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from: ぐら姐さん
2007年09月07日 00時18分25秒
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トリエステ
トリエステは、イタリアの北の東端というか、長靴がたの、膝裏あたりにある都市です。
オーストリア帝国の唯一の大規模な港として、トリエステは最盛期を迎えましたが、第一次大戦後にイタリア領になり、さらに1954年にイタリアとユーゴスラビアとの協定で2つに分割されたという歴史をもっています。(それ以前にもいろいろとあるのですが、省略)
なぜ、私がこのまちへ行ってみたかったかというと、私の大好きな作家、須賀敦子さんが憧れていた地だからです。須賀さんが憧れていた理由は、彼女がその詩を愛し、翻訳までした、ウンベルト・サーバの出身地だからなのですが。
私は、サーバを読んだことはないので、邪道と言えば邪道なのだけれど、須賀作品の中に出てくるトリエステという街へ、是非行ってみたい…と思っていました。
それにトリエステという響きは、イタリア語のトリステ(triste=悲しい)に似ていて、街の悲しい歴史に重なるような気もしていました。
でも場所が場所だけに、どこかのついでにちょっと寄ろうということにはならず、行きたいという思いを温め続けていただけでした。かれこれ6、7年も。
そのトリエステに、少し遅い午後いよいよ到着。チェックインした後、少しだけ街散歩。というよりは、この日の夜に合流する友人を空港に迎えに行く約束をしているので、そのバスターミナルや切符売り場の確認がてら、近くを見ただけです。
空港に行くので、そうそうゆっくりたっぷりと食べるわけにもいきませんから、この日の夕食は、ピッツァ。 お店の名前がカプリッチョで、これはその店の名を取ったカプリッチョ風。ルーコラも書いてあったのに、乗っていたのは豆苗に似た葉でした。でも生地はもっちりしていて、アンチョビやケイパーや茸や茄子など私の好きなものがいっぱいでしたが。そして、もちろんピッツァにはビール!
海沿いをしばらく走るバスで空港に行き、友人と無事合流することができました。
コメント: 全5件
from: ぐら姐さん
2007年09月08日 08時35分31秒
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「トリエステ3」
街の中心部の広場、ウニタ・ディタリア広場(イタリア統一広場)へ。ど〜んと大きな広場です。
この広場の前の埠頭に、夕方になるとまちの人々がたくさんやってくると「須賀敦子のトリエステと記憶の町」に書いてありました。昨日の夕方、ここまでくればよかったと少し後悔。午後には移動しないと…。でも、きっとまた来いよ、ということなのですね。
では広場の周りや、近くの建物たちの写真をアップします。
from: ぐら姐さん
2007年09月07日 19時54分53秒
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「トリエステ2」
ホテルは、駅とバスターミナルにすぐ近いところを選びました。友人が夜のフライトで着くし、もうこの日の午後に移動する予定にしていたからです。
この朝、街の中心地へとホテルから歩きました。トリエステは、大きな船も着く港町で、建物もデーンと大きく、道もドーンと広くて、イタリアというよりも、ウィーンに似た印象がありました。(ウィーンに港はありませんが)
10分も歩かないうちに、運河が見えてきて、
そこを過ぎた辺りから、港が見えてきました。
ここに見えている船は、コスタ・クルーズと言う会社のクルーズ船で(黄色に青のマークの付いた煙突が目印)、2004年のクルーズの時にここの船に乗ったので、懐かしくて写真を撮っちゃいました。
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from: ぐら姐さん
2007年09月07日 19時32分45秒
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「Re:Re:トリエステ」
あれっつぉさん、お久しぶりです!
