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イタリア!小さなまちと田舎の旅

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公開 メンバー数:399人

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  • from: ぐら姐さん

    2008年01月25日 07時09分34秒

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    クーネオ

     クーネオってどこ?と思う方もいるかもしれません。ピエモンテ州クーネオ県の県都といってもぴんと来ないでしょうし、クーネオ県には、アルバ、バローロ、バルバレスコがあると言われると、知っている人は、へえぇぇ…と思うでしょうが、クーネオ自体は、どんな街なのかよくわからないのです。

     でも「麗しのピエモンテ」と言う本に、この街の素敵なホテルが載っていて、旧市街もそれなりに素敵らしいということで、でかけてみることにしました。

     雪のために、着くのが予定より遅くなったので、旧市街はあまり見られなかったのですが、今日は、街散歩のほんのさわりだけ載せます(あまり時間がないので)

     スタートしたては、普通のイタリアの街という感じ。
     

     

     

     

     大きな広場があります。雪は少しずつですが降り続けています。
     

     急ぐ人は、広場の真ん中を突っ切って歩いていましたが、広場を囲む建物の地上階部分は、ほとんどがポルティコ(柱廊)になっていて、雪が降っていても濡れずに歩けるのでした。

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コメント: 全6件

from: ぐら姐さん

2008年02月03日 10時03分20秒

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「クーネオ7 今度は・・・」
 翌朝、とってもイタリア的な朝食をいただき、
 

 チェックアウトして、トリノへ。この街そのものは、平地にあるのですが、この平地は、小高いところにあるようで、列車が駅を出てすぐのところは、谷になっており、列車は高いところを通るのでした。この日も雪景色です。
 

 

 そして一番先に報告したトリノ歩きとなるわけです。この短い旅の報告もこれにておしまい。

 今度ここを訪れるときは、春か夏がいいかしら、3泊ぐらいはして、近隣のまちを訪れたいなぁ、と思っています。車があるといいのでしょうけどね。 

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from: ぐら姐さん

2008年01月31日 22時06分08秒

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「クーネオ6 パラッツォ・ロヴェーラのディナー」
 さていよいよ楽しみにしていたホテルのレストランへ。中はクラシックな中に、今イタリアで流行っているらしい、竹の飾りが。(トリノでも通りの両側にこれと似たような竹がぽつぽつと置かれているのを見ました)
 

 

 7時半に予約したのですが、私が最初の客でした。じきに、他の地方から来たと思われるイタリア人男性2人組みがやってきましたが。

 グリッシーニも、パンも美味しそう!
 
 とよく見れば、パンの横にあるのは、隣のリグーリア州の名物、フォカッチャではないですか!
 
 大きく厚めに焼いて切ったこのタイプのフォカッチャが一番好きなんです。弾力と言い、オリーブオイルの味といい、塩加減と言い抜群です!

 せっかくなのでピエモンテの名物料理を、と思いアンティパストはバーニャ・カウダにしました。バーニャカウダのソースをかけたペペローネ(パプリカ)はよく出てきますが、本格的バーニャカウダをイタリアで食べるのは初めてです。(家では、けっこうやります。このソースが大好きなので)
 
 ソースは土鍋に入って、下から固形燃料で温める仕組み。
 
 もう野菜たっぷりでとても幸せな前菜でした。中に生のゆり根というか慈姑というか、そんなしゃりしゃりした食感の白い薄切り野菜があって、それを鍋のソースにくぐらせて食べるとすごく美味しいので、「これは何?」と聞いたら、カルド・ゴッボ(トリノのイータリーの野菜コーナーで紹介したもの)だということでした。すごく気に入りました。

 プリモは、カルチョーフィ(アーティチョーク)のタリアテッレ。
 
 ここのは、フレッシュ・トマトも入っています。カルチョーフィの味とトマトが意外に合って、手打ちの幅広麺に絡み、これまた私好みの味でした。

 で、セコンドは、このあたりの名物料理だというルマーケ(カタツムリ)の何とかソース(名前を忘れました)。
 
 この辺りでカタツムリがたくさん獲れる訳ではなく、近くにカタツムリ輸入の中心となっている都市があるために名物料理になっているのだとのこと。イタリアのカタツムリは、フランスのもののように殻ごと出てくるのではなく、殻から出されて調理されるのでした。

