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from: ぐら姐さん
2020年09月30日 10時05分46秒
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アリスタと言えば、フィレンツェのこの店のが一番好きです。
簡単に言えば豚ロースにハーブや塩で味付けし、表面をフライパンで焼いた後にオーブンでじっくり焼き上げた、いわゆるローストなのですが、使用するハーブの種類や量、塩の加減、焼く温度や時間、ヴィーノ・ビアンコを入れるタイミングや量でお店によって微妙に味が違うように思います。
ここのは、塩加減と言い、肉の柔らかさと言い、すべてが絶妙。
この店の名物パスタ、スパゲッティ・カレッティエーラも程よく辛く、絶品です。
地元に根付いたカジュアルでフレンドリーな雰囲気、行き届いた心配り、最高の店です。
フィレンツェに行ったら、是非とも再訪したい店です。icon
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from: ぐら姐さん
2020年09月29日 22時33分04秒
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ラグーというとミートソースという風に訳されることが多いようですが、イタリアで食べるラグーと日本で食べるミートソースとかボロネーゼってちょっと違う感じがしています。香味野菜とトマトの量の違いでしょうか…(よく分かりません)
前々回ウサギ肉のラグーのタリオリーニを載せましたが、今日はキアーナ牛のラグーです。
ラグーと言っても、トマトを使っていないラグービアンコのピーチです。
これは’17年春に行った、サンジミニャーノ近郊のアグリトゥーリズモで食べたものです。
このアグリトゥーリズモ、いろんな作物も作っているのですが、キアーナ牛も飼っているのです。
その時のことはここに書きました。
https://www.beach.jp/circleboard/ac48590/topic/1100203800955?sortList%5BsortType%5D=2
このラグー、普通のラグーよりも香味野菜は少なめで、でもすごく肉肉しい味ではなく。
きっと肉そのものがくどくなくて、美味しい肉なのだと思います。
多分、部位も脂が少ないところで。
家でも真似っこして作ることがあるのですが、肉そのものが似ているものは少なくて、奮発する気もないので、適当にそこらの牛肉で作っているので現地で食べたものとは味が違いますが、隠し味に少し味噌を入れて、仕上げに実山椒を入れてちょっと違ったものとして食べています。
ラグービアンコであるということだけは共通、ということで。
ここで食べたアリスタもとても美味しかったです。
そして環境もとてもよかったです。icon
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from: ぐら姐さん
2020年09月28日 21時13分15秒
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from: ぐら姐さん
2020年09月28日 20時48分25秒
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ザヴィエルさん、
>チェファルーの街が電車からいきなり見えた時がイタリアで一番びっくりした時かも
うふふ。
私の初チェファルーの時は冬の夜、けっこう遅い時間に着いたので真っ暗で何も見えませんでした。
そして翌朝はくもり。
午後に散歩に出て、この駅の光景を目にしたのでしたがスカッと晴れたわけではなく。
同じような写真ですが、’06年夏に行ったときに撮ったのがこれです。
やはり夏の空はいいですねえ。
でも冬でもこれはしっかり青空。
’03年の時はまだまだ元気だったのであの岩山に上って天辺から向こうがを見下ろしましたが、今はもう無理だろうなあと思います。
ゆっくりゆっくり登れば行けるような気はするけど、今はその気になれないような気がします。
>4チェファルーの野外映画会をした古い港にきた時がイタリアで一番感動した時かも「シチリアに来たんだねぇ」という感じ。
私はパラッツォ・アドリアーノの広場に立った時です。
ああ、シチリアに来たんだ、あの映画の広場に来たんだ…と涙が溢れてきたのでした。
>ラスカリの駅がなくなった時がイタリアで一番寂しくなった時かも「映画のテーマのまんまの事が起きるのね」という感じ。
それは本当にそうです…
ザヴィエルさんにお聞きして、もう駅舎がないのは分かっていて行きましたが、やはりとてもとても寂しくなりました。icon
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from: ザヴィエルさん
