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イタリア!小さなまちと田舎の旅

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公開 メンバー数:399人

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  • from: ぐら姐さん

    2009年02月04日 20時09分19秒

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    ロッカヴェラーノとカネッリのチェノーネ

    何度目になるのか、数えるのも面倒になるほど通ってしまっているカネッリのアグリトゥーリズモ。(ちゃんと数えてみると7回目です!)ご主人とは、12月前半の来日時に東京で会っているので、同じ月に日本とイタリアで会ったことになります。

     カモッリを後にして、前夜ミラノに着いているはずの友人Bと一緒に3人で12月の30日31日と泊まることにしているので、待ち合わせをしているアレッサンドリアへ。

     お腹が空いたので、バールでお昼を食べ、Bが乗ってくるであろう電車が着いたのに姿はなし。そのうち乗るべきバスの発車時刻になってしまって、ぎりぎりまで待ったけど、仕方なくバスに乗って、出発。

     Bは、携帯電話を持っていないから連絡の取りようが無いし、ルペストルの電話番号は知っているはずだし、私の携帯電話番号も知っているはずだから、何とかなるでしょう、ってことで。彼女2度目のイタリアで、初回はパリから来て滞在3日でしたから、ほとんと初イタリア状態。でもアジアやアメリカを自力で歩く人だから、心配はしなくても大丈夫、きっと。

     しばらくアグリで待っても全然連絡が無く、ちょっと心配になってきたけど、ご主人がチーズ工房にでも行く?というので友人Aはは初めてだし、ずっと待っていても仕方が無いので出かけました。

     ロッカヴェラーノのロビオーラを作るチーズ工房は、私は3回目になりますが、行ってみるものですね、変わっていました。

     この日の午前に作ったチーズ。ここは変わっていません。
     

     一番変わったのが、山羊さんたちのいるところ!
     

     なぁんと、屋根付きのところになりました。以前は、地面を柵で囲っただけだったのに。アグリのご主人が近付くと山羊さんたちは、怖がることもなく寄ってきます。
     

     搾乳の場所も新しい機械を入れ、きれいに整えられていました。
     

     ロッカヴェラーノのまちを見たことあったっけ?と聞かれたので、NOと言うと、もう暗くなってきたのに、連れて行ってくれました。12〜13世紀に建てられた古い塔と教会です。中には入れないけど、搭への上り口の2階ぐらいの高さから見下ろすと、ライトアップされた教会が見えて、きれいでした。
     

     

     その後、カネッリのまちに寄り道するのですが、それについては後で書くことにして、寄り道後に宿に戻ったら、友人Bはエライ!ちゃんと辿り着いていました。何でも、ミラノから乗ろうと思った列車の切符が買えず、その後のになってしまったとのこと。

     カネッリからは、タクシー利用だったので多少高くつきましたが、着くなり、宿の人に「座って待てば?」とテーブル席に通され、ワインとつまみを頂いていたとか。私達が帰ったときは、部屋でうたた寝していました。

     無事合流。やれやれです。

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コメント: 全5件

from: ぐら姐さん

2009年02月09日 23時53分44秒

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「散歩」
 1月1日の朝をこのアグリトゥーリズモで迎えました。雪があるものの、天気は快晴!(ほら、晴れ女なんです!)朝食後に、3人でのんびり散歩をしました。お宿を後にして
 

 まずは、上り始めます。(帰りが下りだと楽ですから)
 

 ずんずん上れば、お宿ははるか彼方に。(写っているのは友人です)
 

 ただただ広がる葡萄畑と、青い空。
 

 凍った葉の先っぽが解け始め、滴る水玉が陽の光を受けて輝きます。
 

 この木、たった一人で気持ちよさそうに枝を広げていて、いい感じでしょ。
 

 この後、昼頃にこのサークルのメンバー、フラさんがお友だちと見えるということで、ご主人の提案で到着を待ち、昼食をご一緒した後にミラノへと向かいました。

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Lucia papalina

from: ぐら姐さん

2009年02月08日 10時05分22秒

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「チェノーネ(大正餐)」
 大晦日の午後は、3人でアスティに出かけたのですが、私はみんなと別れた後もアスティに1泊しているので、まとめて後日書きます。

