ルチャーナさんのところで飲んだサグランティーノのパッシートのことを書きましたが、
あまりに美味しくて、売ってくださいとお願いしたのですが、ノーラベルの自家用なので…と断られました。

ところがその翌年だったか、私たちにルチャーナさんの料理教室を手配してくださった当時スポレート在住のタエさんが、画家である彼女の夫のデザインのエチケッタ（ラベル）を付けて、日本向けに少し販売したのです。
友人たちと共同で1ダース購入し、そのうちの何本かがまだ我が家のセラーにあります。
そろそろ開けてみようかしら。

さて、そのタエさんですが、数年前にご夫婦で日本に戻り、1年間山口県の観光アピールをする仕事をし、そのまま山口市で「イタリア食堂ベケ Be' che e'」を開店しました。
https://bechee.com/
私は山口県に行ったことがないので（イタリア全州に行ったのに、日本にはまだ行っていない県がいくつもあるのです）、近々行ってみたいと思っています。

お近くにお住まいの方、イタリアの味とイタリア気分を味わいに出かけてみてはいかがでしょう。

ああ、また食べ物の話になってしまいます。ごめんなさい。

昨日書いたスポレートから山口に移住したタエさんとは、今Facebookで繋がっているのですが、5年前の12月に、ウンブリアの伝統菓子パンペパートを作ったのを欲しい人に販売するというのを見て、早速取り寄せました。
こんなに素敵にラッピングしたのが届きました。

これ、小さいのにずっしり重いのです。
切るとこの通り、ナッツ類がぎっしり。

こんな説明がついていました。

パンペパートはウンブリアで、16世紀から作られているナターレの伝統菓子で、たくさんのナッツ類、中東から運ばれた貴重なスパイス、モストコット（ぶどうを煮詰めて作った天然の糖分）、はちみつ、エスプレッソなど多くの材料を使っているのだそうです。
パンペパートは、単純に訳せば胡椒パンなわけですが、パンと言うにはイーストで膨らませているものではないので、全然弾力がありません。
上の写真の説明書きのように、チョコレート菓子というのが適切です。
しかも甘過ぎず、お酒のつまみに結構いけるんです。

ちょっと時季外れですが、タエさん関連で思い出したので書いてみました。