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イタリア!小さなまちと田舎の旅

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公開 メンバー数:399人

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from: ぐら姐さん

2023年07月09日 08時44分25秒

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トスカーナの(小さな)まち

candyさんがトスカーナにいらっしゃると言うのでちょこっとトスカーナの小さなまちの写真を載せましたが、なんだか自分で消化不良状態になってしまい、せっ

candyさんがトスカーナにいらっしゃると言うので
ちょこっとトスカーナの小さなまちの写真を載せましたが、
なんだか自分で消化不良状態になってしまい、
せっかくだから少し整理して新しいトピックを立てることにしました。
これまでに宿泊しただけなく、立ち寄りも含めて
私が訪れたトスカーナのまちを50音順にリストアップしてみます。
小さなを括弧書きにしたのは、
このサークルのタイトルからして小さなまちを扱いたいのですが
どのぐらいを基準にしていいのかわからないので
フィレンツェ以外を全部入れちゃうことにしたからです。

1.アレッツォ
2.アンギアーリ
3.オルべテッロ
4.カスタニェート・カルドゥッチ
5.カスティリオーネ・ドルチャ
6.カステルヌオーヴォ・ガルファニャーナ
7.キャンチャーノ・テルメ
8.グロッセート
9.グレーヴェ・イン・キャンティ
10.グロッタ・ジュスティ・テルメ
11.グロピーナ
12.コルトーナ
13.サン・ヴィンチェンツォ
14.サン・クィーリコ・ドルチャ
15.サン・ジミニャーノ
16.サンセポルクロ
17.サンタフィオーラ
18.シエナ
19.スヴェレート
20.ソヴァーナ
21.ソラーノ
22.チェルタルド
23.バーニ・ディ・ルッカ
24.バーニョ・ヴィニョーニ
25.ピエンツァ
26.ピサ
27.ピストイア
28.ピティリアーノ
29.プラート
30.ポッピ
31.マッサ・マリッティマ
32.モンタルチーノ
33.モンティッキエッロ
34.モンテスクダイオ
35.モンテフォッローニコ
36.モンテプルチャーノ
37.リヴォルノ
38.ルッカ
39.ルーフィナ
40.ロメーナ

ひとまず、これぐらいかと思います。
次回より、順番に写真を載せて行こうと思います。

追記:28´としてサトゥルニアを付け足します。

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from: ぐら姐さん

2024年12月14日 17時13分38秒

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マッサ・マリッティマの憧れのドゥオーモが見えました。

ドゥオーモ前の広場は結構広く、周りの建物も趣があります。



ドゥオーモへ近付きました。
本当に美しいファサードです。

このドゥオーモは、12世紀から13世紀にかけて建設されたピサ様式の美しい大聖堂で、町の守護聖人である聖チェルボーネ(San Cerbone)がまつられています。
その聖チェルボーネの物語が5枚の浮き彫りになっているのが、入り口扉の上。

浮き彫りのほのぼのとした感じがなんとも素敵です。









そのほかにもファサードのあちこちに私好みの素敵な彫刻が。







こういうのを見るときは双眼鏡を持参するのですが、のぞきながらうわあ...すご〜い...なんてつい小さく口にしてしまったり、楽しくてにこにこ(にやにや?)してしまったりするので、周囲の人から見たらちょっと変な人に見えているかもしれません。

鐘楼も美しいです。

さて、この後中に入りましたが、中は撮影禁止。
でも一番素敵なのはファサードなので、満足でした。

ドゥオーモの横から見た広場

このまちでのもう1つの目当ては、ドゥオーモの裏手の方にある昔の貯水槽壁から発見されたという壁画です。

この貯水槽は20世紀まで現役だったのだそうですが、壁画は2000年に発見されるまで知られていませんでした。

これです。魔女の集会を描いているのだとか。

ガラス面に外の光が反射してよく見えません。
この壁画のすぐ隣の壁のあたりで工事をしていて、
その工事のせいで中に入れないのか、ここはガラス越しでしか観られないのか分かりませんでした。
よい天気なわけでもないのですが、カメラに撮りにくいというより、肉眼でも観難い。
かえってガラス面に貼り付くように撮ったものを観る方がよくわかる感じです。
でも、貼り付いて撮ると、全体が入らない・・・。