 味は・・・まあまあ美味しいのですが、たくさんあると飽きます。お肉の方が良かったかなぁなんて思いつつ、完食。

 グラスで飲めるワインが何種類もあったので、それぞれの料理に合わせてもらい3杯飲みました。

 そしてドルチェ。ドルチェに合わせて、デザートワインとしてパッシートをオーダー。ところがパッシートはすぐに来たのに、ドルチェがなかなか来ません。待っている間に手持ち無沙汰で全部飲んでしまい、それでもドルチェは来ません。

 店は9時前ぐらいから客がどんどん入ってきて、忙しいのは分かるのですが、それにしてもお運びのオネエサンたちは、皿を下げることしか頭になく、どこのテーブルが遅れているとか、グラスが空いているから水を注ぐとかいうことには全く目が届かない人たちなのです。

 それにイラついていたこともあるでしょうし、私が少し疲れていたのかも知れません。30分近く待ち、私の後に来た男性たちのテーブルに先にドルチェが運ばれたのを見たとき、私にしては珍しくプチッと切れてしまって、「私はもう部屋へ帰るからドルチェは要りません。30分以上も待ってもまだだなんて!」と席を立ち、部屋へ帰りました。部屋番号は最初に伝えていたし、イタリアのホテルの店って、たいていサインを求められないので、それで多分支払いは大丈夫なのです。

 後ろも振り向かず、さっさと部屋に戻り、せっかくの美味しい食事がこんな形で終わるなんて・・・と思っているところへ、ドアのベルが鳴り、出てみるとソムリエのオニイサンが、ドルチェを持って立っていました。

 「申し訳ありません。ちょうど出来上がって運ぼうとしていたところなんです。」と。

 私は、「それにしても遅すぎるでしょう。30分たって、私よりあとからの人たちにはもうサーブされているのですよ。」と再度不満をぶちまけましたが、オニイサンがワインを薦めてくれたときは感じがよかったし、ちゃんと謝ってくれたので、もういいやと思ってドルチェを受け取り、部屋で食べました。
 
 サービスがちょっと残念なレストランでした。でもドルチェは食べてよかった、と思える味でしたよ。

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from: ぐら姐さん

2008年01月29日 19時31分32秒

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「クーネオ5 ホテル・パラッツォ・ロヴェーラ」
 「麗しのピエモンテ」という本に、ホテルの項があり、そこにこのホテルのことが出ていました。古い宮殿を改築したホテルとのこと。そしてレストランがなかなか美味しいと。

 それを見て、いくつかある行き先候補からクーネオに行くことを決めたのでした。

 ポルティコ(柱廊)に面しているので、入り口はこんな感じです。
 

 ロビーはこんな感じ。
 

 
 じっくり構図を考えて…なんて撮っている雰囲気ではなかったので、ちゃちゃっと撮りました。もっと素敵なロビーだったのですけど。

 部屋です。ダブルのシングルユース。私が泊まったときは95ユーロでした。
 

 窓から、小路を隔てて、教会が目の前に見えました。
 

 
 あまりに近すぎて、全景が入りませんでした。この教会は、レストランからも見えました。

 壁面の小さな額。ピンクのドレスの部分だけが布で作ってあります。だいぶ古い、フランスのもののようでした。
 

 アメニティグッズも、とても洒落ていて、歯ブラシは旅行に持って行きたいようなもの。
 

 なかなか快適なお宿でした。

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from: ぐら姐さん

2008年01月27日 21時37分27秒

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「クーネオ4」
 この日、昼はトリノの駅で乗り継ぎの合間に切り売りピッツァを食べただけだったので、夜はきっちりと食べるつもりでいました。ですから、散歩の途中で何か食べたり飲んだりするつもりはなかったのです。

 でも散歩をしているうちに、街は黄昏れ、素敵な表情になって行って、ちょっとそそられる店もちらりほらりと。
 

 

 
 正面から見ると綺麗なフレスコ画が描かれているのですが、ちょっと暗くなりすぎました。
 

 

 

 

