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from: ぐら姐さん
2019年12月31日 10時41分27秒
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ランダッツォのまち歩きの続きです。
nasakuraさんの昨日のコメントで、
あの肉屋に写真を送るのに、肉屋の名前を特定しなければと
(何しろ内部の写真を撮っただけで、店の名前が分からない…)
地図検索してみました。
このまちにも、肉屋がたくさんありました!
ドゥオーモから歩いた道を思い出しながら地図でたどってみると
おそらくここだわ、と思う店を見つけたのですが、
その過程で、このまちには14世紀に建てられた教会が2つ、
王宮も城もあることが分かりました。
もっとゆっくり散歩をしてもよかったなあ、と。
さて、つづきです。
空色のチンクエチェントが停まっていました。
朝、駅からチェントロに向かう途中で通った広場で追悼行事をやっていました。
この広場、朝通りかかったときに気になって、写真を撮っていました。
てっぺんには兵隊さん、その下に飛行機とパラシュートの彫刻。
こちらには石碑。
「このまちが、民主主義と独立のためにどれだけの犠牲を払ったか忘れまい」
と言った内容。
1977年11月4日と刻まれていますが、これがつくられたのがその年で、
実際には第一次世界大戦の
ヴィットリオ・ヴェネトの戦いが決着した1918年の11月4日のことなのでしょうか。
この戦いは北の方で行われたのですが、
このまちから多くの人々が兵士として参加したのでしょうか。
それとも全然違う出来事が別な年のこの日にこのまちに起こったのでしょうか。
ここでの行事も、ドゥオーモでのミサも、
もし100年経ったこの日を自由の、独立のありがたさをかみしめる日としての
追悼行事だったのでしょうか。
さて、昼の電車でリングアグロッサに戻ります。
帰りは、旧型車両です。
(下の写真はリングアグロッサに着いてから撮りました)
中のシートも古めかしく、でも何だか温もりを感じます。
帰りの車窓からも、エトナのすそ野の景色を眺めました。
宿に戻ってから、ランダッツォのコズメーチで買ったアランチーニの昼食。
断面。
左はピスタッキオ、右はノーマルなチーズ入りのミートソース。
食事として食べるなら、ノーマルなものの方が美味しいと思いました。
そして、ピスタッキオのトルタも。
日本のように箱に入れてくれるわけではないので、
持ち帰る時に少し崩れてしまいましたが、味は最高!
ピスタッキオ好きにはたまらない味でした。
(つづく)icon
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from: ぐら姐さん
2019年12月30日 12時10分05秒
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from: nasakuraさん
2019年12月30日 11時57分16秒
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from: ぐら姐さん
2019年12月30日 10時28分47秒
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お店を出て、気の向くままにランダッツォのまち歩きをします。
このまちは、リングアグロッサと違って観光客もそれなりに来るまちのようで、
華やいだ印象があります。
この通りには、駅からドゥオーモまでの途中にあった、
「だまし扉」などいろいろと趣向をこらした飾りがたくさんありました。
通りを抜けました。
このパスティッチェリアも美味しそうな雰囲気がありました。
肉屋の奥で長い包丁で何やら刻んでいるのが見えました。
気になって中に入り、何をしているのか訊いてみました。
刻んでいるのはピスタッキオ。
なんとインヴォルティーニ(巻き物)の中に入れるのだそうです。
美味しいでしょうねえ。
写真を撮ってもいいですか?と訊いたら、
しっかりこちらを見てポーズを取ってくれました。
店のホームページに使えそうな写真でしょ。
コッポラ帽が素敵です。
もう一方ではサルシッチャの肉に調味料を混ぜていました。
このまちもリングアグロッサも、この界隈では
「機械より手切りがいいに決まってる。
多少大変でもちゃんと手間をかけて美味しいものを作るのだ。」
という心意気を人々が共通して持っているように感じたのでした。
土産食材を買うのによさげな店もありました。
私は今夜のヴィーノを、nasakuraさんはお土産の蜂蜜を買いました。
(つづく)icon
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from: ぐら姐さん
2019年12月29日 10時18分15秒
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ランダッツォに行きたいと思ったのは、
シチリアで一番おいしいグラニータを作っている店があると聞いたから。
その名は、COSUMECI(コズメーチ)。
この店です。
中に入ったとたん、外から楽隊の音が聞こえ、見に行くと、この広場で止まって。
華々しい行事ではなく、追悼行事のようです。
楽隊がこの広場で止まって隊形を組んで演奏し、
後ろの列の人たちがドゥオーモの中に入って行きました。
中ではミサが行われ、楽隊の人たちは仕事を終えて、この店に流れてきました。
さて、私たちはお目当てのグラニータを注文。
冬だからなのでしょうか、見えるところになかったので、
訊いてみたら、あるわよ、と。
何味がいいの?と訊かれましたが、その前に何があるか言ってよ、という感じ。
店の人も地元の人もそんなの常識、という品ぞろえなのでしょうが
外国人旅行者にはねえ…。
試しにピスタッキオとノッチョーラと言ってみたら、
ノッチョーラはないわ、とのこと。
ノッチョーラ(ヘーゼルナッツ)はピエモンテなど北で採れるもの、
ここではシチリア産メインなのでしょうか。
マンドルラ(アーモンド)はあったので、それと2種盛をオーダー。
コルネットも1個。
素材の味の生きる、しみじみとした味わいのグラニータです。
クリーミーと言うより、つぶつぶが少し残った食感。
そういえば、プラートのジェラテリアで食べたものも、つぶ感がありましたっけ。
近頃の流行なのでしょうか。それとも、ここはもともと?
