シチリアの16は、サヴォカです。

前回のコルレオーネ村繋がりで言うと、ゴッドファーザーのロケ地がサヴォカなのだそうで。
実は私はゴッドファーザーには思い入れがないので、サヴォカのことは知りませんでした。
'16年の年末に友人夫妻が初シチリアで、車を借りて西から東へ移動するので合流しませんか？と持ち掛けられ、パレルモ～エンナ～カラシベッタ～タオルミーナと一緒に旅をしたのですが、タオルミーナ滞在中にサヴォカに行くというので便乗したのです。

その友人夫妻の夫君がゴッドファーザー大好きで、是非是非見に行きたいとこのコースを組んだのだとか。

サヴォカは、シリーズの最初の作品のロケ地なのだそうで、タオルミーナからは車で30分ほどです。
サヴォカに近くなったら、びっくり。
観光バスが３台も止まっていました。
ゴッドファーザーの公開から４０年以上も経つというのに、ロケ地詣でをする人々がまだたっくさんいるのですね。

村の入口を少し過ぎたあたりに車を停め、歩き始めました。
小さな村なのに、こんなに見どころの表示が。

茶色のプレートは見どころを表しているのです。
映画に出て来たバールは、村に入ってすぐのところにありました。

着いた時は、観光客がトイレ行列を作っていましたが、
店に腰掛けてお茶している人はほとんどいませんでした。
（おそらくトイレ使用料を観光バスツアーの会社が払っているのでしょう）
少し待ったら、人がだいぶ減ったので腰掛けて写真を撮りました。
友人の夫君は、マイケルが座っていたという席に座って満面の笑みで記念撮影。

シチリアに高飛びしたマイケル（ドンの三男）が、
アポロニアに出会うのがこのバールで（アポロニアはこの店の娘）
結婚式を挙げた教会もこの村にあるのだそうです。

外のテーブル席の上は植物棚があるので、木漏れ日が差して写真を撮るには困ったものです。

観光客の波が引いて（私たちも観光客ではあるわけですが）店の様子が落ち着いて撮れるようになりました。

店の中。
しっかりゴッドファーザーで商売しています。





店の前の広場は展望台のようになっていて、
映画を撮っているコッポラ監督のシルエットを象ったものが飾ってありました。

ゴッドファーザーのマイケルが、結婚式のシーンを撮影した教会に向かいました。



遠くに海が見えました。

着きました。サン・ニコロー教会です。

入口のところに映画のシーンの写真がありました。

中に入りました。

全然荘厳さとか無くて、田舎の普通の教会という感じがちょうど良かったのでしょうね、映画には。

自分では行こうとも思っていなかったところに行ってみるのも悪くない、と思ったのでした。