 さてさて、いよいよチェノーネのスタートです。午後9時、テーブルの用意はすで整い、あちらでこちらでと席に着き始めました。
 

 宿泊客だけでなく、他の宿に泊まっているらしき人たちや、近郊の人たちが大勢来ていました。あとから聞いたところでは、イギリスやドイツからのグループも。
 
 私達の左側がこれで、右側と後ろにもいましたから、結構な人数です。

 では、食べたものをずらずらっと。

スモークサーモン(ノルウェーの友人が送ってきてくれたものだそう)
 
カルネクルーダ(ローストビーフ風)
 
ロッカヴェラーノのロビオーラ(3タイプの熟成)
 
ペペローナータ、仔牛のロースト、兎肉ロール
 
人参とズッキーニのスフォルマート
 
アニョロッティ
 
ナスとトマトの重ね焼き(ナスをラザーニャのようにしています)
 
大晦日恒例の食べ物、コテキーノとレンズ豆の煮込み
 
兎肉と茸と豆の煮込み
 
ホロホロ鳥のローストとフィノッキオ(フェンネル)のフリット
(フィノッキオは食べてしまって写っていません)
 
付け合せのグリーンサラダ
 
 ワインもバローロが登場して。(写真なし)

 チョコレートのトルタと煮りんご、パネットーネのザバイオーネがけ
 

 だらだらと飲み食いして、このドルチェが終わる頃に、ご主人が、「さあカウント・ダウンだよ!みんなそれぞれ自分の国の言葉で言おうね〜」というので、私達は、十、九、八… 隣では、ドイツ語で、向こうでは英語で、そしてもちろん圧倒的多数はイタリア語で、0になると共にAUGU〜RI!おめでとう!!
 
 
 
 まずは、自分たちのテーブルで、そしてあちこちのテーブルの人たちと。そして一緒に並んで写真を撮ったり、お話したり。

 友人の1人は、絣の着物を着ていたので人気者でした。特にミラノの近郊からきた家族のお嬢ちゃんが、大の日本ファンだそうで、寿司が大好き、着物に憧れ、というので彼女とツーショットを撮ってもらってご機嫌でした。

 早寝早起きの日本人チームは1時ごろで部屋へと退散しましたが、皆さん何時までいたのでしょうか。

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Lucia papalina

from: ぐら姐さん

2009年02月07日 16時16分37秒

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「白トリュフランチ」
 カネッリまち歩きから、アグリへ戻りました。ピエモンテとは言え、このエリアはあまり雪が降らないところなのですが、今年は、本当に多いのよ…と奥様が言っていました。ダイニングルームからの景色です。
 

 

 冬はオフシーズンですが、年末はけっこう客も入っていて、5組の若いご夫婦達の団体が、それぞれ乳幼児を1〜2人連れて来ていました。各家庭が車で来ていて、寝室もそれぞれ、昼の行動も好き好き。だけど食事やおしゃべりはみんなで一緒という過ごし方です。

 だれか2、3人が重点的に子どもを見て、あとの人たちはほどほどに子ども達に目をやりながら大人のおしゃべりを楽しんでいて、なかなか賢い過ごし方だと思いました。

 もちろんすっごく賑やか。でも眉をひそめたくなるような感じのうるささとは違います。他にもぐっと大人な感じのカップル2組4名様のお客も。

 この日の昼は、皆出かけていて、客は私達3人だけ。ご主人は、私達のために白トリュフを仕入れてくれていました。着いた日に見せられて、明日の昼静かに食べよう、と。
 

 なので夜はチェノーネを食べると言うのに、昼も贅沢してしまいました。3人揃ってキッチンに入り、お手伝いと言うかお邪魔と言うか。出してもらった仔牛肉を交代で叩いて叩いて。(これはまだ途中です)
 
 オリーブオイルとエルベ・アロマティケとパルミジャーノを入れたボウルに
 
 叩いたお肉を入れて、混ぜ混ぜ。
 
 はい。カルネ・クルーダの完成!
 
