「アグリトゥーリズモ・プリスコ９」

　食後のお楽しみ、リモンチェッロ。これは、マンマのリタのお得意です。リタの実家がこれらの果実酒を作る名人級なのだそうで、レモンの皮の苦味が程好く出ていて、本当に美味しいです！

「アグリトゥーリズモ・プリスコ８」
　巨大ラビオリ。バジリコの葉っぱも、これは日本の青シソの大きなサイズぐらいありますから、ラビオリの大きさも推して知るべし、です。

　でもバターを使っていませんし、トマトソースもさっぱりしていて、いくらでも入っちゃいそうな味でした。

「アグリトゥーリズモ・プリスコ７」
　前菜に出てくる生ハムやサラミ、茄子（皮を剥いてダイス状にして調理してあります）、オリーブ、豆の盛り合わせです。これも全部ここの自家製です。

　ハムやサラミも美味しいのですが、茄子がピリ辛で美味いのなんのって。

「アグリトゥーリズモ・プリスコ６」
　これが焼き上がったパンです。この籠いっぱいに、タオルにくるまれて入っています。外側がパリッとして、固くて、しっかりしているので、数日間置いても、中は固くなりません。ここでは１週間に１、２回こうしてパンを焼いています。

「アグリトゥーリズモ・プリスコ５」
　こねたパン生地を１個分ずつの重さに量りとり、発酵させた後に、この奥にある薪釜で焼くのです。

　この釜、ピッツァを焼く釜でもあります。ピッツァの生地作りは、三男のアントニオが担当し、それはそれは美味しい、もっちりしたピッツァを焼いてくれます。

「アグリトゥーリズモ・プリスコ４」
　このアグリは、いろんなものを手作りしています。パンを焼くのは、お父さんのロマーノさん。粉は、こんな大きな袋でいろんな種類を購入していて、独自にブレンドしています。

「アグリトゥーリズモ・プリスコ３」

　この宿の正面には、谷、そして向こうに山。山の稜線を右に辿っていくと、山と山の間に海も見えます。

　近所には、店どころか建物もなくて、隣の家に行くのも車で、という感じ。

　サンマウロというまちに所属しているらしいのですが、サンマウロの中心部まで歩いてみたら、３０分以上かかりました。でも、オリーブ畑や遠くの山を見ながら、のんびり歩くのはとても気持ちがよかったです。

　この写真は、散歩の途中にあった家の門のそばにあった、聖母マリアを祀った祠です。イタリアでは、こんな感じのものをよく見かけます。

「アグリトゥーリズモ・プリスコ２」
　プリスコの敷地を駆け回っているアヒル（多分）です。鶏や山羊も飼っています。

　でも、家畜は、家族で食べたり採卵したりするために飼っている程度で、農業のメインは、蜂蜜採集とオリーブ栽培です。果樹もいろいろあって、その時期に行くと一緒に摘めるようですよ。