2020年09月28日 18時43分56秒
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from: ぐら姐さん
2020年09月27日 22時46分27秒
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忘れえぬ一皿に戻ります。
数々の美味しい思い出の中にがつんとお肉、というのもあるのですが、なぜかそれらよりも魚介系が次々と思い浮かんで、お肉のセコンドが出てくるにはもう少し時間がかかりそうです。
今日はとりあえず肉。ウサギ料理です。
イタリアの市場に行くとウサギは皮を処理して頭付きで売られていますね。
猫とは違うよ、と分かるようにしているのだとか。(真偽のほどは不明)
初めてウサギを食べたのは’02年のリミニでした。
ホームステイさせてもらっていた家で、出来合いのローストを買ってきたものでした。
別に不味くもないけど美味しいとも思いませんでした。
ウサギ肉ってさっぱりしていて旨味をあまり感じないと思ったのです。
それが、’07年アックイ・テルメで食べたコース料理のプリモに出てきたウサギ肉のラグーが絶品で。
って、これも見た目は地味というか、美味しさが伝わりにくいですよね。
おそらく煮込みに骨付きウサギ肉のブロードを使っているのだと思いますが、とにかく味わい深くフォークが止まりませんでした。
4人で食べに行ったのですが、13年たった今でもあれは美味しかったねえ…と遠い目をしてごくりと唾を飲むのです。
この店は店内の雰囲気もエレガントで、お料理もどれも美味しかったのですが、これが1等賞でした。
行った当時の報告はこちら。
https://www.beach.jp/circleboard/ac48590/topic/1100058413264?sortList%5BsortType%5D=2
アックイ・テルメは見どころがあるわけではないのですが、散歩をするにはなかなかいい感じだし、もちろん温泉を楽しめるので、機会があったら是非どうぞ。icon
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from: ぐら姐さん
2020年09月26日 21時12分14秒
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marassiさん、
私のふりに応えていただきありがとうございます。
>正式な(伝統的な?)ブロデッド・カッチュッコを食べた事が無いので実際どう違うのか分かりません😁
なるほど。
3つを食べてみないと違うかどうかは判別できないわけですね。
こうなるとやはり何としてでもリグーリアでチュッピンを食べないと!!です。
>zuppetta → suppin → ciuppin だそうで、いわゆる雑魚と残り物のパンを使った cucina povera だった
きっと、三大スープ、どれも初めはそうだったのでしょうね。
それがちゃんとしたレストランメニューになり、内容が豪華になっていったのでしょう。
私がciuppinで画像検索したら、カニが入っているものが結構あってびっくりしました。
大衆的なものと、豪華なものと、両方食べてみたくなりました。
そういえばその昔、ニースに行ったことがありまして、せっかくだからブイヤベースを食べなくちゃ、ということになり、まちを歩いてお店のメニューを見ると、結構高いお店が多くて、けちけち旅行をしていた私たちは安い店のものを食べたのでした。
味は、ふうんこんなものね、というレベルでした。
後から日本で本格レシピを見て自分で作ったブイヤベースは感動する美味しさで、現地で名物料理を食べるときにけちってはいけないのだと反省したものです。
私がリヴォルノで食べたカッチュッコはレストランの豪華版でした。
今思い出しても顔がほころぶ、本当に美味しいものでした。
>だからレストランではチュッピンと書かないのかな🤔
ケチなgenovesi は注文しないでしょうからネ😂
ジェノヴァではズッパ・ディ・ペッシェを選ぶとチュッピンが食べられるような感じでしょうか。icon
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from: ぐら姐さん
2020年09月26日 20時40分58秒
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先日、パヴァロッティの映画を見たと書きましたが、リタイアしてから時間があるので、6月頃から月に1~2本のペースで映画館で観ています。
かつて住んでいたまち横浜にもときどき遊びに行き、会食のついでに友人たちと本の貸し借りもしています。
