プーリアの17は、トレミティ諸島です。

’15年夏、ガルガーノ半島のヴィエステに滞在中に日帰りで訪れました。
トレミティ諸島のことは、きれいらしいと聞いただけで何も調べずに
ヴィエステ滞在中に港の辺りで日帰りツアーのポスターを見て申し込んだのです。

まあまあ大きな船でした。

この日は、結構風が強く波が高くて、トレミティ諸島のサン・ドミノ島に着くまでの１時間４０分ほどで、かなりな人が船酔いし、船のスタッフは、袋を配ったり、吐瀉物の処理をしたりと大忙しでした。
船酔いしやすい人は、酔い止め薬を服用して乗っても酔う覚悟で乗るのがよいかと。
私たち３人は誰も酔わなかったのが幸いでした。

サン･ドミノ島に着くと、すぐに小さな船に乗り換えて、島巡りに出発しました。

サン・ニコラ島

島の周りにいくつも洞窟があり、船で入れるところに入りました。



小さな船でサン・ドミノ島を海から眺めてから、
サン・ニコラ島の近くに船を停めて、今度は水泳タイムになりました。

これはよその船ですが、うちの船も同じような感じで停めて、片っ端から皆海に飛び込んで行きました。

書くのを忘れていましたが、ヴィエステからの船はすごく揺れたのに、この島々の近くに来たら、揺れがけっこうおさまって、小さい船に乗り換えた頃は、もうほとんど揺れませんでした。
というわけで、ここで泳いだときには、船酔いしていた人たちも問題無しで泳いでいました。

その後、小さな船はサン・ニコラ島に着きました。
ここで降りたい人は降り、サン・ドミノ島へ行きたい人はそのまま乗っていきます。
大きな船がサン・ドミノ島を出発するのが１６時で、サン・ドミノ島への小さい船は毎時きっかりにあるのでそれには必ず間に合うように、適当に乗るように、という案内がありました。

私たちは、サン・ニコラ島で下船。



トレミティ諸島の地図がありました。

これで見ると、サン・ドミノ島、サン・ニコラ島、カプララ島、そして小さなクレタッチョ島と、４つの島があることが分かります。
でも日帰りだと、２つの島に絞られてしまうようです。

高いところに修道院や城があり、歩くのが大変な人用に、有料のエレベーターがありました。
何しろ真夏の炎天下を歩くのはいやですから、エレベーターに乗りました。
降りたところのすぐ近くが、この眺め！



城へと向かいました。



城があるということでしたが、中には入れませんでした。
外壁が残っている感じなのでした。

修道院がありました。11世紀のものだそうです。

向かって右側の部分が修復中で正面からは入れませんが、
回廊を通って、中に入れるようになっていました。

中に入ってみると、まあ！モザイクがあるではないですか。
小さな聖堂ですが、上に上がって見ることができるようになっていましたのでもちろんあがってみました。











柱や壁には装飾はありませんが、なんだか素朴な味わいがあります。

廃屋のような建物の壁際で涼みながら、お弁当を食べました。
ここの壁の窓からの景色がとても美しかったのです。



その後は、エレベーターで下におりて、船の時間まで、きれいな海で泳ぎました。

写真手前の方は、岩がごつごつして痛かったので、
奥の海が青いところに移動したら、海底も砂地で快適でした。
こちらの写真のほうが、水の透明さが分かります。

ヴィエステとかペスキチに１～２週間滞在するのは楽しいでしょうが、トレミティ諸島は離島なのでおそらく生鮮品の物価が高いでしょうから、こうやってツアーで行くぐらいでちょうどいいのかも、と思いました。