 で、この店の前で、私の足は止まってしまいました。
 
 写真からは見えないのですが、真ん中にあるガラス扉の向こうにきびきびと働く、黒Tシャツのイケメン男性2人。顔と言うより、その働きっぷりがきりりとしていて、とても引き付けられる雰囲気なのです。

 おまけにこの時間帯なので、カウンターには飲み物をオーダーすれば、自由につまめるオードブルがずらりと並んでいます。

 でも夕食の直前だし…独りだし…店の前を行きつ戻りつし、結局ドアを手で押していました。

 スプマンテを1杯ください。私がそういうと、メトド・クラシコのにしますか?それともプロセッコ?と聞かれたので、迷わずメトド・クラシコを選びました。シャンパンと同様に、昔ながらの瓶内で2次発酵させたものです。オニイサンが、にっこり笑って、丁寧に注いでくれました。
 

 オードブルは、こちらにも。
 

 店内は、常連さんの話で盛り上がり、楽しそうです。私が独りなので、「日本の方ですか?この店では、たまにスシを出すこともあるんですよ。この子(と店で働く女性を指して)の友だちが作りに来てくれるんです。」などとイケメンのオニイサンが、気遣って話しかけてくれました。

 とても気持ちのよい店でした。やっぱり入ってよかった…そう思いながら、Buona seraと挨拶をしてホテルに戻りました。
 

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from: ぐら姐さん

2008年01月26日 22時59分54秒

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「クーネオ3 スイーツ」
 クーネオは、極上の大粒の栗を産する地だそうです。栗は一般的にはcastagnaと言うのですが、その大粒のものは種類が違うようで、marroneと言います。秋には、栗祭りも行われるのだとか。

 この街を訪れたら、マロングラッセは、絶対に買わなくちゃと思っていました。見つけましたよ、こんなスティッカーの貼ってあるお店で。
 

 
 本当に見事なサイズのマロングラッセです。10粒買って、日本に持ち帰りました。何と表現していいのか、栗の味も、ほどよい甘さも、本当に美味しいものでした。

 クーネオには、もう1つ、クネージ・アル・ルーム(ルーム=ラム酒のイタリア語読み)という名物のお菓子もあります。アル・ルームの他に、リモンチェッロのものや、アーモンドの入っているものなどいろいろあり、2個ずつ8種類買って来ましたが、こちらは友人宅にお土産に持って行き、一緒に食べようと思ったのに、お腹が一杯になってそのまま置いてきたため、お味の程は分かりません。
 

 クーネオで見たお菓子やさんではどこでもこのクネージを売っていましたが、元祖は、こちらの店のようで、ヘミングウェイも訪れたのだとか。
 

 

 

 イタリアのクリスマスのイベントは1月6日のエピファニアの日まで続きます。エピファニアは、イエス誕生を祝い、東方三博士が貢ぎ物を捧げた日なのだとか。宗教画を見ると、誕生したばかりのイエス様の周りに、ターバンなどを播いた3人物が描かれていますが、この人達のことだそうです。

 前もって吊るした靴下に、良い子供にはお菓子やおもちゃが、悪い子供には炭がプレゼントされます。プレゼントをするのはベファーナと呼ばれる魔法の箒にのったお婆ちゃん。お菓子屋さんの店頭には、このベファーナの飾りがあふれていました。
 

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from: ぐら姐さん

2008年01月26日 13時30分45秒

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「クーネオ2」
 クーネオ1の最後の写真の広場の奥に、木が見えているのですが、近付くとこんな感じ。
 

 暗くなってくると、もっと綺麗でした。
 

 クーネオの街は、ボローニャの駅近くの辺りの印象にも似ています。歴史的中心地区とは違いますが。
 

 ポルティコはこんな感じ。
 

 
ここは、イタリア銀行のポルティコで、なんだか風格がありました。

 広場を抜けてちょっと歩いた辺りに私好みの教会がありました。初めは塔が見えて
 
 小さな入り口が見えて
 
 入り口のライオンが雪を被っています。
 

 

 

 ちょうどミサをやっていたので、中はちょこっとのぞいただけです。

 戻りは通りの反対側を通ったら、教会の全景が見えました。
 

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