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from: ぐら姐さん
2008年09月08日 05時55分14秒
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オローパへの移動
ジェノヴァの後にグラッツァーノという超田舎町に行ったのですが、ついうっかりその次のオローパの写真をアルバムに取り込んでしまったので、先にオローパのことを書いてから、グラッツァーノのことを書きます。
今日は、オローパまでの移動時の出来事を。
グラッツァーノから、バスでアレッサンドリア、列車でノヴァーラ、乗り換えてまた列車でビエッラまで、そしてビエッラからバスに乗ってオローパへと移動しました。北イタリアの電車は、なかなか綺麗です。冷房もちゃんときいてるし。
トイレもモダンで、清潔。(あ、日本でならこれが普通ですね)
ノヴァーラの辺りから俄然水田が目立つようになり、田んぼには白鷺が多く見られました。
オローパは、ピエモンテの北西の方になります。それぞれの移動距離は、たいしたことが無いのだけど、乗り換えの待ち時間はそこそこあって、着いたのは17時過ぎ。
さて、この日はバカヤロ〜な出来事が1つ。
それはビエッラの駅での出来事でした。ビエッラの駅に着いたのが、15:30。アレッサンドリアの駅バールでパニーノを1個食べていたのですが、小腹が空いて、バールへ行くと、あまり食べたいものがない。で、最近イタリアの駅でよくみかけるようになった、セルフサービス・バール(自販機)でサンドイッチを買うことに。
お金を入れ、好きな商品の番号を押せば、ガタンと音がしてその商品は下に落ち、取り出し口から手元へ。のはずなのに、私のサンドイッチは下には落ちたものの、取り出し口のところまで出てこない…
どうやら取り出し口のところが2段構えになっていて、その最初のところが開かず、いちばん下まで落ちない…ようなのです。手をこじ入れて、そこをなんとかいじって…と思っても全然動かず。
まずは、バールに行って話すと、それはうちとは関係ない…
新聞雑誌などの売店に行って聞いても、うちとは無関係…
駅員に聞いても、知らぬ存ぜぬ…
もう一度、手を入れてチャレンジ。通りがかりの人に、取り出せないんだけど…と協力を求めてみると数回試み、他の人をも巻き込んで試してくれたものの、取り出せず。
中の1人が、こういいました。
「もう1回お金を入れて、もう1つ買ってみれば?
2つ手に入るよ」
私「2つ分の損はしたくないわ。」
その方「じゃあ、一番安いものを買えばいいじゃない。」
・・・・・・・
もちろん何も買いませんでした。みすみすお金を捨てることになるような気がしたからです。そして、バスの発車時間ぎりぎりまで、誰か買う人がいないかずっと見ていました。一緒に取り出せるかもしれないと。
結局自販機を利用する人はゼロ・・・ 諦めました。ま、こんなものでしょう。イタリアだもの。
さて、これには後日談があります。オローパに2泊し、またビエッラを通った時に見ていたら、まだ私のあのサンドイッチがひっかかったまま!そして見ていたら、若い女性がお菓子を買おうとお金を入れ、ボタンを押しました。・・・・・・ 彼女も、やはり取り出せなかったのでありました。
こんな機械にお金をかけて設置しても、これじゃあ信用する人がいなくて絶対に商売にならないよねぇ…イタリアにいると、人間しか信じられない気がしてくる…
コメント: 全3件
from: ぐら姐さん
2008年09月10日 22時17分01秒
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「オローパ2」
前夜、早めに寝たからか、夜中2時ごろに目が覚めました。せっかくなので、外に出てみました。夜気は、ヒヤッと寒いぐらい。何しろまちではないので、満天の星!そしてビエッラのまちの灯りも!写真に撮りたいと思ったけど、私のカメラでは無理でした。
さて翌朝。部屋からの眺めがこうです!
うっふっふ。晴れ女健在!エッヘン!!!山は朝日に照らされていますが、まだ新教会の天辺には当たっていません。さあ、朝食前に刻々と変わる光を見に、散歩に出ましょう。途中の門のところに、日が当たってきました
そして新教会にも。
でも、今行っても中にはまだ入れませんから、先にサクロモンテへ。サクロ・モンテには、こんな感じで礼拝堂が建っています。
下から順に、マリアの誕生から戴冠までを12に場面に再現しているそうですが その程度しか知らずに近付いてみると、ドアは固く閉ざされています。あら?中に入れないの?と窓を見れば、窓には金網が…。なーんだ…と中を覗いてびっくり。
内部空間全てが絵と人形で描かれた場面の展示スペースとなっているのです。金網の目にレンズをうまく潜り込ませて、
カメラをしっかりと固定し、ノーフラッシュ、セルフタイマーで撮ると
意外にきれいに撮れるではありませんか。
楽しくなって、順に辿りながら半分まで、次々と写真を撮りました。でもお腹が空いてきたし、教会も見たいし、ということで残りは後で続きをみることにし、教会へ向かいます。なにしろ観光客が押し寄せてくる前に、見てしまわないと。
なぜ、水場にはみなコインを投げ入れるのでしょう。ここも例外ではありませんでした。
つづく。
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from: ぐら姐さん
2008年09月09日 20時01分10秒
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「オローパ」
オローパは、「ピエモンテとロンバルディアのサクリ・モンティ」というくくりで世界遺産に登録されているうちの1つのサクロ・モンテ(聖山)があるところです。
http://www.santuariodioropa.it/
山の中に複数の建物を作り、聖書の物語を絵や彫刻で順に再現し、これを巡って行くことにより信心を深めるという目的があるのだそうです。ここのサクロ・モンテには、12の礼拝堂があり、マリアの生涯が描かれています。
小ぶりのラ・キエーザ・ヴェッキア(古い教会)と大きなラ・キエーザ・ヌオーヴァ(新しい教会)があり、それらを含めてサントゥアリオ・ディ・オローパ(聖地・オローパ)と言うのだそう。
このサントゥアリオ・ディ・オローパについて検索すると大きなラ・キエーザ・ヌオーヴァ(新しい教会)を中心にした広大なエリアの画像が出てくるので、これが世界遺産なのだろうと思うのでしょうが、価値があるのは、どうやらサクロ・モンテの方と、古い教会らしく。
山の中にあるので、夏は涼しくていいかも、ということとお天気がよければ、山の景色も美しいかも、という2つの理由で出かけることに決めました。調べれば、宿泊施設も高くないし。
ビエッラからバスに乗ると、ぐんぐんと山道を登ります。お天気がいいので、いい気持ち!
