186 その子を殺すな（ノエル・カレフ）
187 ミス・クォンの蓮華（ハドリー・チェイス）
188 瀬戸内海殺人事件（草野唯雄）
189 カメラマンケイド（ハドリー・チェイス）
190 暗いトンネル（ロス・マクドナルド）

181 フレンチ警部と紫色の鎌（F･W･クロフツ）
182 アイリッシュ短編集 1（ウィリアム・アイリッシュ）
183 その男凶暴につき（ハドリー・チェイス）
184 月長石（ウィルキー・コリンズ）
185 百万ドル・ガール（W･C･ゴールト）

176 群がる鳥に網を張れ（ハドリー・チェイス）
177 殺意（フランシス・アイルズ）
178 シャム双子の謎（エラリー・クイーン）
179 ダイヤモンドは永遠に（イアン・フレミング）
180 奇巌城（モーリス・ルブラン）

みうは車を駐車場へ入れると、歩いて建物へ向かった。風除室を抜け、広いエントランスへ入ると、正面にエレベーターがあった。エレベーターで三階へ上がると、ブラックシャドー隊長室と書かれた部屋があった。みうがノックしようとすると、天井のスピーカーからデビル中佐の声がした。「みう、よく来たな。入りたまえ」みうはここへ来る途中、風除室にもエントランスにもエレベーターにも、監視カメラが設置されていることに気付いていた。今もどこからか監視されているに違いなかった。

「あんたってそんなにお馬鹿さんだったっけねぇ、美紀？千絵と一番仲の良かったあんたが、あのミッソーとかいう怪しい体育教師の部屋へ出入りしてんのはどういうことかって聞いてんのよ！私の言ってる意味、解るわよね？」サチヨのグループに目をつけられたら最後、逆らったり嘘を吐いたら…ましてやそれが嘘だとバレた時には確実に次の標的にされるだろう。「私は何も言ってないわ！本当よ！」「嘘吐くんじゃないよ！私たちに隠し通せるとでも思ってんの？」「私じゃない！私が言ったんじゃないわ！ミッソー先生は最初から全部知ってたのよ。なぜだかは私も本当に知らないのよ！」

171 黄金仮面（江戸川乱歩）
172 地の果てから来た怪物（マレー・ラインスター）
173 黒蜥蜴・湖畔亭事件（江戸川乱歩）
174 大空の死（アガサ・クリスティ）
175 ドラゴンの歯（エラリー・クイーン）

南大尉は多忙を極めていた。工藤大臣がマインド・ウェポンによって攻撃された結果、多くの職務を並行して遂行しなければならなくなった。日々の業務に加え、犯人の捜索と医師団との打ち合わせ、報道関係者への定時発表などに忙殺されるようになった。そんな南大尉に追い打ちをかけるような出来事が勃発した。元防衛事務次官による収賄事件である。防衛省に東京地検特捜部の強制捜査が入り、防衛省は蜂の巣をつついたようになった。

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オーナー
劇団員一同

サチヨと祥子は怯える美紀を宿舎の裏に連れていくと辺りに誰もいないのを確認した。「ちょっとあんたに聞きたいことがあんのよ」「え…なに」美紀の体はぶるぶると震えていた。「なーにそんなにびびっちゃってんの？あんたがちゃんと質問に答えてれば何もしないわよ」祥子が追い打ちをかけるように凄味を利かせると、美紀はただ頷く以外なかった。「あんた今までミッソーの部屋にいたのよね？しらばっくれてもダメよ。他の寮生からちゃんと情報が入ってんだから」「は、はい」「で？あいつに何か余計なこと話してるわけじゃないわよね？」「わ、私は別に…」サチヨはうつむく美紀の髪を掴むと、顔を覗き込んだ。

166 泣くなメルフィー（カトリーヌ・アルレー）
167 フランス白粉の謎（エラリー・クイーン）
168 クッキーの崩れるとき（ハドリー・チェイス）
169 リュパン対ホームズ（モーリス・ルブラン）
170 ゼンダ城の虜（アンソニー・ホープ）