ついついイタリア関連ものばかり読んでいましたが、友人たちと貸し借りすると、読書の幅が広がっていいですね。
最近は「キネマの神様」を読みました。
原田マハさんが’08年に出している本なのでお読みになった方もたくさんいらっしゃることと思います。
なぜこのサークルで取り上げたかというと、お話の中に「ニュー・シネマ・パラダイス」が出てきて、いい役割を果たしているのです。
まだ読んでいない方のためにネタバレになるようなことは書きませんが、私の一番好きな映画が重要な位置を占めてこの小説に登場したことに共感し納得することができたからです。
ということで、今日は美味しい話と別に、「…いつも心にイタリアを」トピへの書き込みです。
映画のロケ地、あの広場のあるまちパラッツォ・アドリアーノ。
ここにはこの映画の博物館があり、撮影時の写真がたくさんあります。
そして、トトの学校シーンを撮影したカステルブオーノ
青年になったトトが映写技師として夏に野外映画会をした岸壁のあるチェファルー
残念ながら、アルフレードと別れて故郷を離れるシーンを撮った駅は、改修されて面影も何もなく。
この映画は、トルナトーレ監督のシチリア愛、映画愛が詰まった名作だと心から思います。
「キネマの神様」の映画は来年公開されるようですが、映画の公式ページのあらすじを見ると小説とは違った展開になるようで、その中でニュー・シネマ・パラダイスは出てくるのか、出るとしたらどんな風な扱いになるのか、楽しみです。icon
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from: marassiさん
2020年09月26日 12時07分33秒
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ぐら姐さん、皆様こんにちは
>さて、イタリア三大魚介スープ、カッチュッコとブロデットの2つを食べたわけですが、リグーリアのチュッピンをまだ食べたことがありません。
marassiさんはジェノヴァに何度も行かれているのでもちろん食べているのでしょうねえ。
せっかく話を振って頂いたので😊
チュッピン、食べた事はありますが、その回数はかなり少ないです。残念ながら写真もありませんでした。
メニュー表記を思い出そうと頑張ってみましたが Ciuppinと書いてあった店は少数派だったような気もします。多くは普通に zuppa di pesce もしくは zuppetta だったような…
で、“三大魚介スープ”の違いですが、『ciuppin は乾燥キノコを使う』と教えてもらった記憶があります(違ってたらスミマセン)
ただし正式な(伝統的な?)ブロデッド・カッチュッコを食べた事が無いので実際どう違うのか分かりません😁
ちなみに
Ciuppin という名前の由来は zuppetta → suppin → ciuppin だそうで、いわゆる雑魚と残り物のパンを使った cucina povera だったそうです。
だからレストランではチュッピンと書かないのかな🤔
ケチなgenovesi は注文しないでしょうからネ😂icon
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from: ぐら姐さん
2020年09月25日 21時08分10秒
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忘れえぬ一皿、まだお肉のことはあまり書いていませんでしたね。
いきなり臓物系を書くと、引かれるかもしれませんが、ローマで食べた羊の脳みそのフリットが強烈に記憶に残っています。
その昔、肉は貴族などの富裕層が食べ、庶民にはその他の部分(つまり臓物)しか手が届かなかったので臓物を美味しく食べられるように工夫していたと聞いたことがあります。
羊の脳みそのフリットもその一つなのでしょう。
どこで読んだのか記憶にはありませんが、ローマのAl MOROというトラットリアで食べられるとあったので、'02年の1月に一人で行ってみました。
なんでも、その店は塩野七生さんの御用達でもあるとか。(事実かどうかは知りません)
'02年の時の写真はないので、その後ペコさん、イプさんと'04年冬に再訪したときのものを載せます。
左が脳みそのフリット、右がカルチョーフィのフリットです。
これは、一人分を2つに分けてもらったものなので、一人前はこの倍量あります。
羊の脳みそと言われると頭で考えて食べられなくなる人も多いことと思いますが、鱈の白子の天ぷらが好きな人なら大丈夫。
とろっとした食感と濃厚な味は共通しています。
今でもこの店は健在なようですが、今店のサイトのメニューを見てみたら、1皿24€していますからお安くはないわけで。
もう庶民の味ではありませんね。
食べ物ばかりだと寂しいので、ローマの写真を少し載せますね。
ああ、懐かしいですねえ。
3日でもいいから行きたい...icon