シチリアの14は、カルタジローネです。
知る人ぞ知る陶器のまち。

「サンタ・マリア・デル・モンテ(Santa Maria del Monte)」と名付けられた大階段があり、その蹴上げ部分が段ごとに違うタイルが貼られていることで知られていると
小森谷慶子さんの著作「シチリアに行きたい」で知り、是非とも行きたいと思って初めて行ったのが'03年。
このときは、ほぼ初シチリアで（その前に'94年のクルーズでちょこっとだけ立ち寄ったのですが）、パレルモ、モンレアーレ、アグリジェント、と見た後で車を借り、リトルさん、よねちゃんに運転してもらってラグーザ、カルタジローネ、シラクーザと移動し、そこで車を返してタオルミーナを訪れたのでした。

ただ階段が見たい、と思っただけで本当に立ち寄っただけ、階段を見ただけ、だったのに、なぜか階段の写真がない...（自分でもどうしちゃったのかよく分かりません）

まあ良いのです。その後2回訪れましたから。
テレビでスカーラ・イッルミナータ（大階段にキャンドルを灯して絵を描く祭りがあるとテレビで知ってしまい、見に行かずにいられない...思いが募り。
'07年8月に訪れました。
そして'16年夏にも。
'16年の時に一番まち歩きをしたので、その時の写真を中心に載せます。
まずは大階段から。
祭り用にキャンドルが置いてあります。

夜になり明かりが灯るとこうなります。

’07年の時の図柄はこうでした。



聖母子です。
こちらの方が私は好きでした。
でも’16年の時にはおまけの行事も見られて。
（多分、’07年の時には8月14日、’16年の時には8月15日だったからかも）





祭りの翌日の階段。
ものの見事に夜中の内にキャンドルを撤収してありました。

まち散歩

















まちには、陶器の店がたくさんあり、初回も2度目も1個ずつ買いましたが、3度目は我慢しました。（陶器が好きで行く度に買うと家の中に溢れてしまうので）

カルタジローネは、もう少し載せたい写真があるので、次回に続きます。

カルタジローネの続きです。
階段の上の方のまち歩き

夕暮れ近くの空が美しかった…



こんな細い階段にも通りの名前が付いていました。









祭りの日で、お店が混むだろうと思い、事前に宿の人にお店の予約をお願いしていました。
なんと’07年のときに入ったお店でした。

お任せで色々出していただいて。
魚介があれこれ出てきて、どれもとても美味しくて、本当にいい店でした。
カメリエーレの青年もとても感じが良くて。

料理の写真を全部は載せませんが、これだけは忘れえぬ一皿。

メカジキのサルシッチャ（ソーセージ）です。
日本の魚肉ソーセージとは全く別物の、メカジキの味がしっかりしています。
店を出るときに見たら、ショウケースにグルグル巻きになってありました。

宿が階段の途中から横に入るところなので、夜、キャンドルがそろそろ終わるころに上から見下ろしてみました。

見上げてみれば、色が見えます。

この祭りは、まちの守護聖人（聖ジャコモ）の日である7月25日とその前日、聖母被昇天祭の8月15日とその前日の4日間開催されますが、調べてみたら、聖ジャコモの日が一番盛大で、花火も打ち上げられるようでした。
次に行くことがあったら、是非そこを狙いたいと思います。