サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。
-
from: ぐら姐さん
2009/05/23 07:53:31
icon
ピストイア
間が開いてしまいました。忙しいのに加えて、お腹を壊し、仕事を休んでしまったこともありまして。
その昔モロッコを旅してスペインに移動した日に、同行の3人が同時に同じ症状に見舞われ、先に帰国した友人が成田で検査を受けたら赤痢との診断で隔離され、私ともう1人の友人は、持参の抗生物質を服用し、体をだましだましそのままスペインを旅している間に治ってしまったことがありました。そのとき以来のことで、旅行と父の介護・葬儀以外で仕事を休んだのは15年ぶりぐらいでした。今日は、もう元気です。
このサークル上で書いてきたまちがたくさんになり、あら、あそこのことは書いたかしら?と思うことが多くなったので、まちの名前やタイトル、アップした日付けなどをエクセルで整理してみました。
以前フィレンツェに1週間滞在した時に訪れたまちのうち、アレッツォのことは書いていたのに、他のまちのことは書いていませんでした。
ということで、今回はピストイアのことを書きます。ピストイアも、その後で書くプラートも、フィレンツェからルッカに向かう途中にあるまちで、気軽に日帰りで行けるところです。(ピストイアまでで30分ちょっと)下のURLの地図を縮小したりクリック&ドラッグしてみると、位置関係が分かります。
http://italying.zening.info/toscana/Pistoia.htm
行ったのが、クリスマスシーズンでしたから、観光らしい観光は殆どできなかったのですが、中世の面影を残す街並みを楽しむことはできました。
ドゥオーモです。
左側に聳える鐘楼に比べ、ドゥオーモは地味な印象があります。5世紀頃に司教座教会が建てられてから何度も再建され、12世紀には行って現在のロマネスクの大聖堂の建設が始まり、15世紀にほぼ今の姿になったのだとか。中央の一段高くなったトンネル上の内側は、アンドレア・デッラ・ロッビアの彩色陶板で飾られ、扉上の半月状の部分にも彩色陶板の「天子に囲まれた聖母子」が嵌め込まれています。
こちらは、鐘楼を横から見たところです。雨に煙ってはっきり見えないですけど。
そしてこちらは、洗礼堂。白と緑の大理石の縞模様が、ドゥオーモの柱廊玄関とと呼応しているのだとか。
コメント: 全2件
from: ぐら姐さん
2009/05/24 08:07:39
icon
「ピストイア2」
オスペダーレ・デル・チェッポ(チェッポ病院)という13世紀に創建された病院です。チェッポとは切り株のことで、切り株を利用して献金箱とし、創建費用を集めたのでそう呼ばれるようになったのだそうです。
玄関前の柱廊アーチは、1514年に設けられたもので、フィレンツェの捨て子養育院(1420年代の建築)に似た印象があります。フィレンツェの方には、アンドレア・デッラ・ロッビアが制作した彩色陶板のメダイヨン(円形装飾)がアーチの間を飾っていますが、こちらは、連続アーチのフリーズいっぱいにかなりカラフルな彩色陶板が嵌め込まれています。1520年代のロッビア工房によるものなのだそうです。
フリーズの彩色陶板には、「キリスト教の美徳」「慈善活動の実際」などが描かれています。
そしてメダイヨンには、「受胎告知」や「聖母被昇天」「メディチ家の紋章」などが描かれています。
こちらは、パラッツォ・デル・コムーネ、市庁舎です。
1296-1385年に建設されたそうです。中に市立博物館、マリーノ・マリーニ(現代イタリアを代表する彫刻家だそうです)資料センターがあるのですが、クリスマスで休館でした。
from: ぐら姐さん
2009/05/25 20:44:03
icon
「ピストイア3」



イタリアで街歩きをしていて困るのが、トイレです。駅にはありますが、この頃有料化が進み、入り口でコインを入れないと入れないところが増えました。ローマやナポリなどはなんと1ユーロも!へたな有料トイレに入るなら、バールでエスプレッソを1杯飲んで、その店のトイレを使わせてもらった方が、ずっとお得です。
バンコ(カウンター)で飲むエスプレッソの価格は、以前は国の法律で決められていて、全国共通価格でしたが、何年か前から、自治体で料金を決めることに変わりました。安いところだと70セントちょっと、高いところで90セントぐらいでしょうか。
ピストイアに着いて、チェントロ目指して歩いている時に、トイレに行きたくなりました。イタリアでありがたいのは、どんな日でも開いているバールは見つけられること。この時も、少し歩いたら見つかりました。そこは、バールというより、パスティッチェリアで、このシーズンならではのケーキを売っていました。
イタリアで食べる、この手のフルーツのタルトって本当に美味しいのです。その後プラートにも寄る予定だったので買うのは諦めました。
こちらもクリスマスの定番ですね。
ドゥオーモから駅に向かう途中にあるサン・ジョヴァンニ・フオルチヴィタス教会です。ドゥオーモやチェッポ病院でのんびり見ていたら、昼休みで扉を閉められていました。
お昼を食べるのになかなか良さそうな店があり、ドアを押したら、今日は残念ながら予約で一杯なんだよ、と断られました。次の店でも同様で。どうやら12月25日の昼は、家族・親戚でちょっと贅沢ランチを摂る人たちの予約が入り、よい店は予約しないとダメらしいということをここで学習しました。幸い、そこそこの店で、入れるところがあって、普通に昼食。その後、プラートへ向かいました。
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。
閉じる
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。
閉じる
icon拍手者リスト
いちろ、 キュリ、