サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。
from: ぐら姐さん
2007年12月15日 09時09分59秒
icon
アグリツーリズモ・プリスコ
雪隠詰めから無事開放されて、ピショッタ・パリヌーロに降りると、お迎えを依頼していたこの宿の主、ロマーノではなく、三男のアントーニオが来てくれていました
雪隠詰めから無事開放されて、ピショッタ・パリヌーロに降りると、お迎えを依頼していたこの宿の主、ロマーノではなく、三男のアントーニオが来てくれていました。そして車のところへ行くと、何と3人も日本人が!皆、ここの滞在客でした。
1人は、ミラノのレストランで働く女性料理人Dさん、2人は、ロンドン在住、初イタリアのわりと若いカップル。Dさんとは2泊、ロンドンカップルとは1泊だけご一緒でした。日本人だから、ということで4人一緒の食卓。(他にも2、3組イタリア人家族が滞在していました)
海外で長く暮らす日本人との会話はなかなか面白くて、楽しいひと時でした。
この宿は、私がイタリアで初めて泊まったアグリトゥーリズモで、シンプルで自然な滋味溢れるお家ご飯を食べさせてくれるのが気に入り、今回の滞在で4回目となります。
でも、主のロマーノは、日本女性と見ると年齢を問わず口説きたがるので、友だちと一緒に行くか、一人なら忙しい時期に行くようにしています。
今回ご一緒したDさんの話だと、この忙しい時期にもかかわらず、隙あらばと、口説かれたようです。イタリア在住9年を超えたDさんですから、適当にかわしていたようですが。私? 私もすっとぼけていました。
それを除けば、この宿は本当にいいところで、長閑だし、美味しいし(ミラノのミシュラン1ツ星の店で働くDさんも、ここは材料が素晴らしいし、その材料を十分に生かしていると絶賛でした)、車がなくても、連れて行ってもらえるし。
着いた翌日、ロンドンカップルは、ソレントに向かうべく、長男マウロの車で駅へ。私とDさんは、一緒に乗って駅で見送ってから、ビーチへ送ってもらい、夕方まで、のんびりビーチでおしゃべりをしました。
Dさんは、大学を卒業してすぐに、料理人になるべくイタリアへ。パヴィア県の小さな町の美味しい店で、9年間も修業した後、ミラノの店へ移った方。半年、1年であちこち転々と修行した人たちとは全然違います。興味津々であれこれ尋ねる私に、嫌な顔もせずに答えてくれました。
さて、カルタジローネから、ここまでの写真は、ありません。だってカメラをなくしたので、ここまでの写真は、友人A・Bが提供してくれたものでしたから。
でも、この日の午後、友人Eがやってきたので、2日目午後からの写真は、友人Eの撮影したものがあります。ということで、Dさんと過ごしたビーチと、近くの店で食べた美味しいピッツァの写真はありません。
このアグリでは、ビーチに行った以外は何もせず、自由にキッチンに入らせてもらって、ひたすらこの家のレシピ聞きまくりの、私にとっては、とても楽しい3泊でした。
アグリのお部屋
外観
目の前の景色です。
-
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。 - 7
-
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。 - 1
icon拍手者リスト
from: ぐら姐さん
2007年12月18日 20時22分27秒
icon
「アグリツーリズモ・プリスコ5」
この1つ前のコメントで、このアグリの朝食を載せましたが、ここの主、ロマーノだけは、朝食がちょっと違います。
糖尿病の気があるらしく、甘いものの食べすぎに気をつけているのです。
下の写真は、パーネ・ビスコッタート。この家ではピッツァも焼ける石の薪釜で、パンも焼いているのですが、余ったパンをもう一度、余り高くない温度で焼き、カチンカチンのビスコッティのようにしたものです。
食べるときは、これを適当に割って水をかけ少しふやかす感じにするのだそうです。それにトマト、アンチョビを入れ、オリーブオイルをかけたものが、ロマーノの朝食なのです。あ、仕上げにオレガノを振り掛けていますね。
これだけ食べたら、私達の朝食より、カロリー高そうなのですが…。それは置いといて、美味しそう〜〜〜
ということで、一口分けていただきました。
うんま〜〜〜〜
それもそのはず、トマトは、これですもの。
熟した状態で収穫したトマトを、木の板に乗せて置いているのですが、日本の夏と違って、向こうは乾燥しているので、腐らないのですね。追熟されていく感じなのです。味が凝縮され、濃厚になるような。
そして、アンチョビも自家製なのです!
この白いペールに、イワシを塩漬けにして熟成させ、重石の瓶の中には、イワシを内臓ごと入れて魚醤を作って熟成させているのだとのこと。今回、私は初めて知りましたが、ここで合流した友人Eによると、アマルフィ海岸には、古くから魚醤を作っているところがあるのだとか。この家でも作っているのでした。
その塩漬けのイワシを取り出したものがこれ。
それを赤ワインビネガー(これも自家製)で洗います。
瓶に入れ、オリーブオイルを入れて、これを料理に使うのです。
もちろんアンチョビですから塩辛いのですが、塩がきつ過ぎず、よく熟成されていて、これ1匹でワインが3杯飲めちゃう感じ。オリーブオイルも、もちろん自家製ですしね…
こんな朝ご飯を毎日食べられるなんて…、ああ、私もここで1ヶ月暮らしたら、確実に10kgは太りそうな気がしますが、3泊なら、ここならではの味を存分に味わいたいと思います。
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。
閉じる
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。
閉じる
icon拍手者リスト
Lucia、 nasakura、 キュリ、