さて、ここはグラニーテリアと言うわけではなく、
パスティッチェリアであり、ジェラテリアでもあり、カフェテリアでもあるのです。
素敵な店内。私の座席から見たところ。
席のすぐそばにあるショーケースがまた面白くて。
すごいご馳走の食品サンプルみたいですが、これ全部お菓子なのです。
ほとんどがマルトラーナですが、そうでないものも。
え?魚も?と驚かれた方、魚のアップです。
驚きのリアルさです。これを作る人たちなら、日本の食品サンプルを見ても驚かないのでしょうね。
そしてゼリーのようなもので作ってある魚。
これと同じようなものと言うか、これの小さいものが、
前日の留守中にお宿のCarmeloさんがドアにぶら下げて行ってくれた袋に入っていたのです。
部屋で食べたものは、ゼリーのようであり、ゼリーのようでもないような、
美味しいというわけではないけれど、不味くもなく、不思議な味わいでした。
今回初めて見たのですが、調べても手掛かりは全く無くて。
今度行ったら、訊いてみようと思います。
さてお店の様子やお菓子をもう少しお伝えします。
たくさんの賞を獲得しているようです。
ショーケースの中のお菓子も美味しそう。
私は、やっぱりこれにそそられて。
なんとお菓子だけでなく、アランチーニも売っていました。
美味しくいただき、ゆったりと休憩して店を後にしました。
お昼に部屋で食べるために、アランチーニとトルタを1つ買って。
(つづく)icon
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from: ぐら姐さん
2019年12月28日 06時25分44秒
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リングアグロッサからランダッツォまで、
5駅、30分ほどのチルクムエトナ(エトナ周遊鉄道)の旅です。
新型車両は、中もなかなかきれい。
朝の電車には、通勤通学客と観光客が乗っています。
窓からはエトナと裾野が見えて。
ヴィーノの葡萄畑も見えました。
もちろんオリーブも。
ゆっくりごとごと走る電車に揺られてあっという間の30分、
ランダッツォに到着しました。
まちの中心部に向かって歩きます。
小学校がありました。
幼稚園と小学校が同じ敷地にあるようです。
施設を囲む塀には、親子(孫子も多数)のかなりアップにした写真が多数展示されていました。(これ、今流行しているのでしょうか、この後別のまちでも見ました。)
公園の横を通り(この公園のことは後でまとめて書きます)、
バールの前を通り、
見せかけの扉や窓を飾っている通りを通り
ドゥオーモの後陣が見えてきました。
ここも、エトナの黒っぽい火山岩でつくられていますね。
その横を通って、
ドゥオーモの正面に到着。
そこに目当てのお店があるのでした。
(つづく)icon
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from: ぐら姐さん
2019年12月27日 06時45分55秒
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さて、リングアグロッサ2泊目の夜が明けました。
前日よりはもう少し遅く、空がすっかり青くなってから外に出てみました。
井戸(?)の向こうにエトナが見えます。
どう撮っても、よそ様の建物のひょこひょこ突き出ている灰色の直方体がじゃま。
でも、エトナはきれいです。
オリーブの実も膨らんで、収穫目前のようです。
この日は、チルクム・エトナに乗って、ランダッツォに遠足です。
朝食を済ませ、駅へ。
駅からは、邪魔な建物もなく、エトナが見えました。
いや、建物はないけれど電柱が邪魔。(と、きれいに撮りたい欲がどんどん湧く)
切符売り場はなくて、バールで切符を買いました。
発車までまだ時間があったので、駅周辺でエトナその他の撮影会。
待合室。
電車がやってきました。
電車に乗り、ランダッツォに向けて出発しました。(つづく)icon
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from: ぐら姐さん
2019年12月27日 06時22分55秒
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from: ぐら姐さん
2019年12月27日 06時12分07秒
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from: toorakさん
2019年12月26日 11時44分10秒
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ぐら姐さん、みなさん
しばらくバタバタしていたら、例のお肉屋さんが登場してますね!
実はここ、私もお肉が見事ということで見学だけさせてもらったんですよ。
そろりとお店に入ると(日曜日のお昼前だった頃)「予約はしてますか?」と聞かれ、あ、食事ではなくちょっと見たいんです、と。
すると食事客でもないのに、ショーケースの美しいお肉からいろいろ説明してくれて。
レストランスペースが予想に反してモダンな感じだったので、素敵なお店ですね、と伝えると「今日は満席なんですよ」と。
特に熟成庫を興味深げに見ていたら、ドアを開けてさらにじっくり見させてくれました。
キアニーナより和牛が高級なんですね~。ちなみに一番高いのは?と聞くと、スペインのものでした(名前は忘れました)
自分たちの商品(お肉)にとても自信を持っていて、丁寧ながらも誇らしげでとてもいいお店でした!
ぐら姐さんの宿の主といい、田舎はいいなぁ~、特にシチリア!!と思います。
二日間早くお休みに入り、今日からなんとなく年を越す準備などしてみようかと思っているところで、
新年もイタリアに恵まれる年になりますよう、みなさま良いお年をお迎えくださいませ。
最後は、リングアグロッサで遭遇したチンクエチェントを♪icon