着いたのは夕方5時半頃でしたが、たくさんの観光客がいて、観光バスもたくさん。ああ、これが世界遺産効果なのだと思いました。イイノカワルイノカ…
なんだかイメージ的には「善光寺」。たくさんの巡礼者が来て、そのための土産物屋や、食堂があったりして、「門前町」なんて言葉も浮かんできてしまいました。
教会の中やサクロ・モンテの見学は翌日に回すことにして、少し部屋で休んでから外に行くことにしました。部屋はこんな感じです。
6時半ごろに外に出ました。さすがにもう日帰り観光の客足は引き、ゆったりと敷地を歩けます。
こちらが、古い教会。
逆側から見ると、なんと大きな岩が、教会にめり込むように見えています。
これって、この岩にかかっても、絶対にここに建てないと!という理由があったのでしょうね。中はどうなっているのか、もう閉まっているので翌日のお楽しみ。
石段のところどころに高さが刻み込まれていました。
これは、先代のパーパ(法王)が来た記念。
新教会が見えてきました。
振り返ると、山の向こうも美しく。って、写真にはあまり写っていません。
新教会は、山を背負っていて、その向こうに日が沈むので、日陰になっていて、写真は翌日撮ることに。だんだんと夕暮れてきました。
食事については、ちょっと失敗しました。ユーロ高だから節約したいという思いがあるところに、宿泊に19ユーロプラスすると、指定レストランで2食付にできると聞き、それを選んだのだけど、ダイエットにいいような質素な食事だったのです。さすが、巡礼者向けの施設。
from: ぐら姐さん
2008年09月12日 06時31分18秒
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「オローパ3」
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さて、まずは古い方のキエーザ・ヴェッキアへ。
古いフレスコ画は、かなりの部分が剥がれ落ちていますが、見えている部分はきれいです。
ここには、黒いマリア像が祀られています。言い伝えによると、4世紀、オローパでのキリスト信仰の創始者とされているヴェルチェッリの司教であった聖エウゼビオがエルサレムで見つけた、聖ルカが彫ったとされる木彫りの聖マリア像を持ち帰って、ここに祀ったのだとか。
新教会キエーザ・ヌオーヴァに向かいます。
グループで訪れている若い人たち(宗教関係のグループのようでした)が、体操したり、歌を歌ったり。
そうこうしているうちに扉が開いて入れるようになりました。
あら、こちらにも黒いマリアが。
キエーザ・ヌオーヴァは、デーンと大きくて、妙にきらびやかで
あまり好きではありませんでした。
この後、朝食を撮り、ビエッラの街までバスで出かけました。本当は観光するつもりだったのですが、観光案内所で地図をもらって出たら、向かい側がスーパーマーケット!
つい入ったら美味しそうなものがいろいろあり、すぐ食べられるパスタや、野菜、ジュースなどを買ってしまって観光する気はすっかり萎えて…
ええい!宿に戻ってのんびり部屋ご飯だ、と思って戻ったら、部屋に着いた途端、雨が降り出しました。朝はあんなに天気がよかったのに…
ここに来る前に立ち寄った小さな村の人々が、口々に「あそこはいつも雨が降っているから…」と言っていたのを思い出しました。それにしちゃあ、前日の夕方といい、この日の朝といい、本当にいい天気だったのですね。
窓から、観光に来た人たちを見ていると、寒くてフリースや合羽を着ている人たちがたくさんいます。
ああ、泊まってよかった、朝のうちに見ておいてよかったと独り言。
昼食を摂り、昼寝をして、ついでにちょっと部屋でお絵かきなんかして。そしたら、雨が上がったので、サクロ・モンテの後半見物に出かけました。
ここでしたことといったらこれだけなのですが、やはり泊まってゆったりと見られてよかったと思いました。日帰りで来て、雨に打たれながら教会の内部だけ見ても、信心の無い私には、ありがたみもないですから。
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