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from: ぐら姐さん
2024年08月19日 22時28分24秒
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ランダッツォ
ジャルディーニ・ナクソスからランダッツォへのバスは順調に走り、この教会の近くで下車しました。宿の人とはWhatAppで連絡を取っていたので、宿の前で落
ジャルディーニ・ナクソスからランダッツォへのバスは順調に走り、
この教会の近くで下車しました。
宿の人とはWhatAppで連絡を取っていたので、宿の前で落ち合うことができました。
宿はここではなく、このちょっと先なのですがチンクエチェントが停まっていてつい撮りました。
待っていてくれたのは40代半ばぐらいのパパと中学生ぐらいの息子君。
部屋は、あまり大きくない建物の2階全部でした。
パパと息子君が1個ずつスーツケースを持って上がってくれました。
不覚にも宿写真を撮り忘れましたが、寝室が2つ(ダブルとツイン)、ダイニングキッチンは広々としていて、ソファーも置いてありました。
そして、なんと3階に洗濯部屋があるのです。
洗濯機があり、物干し台が2台、さらにロープまで張ってありました。
言うこと無し!と思ったらパパと息子が帰った後に、あら?wi-fiのパスワードは?と思ったのでメッセージを送ったら、
「ごめんよ。故障していて、ボーダフォンの人に修理を頼んでいるんだけど...との返信。
これだけが残念でした。
海外SIMを入れているスマホは使えるけど、PCが使えない...。
でもそのほかは言うこと無しのいい宿でした。
from: ぐら姐さん
2024年08月23日 13時08分00秒
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翌日は、昨日行ったのに午後休みだったスーパーマーケットに行きました。
大きな店舗で品揃え充実でした。
けっこう暑い日々が続いていたので食品のほかに水をたっぷり買いました。
でも昼は暑くても朝晩は爽やかで、夜はエアコンなしで毎日気持ちよく眠れました。
ひとやすみしてから、ブロンテに行きました。
エトナ周辺は初めてのイプさんにエトナ周遊鉄道に乗ってほしかったので(そして私もまた乗りたかったので)ブロンテかリングアグロッサのどちらかに行こうと言ったら、イプさんはブロンテを選んだのです。
電車の本数が多くないのでちゃんと調べて駅に行きました。
切符売り場が閉まっていました。
駅の木陰でおしゃべりしているブルーシャツの人を見かけたので(交通関係の仕事の人の印)
「切符はどこで買えますか?」
と訊いたら、
青シャツA「切符売り場だよ」
私「閉まっているのです」
青シャツA「もうすぐ開くよ」
と言うので待合室に行ったら、おしゃべりグループの1人が窓口を開けたのでした。
(お前だったのかい、全く。サボらないでちゃんと仕事しなさいな)と心の中で言う私。
ひとまず切符を買って、やって来た電車に乗りました。
発車時刻になってもなかなか発車しません。
運転手がやってきたと思ったら、その人は整備の人だったらしく、しばらく何やら運転席で調整して出て行き、今度は別の人が来て、でもその人も運転手ではなく。
全く...電車の整備ぐらい、事前にちゃんとやってよね...と思っているうちに20分遅れぐらいで発車しました。
イタリアにいると、ひとまず動いたからいいか、と言う気持ちになってしまうのが困ったものです。
車窓の景色。
火山の土壌だということがよく見えます。
そう言えば、固まった溶岩が黒っぽいのは新しく(と言ったって1年2年前とかいうレベルではないでしょうが)、白っぽいのは古い溶岩なのだそうです。
とろとろゆっくり走って、ブロンテに着きました。
初ブロンテの時は、カターニアからバスで行ったので、駅が高いところにあって、まちまではひたすら下って行くのだということをこの時初めて知りました。
(おまけにその時は、ブロンテからエンナまで大奮発してタクシーで行ったので、バス停の場所すら定かではなく)
歩きながら、帰りはずうっと上りになるのだなあ、と覚悟を決めまたのでした。
何故この↑写真を撮ったのか分かりません、ただでさえ坂道がきついのに、こんなに階段を上らないといけないビルを建てたのか?と思ったのでしょうか。
イプさんがブロンテを選んだのは、ピスタチオを買いたかったからのようでした。
お店を見つけるとのぞきながらぶらぶら散歩しました。
あ、ここは。
前に来た時に見た壁画と言うかレリーフと言うか、ピスタチオのまちらしい壁です。
