「バリゼルのテイスティング４」

　最後の試飲は、デザート代わりのモスカート・ダスティ。甘くて、フルーティで、試飲（なんて量じゃなかったかも）の〆めにぴったりでした。

「バリゼルのテイスティング３」

　そして、同じバルベーラだけれども、ここの小さなチャペル（cappelletta）をエチケットに描いた、その名もカッペッレッタ。こちらの方が、いわゆるリゼルヴァ的に作られているようで、味に深みがあり、タンニンもあって、より私好みです。

　これを飲みながら、ああ、生サルシッチャでこのワインを飲みたい！そうつぶやいた私の言葉を、ジョルジョはちゃんと聞いていてくれたのでした。（このことは、後で分かります）

「バリゼルのテイスティングのつまみ」
　と、ここでおつまみに、サラミとチーズが登場しました！

「バリゼルのテイスティング２」

　２つ目がバルベーラ。強いベリー系の香り、口に含めば濃くて、かつまろやかな味。

「バリゼルのテイスティング１」

　試飲のスタートは、FORAVIAという白ワイン。ファヴォリータ（FAVORITA）という、この地域の土着の品種で作っているワインだそうです。

　そこそこ辛口で、でもフルーティで、少し酸味もあり、けっこう好みの味でした。

「バリゼルのテイスティング・ルーム」

　一通りの見学を終えて、ティスティングルームへ。家族の食卓にしてもいいような小ぢんまりした部屋です。

　ここにおじいちゃんの８０才を祝うマグナムボトルが飾ってありました。エチケットは白い紙。そこに子どもたちや孫たちがお祝いの言葉やサインを寄せ書きしてあるのです。カンティーナらしい贈り物ですね。私もそんなの欲しいなぁ。

　でも、これって、８０歳のお祝いの時に作ったのか、８０歳のお祝いで開けるように、数年前に用意したものなのか…聞きそびれました。８０歳のお祝いで作って、９０歳で開けるとか。

「Re:Re:バリゼルの新酒」
> 先日押しかけた際にいただいたこちらのワインもとっても
> フレッシュでジュースのようでした。
> （暑い日にごくごく飲みたい！感じ）

Ginaさん、先日飲んだのは、ピアンカネッリのブラケットです。
フレッシュで、泡がけっこうしゅぷしゅぷしていて、感じよかったでしょ。

「Re:バリゼルの新酒」
先日押しかけた際にいただいたこちらのワインもとっても
フレッシュでジュースのようでした。
（暑い日にごくごく飲みたい！感じ）

さらにもっとフレッシュだったのでしょうか？
工場ならではの体験、羨ましいです。

「バリゼルのモスカート」
　モスカートは、ステンレスタンク内に、なんと０度で保管されています。この状態だと発酵せず、瑞々しいフレッシュな味をそのまま保てるのだとか。先にドルチェットやバルベーラを発酵させて、その忙しい時期にこうして保管し、それらの忙しい時期が過ぎてから、モスカートを発酵させる仕事に入れるのだそう。

　飲ませていただきましたが、本当にひんやり甘い、極上のマスカットジュースでした。

「バリゼルの新酒」
　この日は、ちょうどできたばかりの新酒を熟成タンクに移す作業していました。発酵タンクの蛇口からすごい勢いで桶に出てきたワインを、太いホースで熟成用の貯蔵タンクに移します。もちろん電動。

　この蛇口から出ているバルベーラの新酒を、グラスに入れて飲ませていただきました。

　やはり、本当にフレッシュ。葡萄ジュースがやっと酒になりました、という感じです。

「バリゼルの庭」
　家の前には、花で飾られたこんな可愛らしいテラスもつくってありました。

「アグリトゥーリズモ・ルペストル２日目の見学２」
　この日もジョルジョはカンティーナへ連れて行ってくれました。敷地内に、こんなに可愛いチャペルがあるところです。朝の光の中、原っぱのなかにちょこんと。家族の結婚式は、ここでやるのでしょうか。もうこれを見ただけで、このカンティーナ、バリゼル（Barisel）が気に入ってしまいました。