指揮官）

泉田首相（新日本帝国の総理）

伊藤国防大臣（新日本帝国の国防大臣）

中田外相（新日本帝国の外務大臣）

ハルル国防長官（アメリカの停戦交渉の代表）

ポンズ特使（国連安保理から派遣された停戦交渉の調停役）

ジャンヌ・ダルク（北京大学に留学しているフランスの少女）

マスク将軍（新日本帝国に潜入したアルカイダの指揮官）

米極東空軍は28日から本格的な航空作戦を開始し、瞬く間に北朝鮮空軍を圧倒して韓国上空の制空権を獲得した。また、米極東海軍は東海岸に出撃し、艦砲射撃によって道路阻絶等を行い、北朝鮮軍の進撃を遅らせた。

「我々アルカイダはアメリカ帝国主義に対する聖戦を全世界で行っている。私がこれからテレビで話すことにより、全世界のアルカイダのメンバーが一斉蜂起することになっているのだ」「もし放送を拒否したら？」「放送するまで、テレビ局の人間を一人ずつ殺害して行く」「そんなの卑怯よ！」突然、ジャンヌが叫んだ。「テレビ局の人には何の罪もないじゃないの」「これはこれは元気なお嬢さんだな。名前は何と言うのかな？」「ジャンヌ・ダルクです」「ほほう、ジャンヌ・ダルクとな。それでは私はマホメットの生まれ変わりだ」

だが米国は、地上軍の投入には躊躇していた。ソ連が介入する恐れもあった。そこで6月29日、マッカーサー元帥は自ら漢江の南岸まで行き、陥落したばかりのソウルを視察し、地上軍の必要性を知り、トルーマン大統領に報告した。これを受けて30日、トルーマン大統領は米地上軍の投入を発表した。

その男は日本語がわかるようだった。「何の用だ？」「官舎にいたアルカイダのメンバーは、我々が全員殺害した。指揮官にそう伝えてくれ」「少し、ここで待て！」男は無線機を耳に当てると、何事か話していた。まもなく、僕達は会議室に案内された。会議室には指揮官のマスク将軍がいた。マスク将軍は軍服を着て緑色のマスクを被っていた。「私は岡山北署の井上です」「私の部下が全員死んだそうだな」「そうです。官舎を占拠していたあなたの部下は、91式戦車の240ミリ主砲で吹き飛びました」「派手なことをやってくれたな」「マスク将軍、あなたの要求は何ですか？」

27日午後3時、国連安全保障理事会は、「北朝鮮の侵攻を撃退するため、加盟国は韓国が必要とする軍事援助を与える」という重大な決議を採択し、先に米国が行った海・空軍の投入を追認した。