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イタリア!小さなまちと田舎の旅

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公開 メンバー数:399人

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  • from: ぐら姐さん

    2007年11月02日 07時14分54秒

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    サン・ダニエーレ

     チヴィダーレのお宿をチェックアウトして駅まで送ってもらい、電車で10分ほどでウーディネに着き、予約していたお宿にチェックイン。

     そして向かうは、ウーディネからバスで40分ほどのところにあるサン・ダニエーレ!イタリア人なら、その名前を知らない人がいない、パルマよりも上と言われるProsciutto(生ハム)の産地です。

     ここまでかな〜り須賀敦子さんの足跡追っかけ旅モードでしたが、ここでいきなり本来の食い倒れ旅モードに戻るのです。

     当初チヴィダーレに2泊するつもりでいたのですが、待てよ、確かウーディネの近くには、サン・ダニエーレがあったはず…ということで、チヴィダーレを1泊にし、電車でたった10分のまちウーディネに宿を移すことを予約の段階で決定。

     サン・ダニエーレへ向かうバスは、のどかな畑や丘の景色の中を走っていきます。ところどころの丘の上に小ぢんまりしたまちが見え、立ち寄ってみたくもなったりして。(こういうときは車がいいですね!)

     サン・ダニエーレに行って何をするって、漠然と、本家本元でprosciuttoを食べたい!しかなかったのですが、サン・ダニエーレも丘の上のまちで、なかなかいい雰囲気でした。
     

     

     

     

     まちのあちこちにProscitteria(生ハム屋)とか、Degustazione di S.Daniele(サンダニエーレ産生ハムのお味見どころ)といった店があります。
     
     これは、あるお店の壁のモザイク。
     

     ここのバールは、表のカウンターにおつまみが並んでいて1杯飲めばつまみがたくさん。
     

     昼にはまだ早い時間なので、地図をもらってまちを歩こう…そう思って行ったインフォメーションで、「この辺で、見学させてくれる生ハム工場はありますか?」とつい訊いてしまって、とんでもない展開に。   つづく…

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コメント: 全3件

from: ぐら姐さん

2007年11月08日 22時02分09秒

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「Re:Re:サン・ダニエーレ2」
> なんだか読んでると他人事には思えません。
>
> いつもの私と同じくらい歩いたんですね。(笑)

らふぁえろさん、お帰りなさい!
いかがでしたか?
今回は、白トリュフも食してきたようですね。

ブログだけでなく、こちらにもアップしてくださいね。

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from: らふぁえろさん

2007年11月08日 10時30分22秒

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「Re:サン・ダニエーレ2」
なんだか読んでると他人事には思えません。

いつもの私と同じくらい歩いたんですね。(笑)

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from: ぐら姐さん

2007年11月03日 00時08分29秒

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「サン・ダニエーレ2」
 さて、インフォのオネエサン、「あるわよ。ここなら多分見せてくれるわ。」と地図に書き込みをしてくれました。

 その地図からだと、ちょっと町外れまで行けばいいように思えたのです。地図を見ながら、歩きました。オネエサンが印を付けた曲がるべき通りは、まだありません。この時点で、あのオネエサンは、私たちが車で来ていると思っていたに違いない…と思えるようになってきて。

 でも今更引き返せず、車がビュンビュン走る道を歩いて、歩いて、ガソリンスタンドがあったのでそこのオバサマに訊くと少し先にその通りがあることが分かり、さらに歩いて。やっと曲がるべき通りが見つかり… ところが、曲がったって、まだまだ遠いのでありました。

 ついに着いた!
 

 
 と思ったときには、工場は昼休み。門の中で一服していたシニョーラが、オフィスは1時半にならないとだれもいないわ、と教えてくれました。このとき、12:45。でもねぇ、せっかくここまで歩いてきたのだから…

 友人と2人、木陰に腰を下ろして、日記を書いたり本を読んだりして待ちましたよ、はい。

 1時半になって車で人が戻ってきたので、門の横のボタンをピンポン。「生ハムを作るところを見せていただけませんか?」すると中の男性が、「生ハムを作るところを見たい?・・・作るのは4時からなんだけどなぁ…」

 えええぇぇぇ・・・ショ〜〜〜〜ック!!!しばし無言で言葉も出ずにいたら、女性が出てきて「まあ、とにかく入って見て。」と入れてくれました。

 生肉が届いて、塩をすり込む作業をするのが4時からで、工場内を見ることはできるのでした。広報担当のアンジェロさんが案内してくださり、塩をしてしばらく干した肉の断面に脂を塗る作業をしているところや吊るしてあるお肉が数ヶ月ごとに移されていく乾燥室、湿度によって自動開閉する設備になっている窓などを見せていただきました。
 

 

 
 ようく見ていただくと分かるのですが、吊るしてある生ハムには、足首で切ってあるものと、蹄がついているものがあって、サン・ダニエーレを冠して売ることのできるのは、蹄付きのものだけなのだとか。生ハム1本1本に、製造番号と仕込みの年月日が打刻してありました。
 

 

 

 ここで生ハムを買えますか?と訊いたら、買えるのだけど、今日は担当者がいないから無理と言われまちで買うことに。試食もできませんでしたが、とにかくあれだけ歩いてきたのだから、中を見せてもらえてヨカッタ!

 まちまではタクシーを呼んでもらおうとしたら、タクシーは無い、別のまちから呼ぶと高くつくと言われ、また歩いて帰ることに。アンジェロ氏「3.5kmだからたいしたことないよ」だと。4km超はあったと思うけどなぁ…。

 まちへ戻り、おなかぺこぺこ。昼食の時間を過ぎていて、レストランはもう終わっていましたが、Degustazione di S.Danieleの店はちゃんと開いています。で、生ハムとメロン、生ハムとイチジクを各1オーダーしました。フルーツと生ハムとは別盛で、この量です!
 

 
 美味しくて美味しくて、ぜ〜んぶ食べましたよ!実は、マイ・カメラでは、メロン一口の生ハム巻きとか、イチジク一口の生ハム巻き、そしてグリッシーニの生ハム巻き、などを撮っていたのですが、先の日記に書いたように、カメラを失くしたので、写真を掲載できません。

 デザートにスイカをオーダーしたら、これまたドデカイのがきて、たくさん汗をかいた分の塩分と水分を補給しました。

 思った以上にサン・ダニエーレで時間を費やしたので、ウーディネの観光はできませんでしたが、これもまたよし。また行けばいいのですものね。

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