確か教会もあったはずと思ったらありました。
お腹が空いてきたので、適当な店に入りました。
この店、メニューは無くて、店のご主人がテーブルに来て、
「えーと、今日できるのは...」と説明するタイプの店でした。(時々こういう店に当たります。ローカル感があって結構好き)
「デッラ・カーサのヴィーノはありますか?」と訊いたら、
「デッラ・カーサしかないよ」ですって。
夜は部屋で仔牛肉を食べる予定なので、昼は軽くパスタ1皿にしました。
ピスタチオ入りクリームソースのタリアテッレです。
イプさんは、クリームがあまり得意ではないのですが、このパスタは気に入ったようです。
ピスタチオがいい感じに使われているからですね。
私としては、別の店でピスタチオのドルチェを食べるだけのお腹の余裕があったのですが、イプさんはクリームパスタで胃袋も気持ちもいっぱいになってしまったようでした。
いい年して、なぜか気持ちも胃袋も食べる気満々の私が異常なのかも。
またぶらぶら散歩しながら、駅までゆっくりずうっと上りの道を歩きました。
駅前の通り。
ここからの眺め。
丁度いい時刻のものは代替バスでした。
逆に電車より遅れなくていいかもね、と思ったら5分ほど遅れてやってきました。
電車とバスとでは見える景色が違って、両方に乗るのはいいかもと思ったのでした。
夜は、部屋ごはんです。
昨日肉屋で仔牛肉を買う時にサルティンボッカ用にと言って切ってもらった肉を使うのです。
サルティンボッカって、ぐるぐる巻くイメージだったのですが、最近巻かないバージョンを教えてもらったので、それを作ってみました。
仔牛肉に生ハムを乗せ、包丁の背で軽くトントンと叩いてくっつけて、小麦粉を軽くはたいてフライパンで焼くのです。
ドンナフガータのではなく、もっと安いヴィーノ・ビアンコを初日に買って飲んだのですが、少しだけ残しておいていました、この料理のために。
焼いたら、仕上げにヴィーノをフライパンに入れて肉の小麦粉にとろみをつけてソースに。
教わったレシピは間にセージを1枚挟むのですが、店で売ってなかったし、そこらに植えてあるのも見つからなかったので、無しにしました。
上に飾ったローズマリーは、ドンナフガータの庭から失敬したものです。
あとは、ズッキーニを焼いて削ったチーズをパラパラふったものと茹でインゲン、トマト、ルーコラ。
今回、わたし的にヒットだったのは、家から少しだけ(150〜200gほど)小麦粉を持参したことです。
このサルティンボッカにも、フリットにも使いました。
現地で買えばいいようなものですが、どんと1kg買うと、持ち歩くのも重いし、絶対余るので。
そして前日にドンナフガータで買ったこれ。
美味しくて幸せな夕食でした。
from: ぐら姐さん
2024年08月22日 10時07分35秒
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ドンナフガータから戻って、お腹いっぱいな訳ではなかったので、そこらにあるものを軽く食べて昼寝。
そらからスーパーに行ってみたら、日曜は午前中だけの営業でした。
シチリアお土産食品の下見をしたいと思っただけなので翌日に回して、少しだけまち歩きをしました。
ここを進むと、前回見た騙し絵のあるエリアに行くと思ったのですが、イプさんはそれには興味がなかったみたいなので行きませんでした。
サンタ・マリア・アッスンタ大聖堂
前回は、追悼式典のようなものをやっていて中に入れなかったのですが、この日は扉が閉まっていました。
日曜のミサを午前中にやって、午後は閉めるのでしょうか。
その正面にあるジェラート、グラニータの名店コズメーチ。
ここは、宿のご主人もドンナフガータのスタッフの女性も、タクシーのドライバー氏も、皆お薦めしてくれましたが、イプさんは、これらを食べるには胃力が必要だそうで(油ものや甘いものに弱いのです)、私は甘いものへのこだわりが強くないのでこの日はパス。
宿に戻って、夕食を作りました。
朝買ったネブローディの黒豚の骨付きロースをソテーし、そのあぶらで茄子を焼きました。
茹でたインゲンと葉っぱのサラダ(写真無し)もコントルノに。
買って来て冷やして置いたヴィーノ。
ビアンコかと思えるほど色の薄いロザートは、きりっとしたミネラル感があり、豚に合いました。
豚肉はとてもとても肉の味が濃いと言うか、固くはないのにしっかりとした味わいがあり、脂がとても甘くて、最高でした。
やっぱり部屋ご飯はいいねえ、なんて言いながらだらだらゆっくり食べてテレビを視てこの日は終わりました。
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