プーリアの29は、レッチェです。

初めて訪れたのは、'08年の8月、マキさんのところに初めて滞在した時に日帰りで訪れました。
素敵なバロックのまちよ、と聞いて行ってみました。
思っていたよりずっと大きなまちで、ガイドブックを持って行くのを忘れたので、歩いていて見つけたツーリストインフォは地図があるか訊いてみたら1€で売っていました。

一番の見どころはサンタ･クローチェ聖堂らしいと分かったのでそこへ。
路地から見えてきた一部だけでもすごいのが分かりました。

バロックはそれほど好みではないのですが、近付いてみると本当にすごいなあと思いました。





でもゴチャゴチャ装飾的過ぎてやはり好きにはなれませんでしたけど。
ドゥオーモにも行きました。

次は、'12年の8月にペコさんと2人でやはりこれも日帰りで出かけました。
この時はガッリーポリ滞在中でした。

ドゥオーモの中の月と太陽

ドゥオーモにも特別心を惹かれるものはありません。
実はこのドゥオーモの見どころは、地下のクリプタなのです。
１５００年につくられた９２本の円柱があり、その柱頭が全て異なるデザインというので、入場料１€を払って、入りました。

こういうものも、私としては断然ロマネスクのものが好きです。

カルタぺスタのお店の方が私には興味深かったです。

カルタペスタとは、カルタ（紙）ペスタ（押しつぶす）。
針金で骨組みを作り、わらを巻いた後、紙を貼って作る人形です。
表面を湿らせてから焼きごてで押し付けて行くと、まるで粘土で作ったように表面がツルツルになり、しかも軽くて丈夫な物に仕上がるのだそうです。
それの本場がレッチェなのだとか。
人形の顔や手など、細かいところはテラコッタで作ったりもするそう。
洋服の店で見つけたカルタ･ペスタのアクセサリー

県立シジスモンド･カストロメディアーノ博物館が無料ということで入ってみました。
涼しい〜～～
この日のレッチェは、アフリカからの熱波で３８度ぐらいあったようで、ここは本当に砂漠の中のオアシスのようでした。

通常展示



サンタ･クローチェ聖堂にも行きました。
この時は、中にも入りました。







外部は一部修復中でした。



街の中心サントロンツォ広場には、ローマ時代の円形闘技場があります。
夏なのでやはりなにか催し物があるのでしょう。
ステージと椅子がしつらえてありました。



'14年に6月には、ポルト・チェザーレオに行く途中に通りました。
駅からバスターミナルまで歩いたのですが、これが遠かった！
今なら、google mapで調べればバス停やバスの時刻表が簡単に出てきますけれどね。

次に訪れたのは、'17年8月。
やっとこの時に滞在しました。
そのときのまち歩きなどは、また次回。

今日は’17年8月にレッチェに3泊したときのまち角写真を載せます。

部屋からの眺め。



イタリアの北と南のまち角は随分違うけど、どちらにもヴェスパは似合います。

次に行ったら、絵のサボテンが成長して、FUELの文字の横ぐらいまで増えていたら面白いですね。



初めて訪れたときとは違って、この↑真ん中にある建物がツーリストインフォになっていました。

街の真ん中に古代ローマの遺跡があるのも素敵です。



観光用の三輪車がこれから出動。

大きなスーパーもあり、その近くのバールも素敵でした。



ドゥオーモ近く

ノートで見られた建物のもちおくりの彫刻。ここにもありました。

馬が顔を見合わせているよう。

カラフルな革製品に心を惹かれましたが、ぐっと堪えました。



エレガントなジェラート屋さん



今頃気が付きましたが、ガッリーポリのまちの名前が付けられたジェラートは、何味なのでしょうね。

キッチン付きの宿だったこと、昼は2回別のまちに遊びに行って食べていたこともあり、レッチェでの外食は1回だけでした。



レッチェのアッパルタメントがとてもよかったこと、スーパーマーケットなど食材調達できるところもちゃんとしていたこと（メールカートには行かなかったけど、行けばきっと充実していると思われます）、6月～9月上旬はチレント・イン・ブスで公共交通利用で動ける範囲が広がることを考えると眺めの滞在を楽しめるように思います。

でもねえ、ポルト・チェザーレオなどの海辺の滞在も捨てがたく。
この辺りには2週間ぐらい行ってもいいかも、と思ってしまいます。