この壁画に描かれている木に実っているのは男性器。
それを女性たちが収穫しています。
後代の魔女狩りの書は、男根を育て収穫する女性を「魔女」と呼んでいて、
この壁画は、公共の建物に描かれた魔女の絵として現存最古のものなのだそうです。
このサークルのメンバーのbelnekoさんという方が、画像処理して見易くしてくださいました。

この壁画について詳しくは、「イタリア古寺巡礼、フィレンツェ→アッシジ」をお読みください。

その貯水槽の向かい側。

急な坂を上って、また門の中の「まち」へ戻りました。

部屋で一休みしている間に、外はすっかり暗くなりました。
昼の散歩のときは、アリメンターリも昼休みで何も買えなかったので、店の開店時間だけチェックしていました。
晩ご飯の買い物をしなくちゃ。(宿はキッチン付きなのです)

6時前なのに、夕方と言うより、すっかり夜という感じです。

フェンス越しに下のまちを見ます。

坂道を降りていく途中の果物屋や八百屋も開いていました。
1月2日だからでしょうか、思っていたよりもまちに人出はありません。

ドゥオーモもライトアップされていました。

リストランテは、この時間ではまだ開店準備中。

これは刃物屋さんです。
もうずうっと前からこの状態で営業しています、という感じ。

何軒か店を覘き、この日の晩ご飯にスパゲッティとトマトソース、そしてサラダ用の野菜とワインを買いました。
おつまみ用の生ハムとサラミは、ローマのスーパーで買った小さなパックを持参しているので、部屋に戻って作って食べました。

翌朝、6時に目覚めました。
着替えて、ずっぴんのまま出かけます。
もちろん外はまだ真っ暗。
行き先は、パン屋さん。

この朝のためのパンを前日夕方に買おうと思ったら閉店するところで、朝は5時から開けているとのことで朝の焼きたてのパンを買いに行ったのです。

けっこういろんな種類のパンが並んでいました。

買って帰って、キッチンのテーブルに並べてみました。

あ、もちろんこれを全部食べたわけではありません。
フォカッチャ1枚とコルネット(クロワッサン)を1個食べて、残りはお弁当です。

明るくなってから散歩に出ました。
夜中に雨が降って、朝にはこんな青空!



足の向くまま散歩を続けました。

これはまた別の門

壁や塀が途切れて見晴らしがよくなったところから。

ドゥオーモへ行って青空をバックにして撮りました。

正面全体を入れようと思うと太陽を背負って暗くなるので、下から見上げたところ。

ドゥオーモは、聖チェルボーネを祀っている聖堂なので、近くの店も、その名前をいただいちゃってました。

ドゥオーモ広場に面した博物館に入りました。
なんだかしらないけど、これはかなり古いものらしく、別のところで見たこのまちの博物館の宣伝ポスターにこれの写真が大きく出ていました。

広場を見渡すと、あっちの通りの入り口、こっちの店の前、とあちこちにイタリア名物おっちゃんたちの四方山話グループができていました。



宿に戻り、宿代の支払いを済ませながら宿のおにいさんが私に言いました。
日本から来たの?
日本は素晴らしい国だよね、独自の素晴らしい文化を持っている。
僕はまだ行ったことはないけど、着る物、食べるもの、お茶や書道や、そのほかいろいろ...
テレビで見たことがあるけど、本当に素晴らしい国だと思うよ。
地震や津波は大変だったと思うけど、きっと復興すると信じているよ、と。

たまに、日本の独自の文化に敬意を払ってくれる人がいて、それは嬉しいし、それについて語れる私になっていないといけないなあ、と感じます。
自分の国のことをもっともっと知らなければと。
12年前にそう思ったのに、今もたいして変わっていない私です。反省。

昼に着き、翌日も朝食後にたっぷりと散歩をする時間が取れたので、わずか1泊でもたっぷりと楽しめたまちでした。

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  • 9

from: ぐら姐さん

2024年12月16日 21時10分21秒

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トスカーナの32は、モンタルチーノです。
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノが大好きだったので、是非とも訪れたいと思って行きました。
'98年8月のことです。

