「ミ、ミッソー中佐、何をしているんですか!!」西島軍曹はミッソー中佐がトラにかぶりついたのを見て叫んだ。「イルカが食べられなくなったんだ。そのかわり西大佐がトラを差し入れしてくれた。ありがたくいただこうじゃないか。なあに、トラも牛も似たような味だと思う」ミッソー中佐はサバイバルナイフでトラの解体を始めた。それを見た西島軍曹も解体作業を手伝った。

｢ミサ先生、学園の案内の件なんですけど｣ミサに声を掛けたのはシスターマーガレットだった。｢ええ、何かしら？｣ミサが答えるとシスターマーガレットは言いにくそうに話しだした。｢私は物心ついた頃からこの学園にいるんです。だから学園内の施設についてはとても詳しいの。あの・・・でも私、男の方とお話したことがないのです。つい、私が参りますなんて言ってしまったんだけど、上手く説明出来るかどうか・・・｣｢そんなに緊張しないで、女子生徒と同じように接すれば問題ないわ。何かあっても私がいるから大丈夫よ｣

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彼女が転属して一ヶ月ほど経った頃、僕は交換室を呼び出した。「田中さん、君の写真をくれないか？僕は１枚も持っていないんだよ」「いいわよ」彼女は、あっさりそう答えた。数日後の昼休み、彼女は技術課へやって来て、僕に写真を手渡した。袋を開けて見て、僕はびっくりした。１枚だけだと思っていたのに、２枚寄越すなんて、一体どういうつもりなのかと僕は考えた。ひょっとすると、彼女は今でも僕に好意を持っているのではあるまいかと、自分勝手な想像をした。

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Vol.2 第８艦隊合流前の戦闘
〜バルトフェルド隊壊滅
09 アークエンジェル大ピンチ 艦隊合流前の襲撃
仲間やピンチを前に、キラのなかで何かが弾ける……！

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銃を取り上げるが、過去は変えられず、両親は死から逃れられない……。

国産第３世代の戦車で昭和５２年【1977年】から開発に着手、平成２年【1990年】に制式採用されたことから【90式戦車（キューマル）】と呼ばれる現在の主力戦車である。
独自のハイテク技術を結集、コンピューターによる射撃統制装置、夜間も昼間同様の射撃が可能な赤外線暗視装置、目標を自動追尾、走行中も射撃可能な砲安定装置を搭載。中でも最大の特徴は車体前面と砲塔の複合装甲と砲弾の自動装填装置の採用である。砲の給弾を担当する装填手が不要になり、乗員は車長、砲手、操縦手の３名となった。戦車砲はラインメタル44口径120mm滑腔砲を採用した。油圧懸架装置で車体の前後の姿勢変換も可能である。

specification
●全長：9.8m
●全幅：3.4m
●車高：2.3m
●最大全備重量：約50t
●乗員：3名
●最高速度：約70km/h
●武装：120mm滑腔砲×1 12.7mm重機関銃×1 74式車載7.62mm機関銃（主砲と同軸で速動：連装銃）×1
●製作：三菱重工業（砲塔・車体） 日本製鋼所（120mm砲）

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半逆光で撮影したらしく、顔の右半分は光が当たり白く輝いて見えるのに、左半分は深い影を宿していた。もう１枚は、女子寮の玄関で写したものだった。和服を見事に着こなし、髪をアップにして、左手に手袋、右手にバッグを持って、左足を前に出し右足を斜め後ろに引いてポーズをとり、にこやかに微笑していた。

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