> 私も、須賀さんの本を読んで、そして「須賀敦子のトリエステと記憶の町」という本を読んで、トリエステとかアクイレイアに行ってみたい〜!って思ってるんです。
私も「須賀敦子のトリエステと記憶の町」を読み、今回は旅に連れて行きました。確かめながら回りたくて。でも、サーバ縁の書店には行きませんでした。行っても私には意味のないことなので。
> それと、昔イタリア語を習った先生がトリエステの人で、その人がイタリア人ぽく無く静かで控えめな感じがしたのも、なんだか勝手に私の中でトリエステの町をどこか静かで悲しいイメージに作ってしまってるんです。
チヴィダーレのお宿の方たちも、そんな印象でした。(これについては、またチヴィダーレの項で詳しく)
> だから一回行ってこの目で見てみたいのですが、なんせ東のはずれ。どこかと周遊するには遠すぎて、一週間や10日程度の旅ではなかなか訪れる機会が無いですよね。
ウーディネを中心にして、現地3・4日あれば結構見られますよ。このエリアだけを目的地にしてもいいと思いました。違う季節にまた行ってみたいと思っています。
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from: あれっつぉさん
2007年09月07日 11時37分22秒
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「Re:トリエステ」
ぐら姐さん、おひさしぶりです。
またまた満喫されてきたようで、楽しく拝見してます。
> なぜ、私がこのまちへ行ってみたかったかというと、私の大好きな作家、須賀敦子さんが憧れていた地だからです。須賀さんが憧れていた理由は、彼女がその詩を愛し、翻訳までした、ウンベルト・サーバの出身地だからなのですが。
>
> 私は、サーバを読んだことはないので、邪道と言えば邪道なのだけれど、須賀作品の中に出てくるトリエステという街へ、是非行ってみたい…と思っていました。
>
> それにトリエステという響きは、イタリア語のトリステ(triste=悲しい)に似ていて、街の悲しい歴史に重なるような気もしていました。
>
私も、須賀さんの本を読んで、そして「須賀敦子のトリエステと記憶の町」という本を読んで、トリエステとかアクイレイアに行ってみたい〜!って思ってるんです。
それと、昔イタリア語を習った先生がトリエステの人で、その人がイタリア人ぽく無く静かで控えめな感じがしたのも、なんだか勝手に私の中でトリエステの町をどこか静かで悲しいイメージに作ってしまってるんです。
だから一回行ってこの目で見てみたいのですが、なんせ東のはずれ。どこかと周遊するには遠すぎて、一週間や10日程度の旅ではなかなか訪れる機会が無いですよね。
だから、今日からのアップとても楽しみにしてまーす。
ところで、今年もトリュフ祭りに行かれるんですか。アルバのトリュフって毎年訪れてしまうほどすばらしいんや〜!
行けたら来年はぜひ行ってみたいです。その節はお仲間に入れてください(笑)
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from: ぐら姐さん
2007年09月09日 11時44分20秒
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「トリエステ4」
さて、須賀さんが書いた文章のタイトルが「トリエステの坂道」というだけあって、トリエステは坂の多い街です。丘の上にお城があり、そこからの眺めが素晴らしいと聞いていたのでけっこうな坂道をせっせと上って行きました。
地図も見ないで適当に上がって行ったら、ぐんぐんと急になり、上り切ったかなと思ったあたりで見回してもお城らしきものは見当たらず(建物だらけで見晴らしも全くよくない)、ちょうど住宅から出てきたエレガントは印象のご夫婦に道を尋ねました。
ご主人の方が、まず「英語の方がいいですか?」と。イタリアでこんなふうに聞かれたのは初めてです。イタリア語を勉強中の身としてはイタリア語でお願いしましたが。
この街には2つの丘があり、こちらのサン・ヴィートの丘の方が高さがあるけれども、お城のあるのはサン・ジュストの丘で、そこへ行くには、いったん途中まで下りないといけないことを教えてくれました。
道の教え方が素晴らしいのは、何番目の角をどちらに曲がるのか、そこにはどんな目印があるのか、とても分かりやすかったこと。こんな点でも、イタリアらしくない街なのでした。
で、下りて上ってサン・ジュストの丘へ。
城の手前に教会がありましたが、そこは通過。
次は、ローマのフォロを通ります。
そしてお城。入場料を払って中に入らないと、城壁からの眺めは楽しめないので、まずは入場。せっかくだから城も見学。
そしてやっと城壁へ。風が強くて、髪の毛がぼうぼうでしたが、景色はよく見えました。
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