このサークルでのコメントにワインのことをヴィーノとイタリア語で書いていますが、初めてローマの地を踏んだ1989年(この時はミュンヘンに行くために南回りで多分2度ほど経由して行ったのですが、最後の経由地がローマだったので1泊だけストップオーバーしたのです)に、ローマの地元の人で混みあっている店では、英語が全く通じなくて、ワインとかレッドいう英語も伝わらなくてびっくりしたのでした。
塩野七生さんが、エッセイの中でワインという言葉は品がない、葡萄酒と言う日本語のなんと美しいことか、というようなことを書かれていて、それらのことがあってここではヴィーノと書くことにしています。

今でこそイタリアのあちこちに銘醸の地がありますが、当時イタリアの三大ヴィーノと言えばバローロ、バルバレスコ、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノと言われていましたので憧れの地だったのです。

当時は宿の予約サイトもなかった時代。
ちょうど、アグリトゥーリズモというものがあることが、日本でも雑誌に紹介され出し、それをテーマにした本も出版されたころで、モンタルチーノのアグリを本で見つけて、ファクスのやりとりで予約したのでした。

お宿は、敷地内のこの建物。1階が私たちの部屋があるところです。
写っているのはペコさん夫妻。

私とイプさんは4泊、ペコさん夫妻は3泊でした。
私たちの区画は、1ベッドルーム(ダブル)とダイニングリビングキッチン。

リビング部分のソファーベッドに私とイプさんが寝ました。

窓を開けると葡萄畑が見えて、気持ちの良い部屋でした。

その時はまだイタリアの美術や建築に興味が無くて、近くにあるサンタンティモ修道院のことを全く知りませんでした。
今なら何としてでも見に行きたい美しいロマネスの修道院(今はもう機能していません)なのです。
モンタルチーノ人々にとっては自慢の名所と言う感じらしく、宿のお母さんがうちの車を貸してあげるから是非見に行っていらっしゃい、と言ってくれて、ペコさんの夫の大マー君の運転で見に行きました。

フィルムで写真を撮っていたので、サンタンティモの写真はこれしかありません。
中にも入れたのですが、つぶさには見て来なかったことが今では悔やまれます。

滞在中に1日は、モンタルチーノのまちまで歩いていきました。
その途中で撮った1枚。

なぜかまちの写真がありません。
有名なビオンディ・サンティのカンティーナの前を通り、オフィスやカンティーナがあるようでしたが門のずうっと奥の方にあるようでしたが全然見えませんでした。

このアグリトゥーリズモでもブルネッロやロッソ・ディ・モンタルチーノを作っていて、カンティーナを見学し、試飲もさせていただけました。





夕食の支度をして、さあヴィーノを買いましょうとこのアグリトゥーリズモの売店に行ったら、なんとドアが閉められ施錠されていました。
え?どうしましょう。モンタルチーノにいて夕食にヴィーノが無いなんてあり得ない!
と明かりがついている建物のドアをノックしたら、おじいちゃんが出てきて、
「娘(宿の女将)は夜はここから離れている自宅に帰るんだよ。無断で売店を開ける訳にもいかないし…」とのこと。

私とイプさんがよほど落胆した表情だったのでしょう、それにおじいちゃんには、ヴィーノのない夕食は私たち以上に考えられないことなのでしょう。
ちょっと考えて、鍵を手に持つとついてきなさいと言って、売店ではない倉庫のようなところに行くのでした。
そこにある(おそらく自宅用のヴィーノを入れている)小さなステンレスタンクから、ノーラベルのボトルにヴィーノを詰めて、「はい、これをあげるよ。」とくれたのです。
私とイプさんは感激して、写真を撮らせていただきました。

ありがたいことです。

短い滞在中に、1日はタクシーをチャーターしてモンテプルチャーノとピエンツァに行きましたが、それでものんびり過ごした懐かしい思い出です。

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from: teruteruwasiさん

2024年12月14日 17時22分50秒

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昔行った旅行思い出して懐かしくなりました

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