 これだけで美味しいのに、なんという贅沢。ブツを削りかけます。たっぷりと。
 

 ああ、なんという幸せ。この香りと美味しさと言ったら…。次は、目玉焼きにまたまた白トリュフ。
 
 シンプルだけど、卵に白トリュフは、神様のくれた贈り物だと…

 第3弾は、タヤリンのバター&卵風味。美しい!トリュフと一緒に密封容器に数日入れて香りを移した生卵を使っています。
 
 そしてそして!これまた白トリュフを削るのです〜〜〜〜

 はぁ〜 遥々来てよかった!夜のことを考えて、昼はこれだけだよ、と言われましたが、もう十分満足いや十分過ぎるランチだったのでした。

 ワインは、こちら。白トリュフになかなか合いました。
 
 近くの農業高校で作ったと言うボルゴーニャという葡萄のもの。とご主人は言ったけど、帰ってきて調べてみたら、なんとボルゴーニャってブルゴーニュのこと!何、それ?ピノ・ノワールならピノ・ネーロのはずだし…。これについて詳しい方、教えてください。カネッリで作ってもブルゴーニュとはこれいかに?

 あまり香りは強くないけれど、渋みが無く、抑え目の味の中に華やぎが感じられる素敵なワインでした。

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from: ぐら姐さん

2009年02月06日 20時05分18秒

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「ジョヴィネジョヴィネ」
 大晦日の午前中は、ジョヴィネジョヴィネというお菓子屋さんへ。今年初のコメントをイタリアからお届けしたケーキの写真の工房です。
http://www.c-player.com/ac48590/thread/1100077299811

 あのケーキの他に、こんなのもありました。
 

 近くで、オニイサンが2009のチョコ文字を一生懸命書いていました。
 

 こらから飾り付けを待つブッシュちゃんたち。
 

 この日は大晦日のパーティー用なのか、甘くないパンやパイをたくさん作っていました。
 

 
 中身は、ペペローネやら、ハムやら、ほうれん草やら、卵やら、チーズやら…

 
 ここで卵やバターを買ったアグリのご主人は、勝手を知った店なので、いろんな種類をつまんで私達に味見させてくれました。出来立てで温かくサクッとした感じがたまりません。

 このあと、カネッリのまち歩きを楽しんで、このジョヴィネジョヴィネのカフェに行きました。こちらでは甘い方のお菓子をちょっと。
 

 このプチケーキ、持ち帰り用に何個も買うときは100gいくらの量り売りですが、店で食べると1個50チェンテージミ(セント)≒60円。台も、クリームも、フルーツもすごく美味しくて、このお値段はすごく優秀だと思いました。

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Lucia

from: ぐら姐さん

2009年02月05日 18時32分03秒

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「ムゼオ・デル・スーペルメルカート?」
 その後、カネッリのまちへ。アグリのご主人が、3人の老人がやっている「ムゼオ・デル・スーペルメルカート」(スーパーマーケットの博物館」のようなところへ連れて行くと言い、着いたのは、本当にふる〜い「よろずや」でした。
 

 ここでもご主人は自分のところの買い物です。この粉はアルタムーラのだよ、と言って買っていました。私が夏に行った、プーリアのパンのまちです。
http://www.c-player.com/ac48590/thread/1100073625992
 

 秤もこんな年代物。
 

 乾物やパスタは、木の箱に入っていました。
 

  さて、トイレがてら寄ることになったカフェは、ご主人の従兄が経営する店。なんとアグリの娘さんが手伝っていました。(写真には写っていません)トリノの大学に行っているのですが、週末や休みで帰ってくると手伝っているのだとか。

 バールやカフェは、この時間帯はハッピーアワー!ドリンク一杯で、ずらりと並ぶつまみ類が食べ放題です。
 

 私達3人がテーブルに着き、白ワインを1杯ずつオーダーしたら、適当に見繕って持ってきてくれました。
 

 この量を見ると、今までカウンターでつまむとき、少し遠慮しちゃってもったいなかったかも、と思ってしまいました。さすがお気に入りのアグリの親戚だけあって、どれも美味しいんです!これがチャージされないって、幸せなことですね〜。

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