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from: グラ姐さん
2009年07月06日 21時04分16秒
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バローロのカンティーナのヴィッラ
バルバレスコに1泊して、私とGinaさんとその友人の3人は、まだ日程に余裕があったので、バローロにも1泊しようということになりました。
見学できそうなカンティーナを探しているうちに、大手のカンティーナなのですが(できれば小さなところにこそ興味ありなのですけれど)、そこのサイトにリンクして、そのカンティーナ所有のヴィッラがあることが分かりました。その映像がとても素敵で、ああ夏にゆったりとこんなところですごしたい!と思うようなところなのです。しかもレストランもありますし。ということで予約を入れてみました。
今は、私が見た当時のものと違って、映像がただの景色だけになってしまっていて残念ですが、興味のある方はご覧ください。
http://www.villacontessarosa.com/
英語の方でも、イタリア語のほうでもクリックすると出てくる画面の、Villa Contessa Rosa Ospitalita`をクリックすると映像が出てきます。
ついでにカンティーナのHPも貼り付けちゃいます。結構すてきなので。
http://www.fontanafredda.it/
さて、カンティーナの名は、フォンターナ・フレッダ。3人いたのでアルバからタクシーで行きました。タクシーに乗ったら、なにやらチョコのようなココアのような香りが漂ってきました。ドライバーのおっちゃんにそういうと、「そりゃあそうだよ、アルバと言えばFerreroだもの。」との返答。
えっ!そうなの?Ferreroは知っていたけど、アルバにあるとは知らなかった!!と結構盛り上がりました。Ferreroをご存じなくても、このサイトの画像を見れば、あ〜あ、これ知ってる!と言う方がほとんどだと思います。
http://www.ferrero.it/main.php?w=VFTT8ELDE2OB2RQBMNDG&path=IT/Prodotti&subpath=Prodotti/Praline
それにイタリアの子どもが大好きなNutella(ナッツクリームの入ったチョコペースト)もこの会社のものなのです。イタリア旅行のホテルの朝食で見かけた方も多いはず。
http://www.ferrero.it/main.php?w=02ZZUG10KM1P604C9NFY&path=IT/Prodotti&subpath=Prodotti/Nutella
そうしたら、ドライバー氏、Ferreroのことも知らないで、君達はここに何しに来たんだい?というので、白トリュフとワインが目当てだと言ったら、「信じられない!女性は、ワインなんかよりチョコレートだろ?」って本気で呆れられてしまったのでした。
そうこうするうちに、フォンターナ・フレッダに到着。葡萄畑も広くて、ハリウッドではありませんが、丘のふもとに社名が。
門には、このカンティーナのマークがありました。
こちらがオフィスのある建物。
ネッビオーロ種の葉が、真っ赤に紅葉していました。
続きは、また次回。
コメント: 全4件
from: グラ姐さん
2009年07月12日 08時52分32秒
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「バローロのカンティーナのヴィッラ4」
この宿は、1泊2食付、食事にはそれぞれの料理に合わせたワインが1杯ずつ5種付いて当時で1人100ユーロだったと記憶しています。私は、シングルの部屋(ツインのシングルユース)だったので20ユーロほど高かったかもしれません。
さて、楽しみにしていた食事です。レストランも落ち着きがあり、いい雰囲気でした。
壁には、フォンターナフレッダの王冠入りマーク
前菜2皿
ほろほろ鳥を焼いて細くほぐしたものとラディッキオ、根セロリなどの千切りに刻んだ栗を混ぜたサラダ仕立てのもの。
こちらは、エンダイブのスフレにラスケラという名のチーズのソースをかけたもの。これはなかなかのお味でした。
プリモ
パスタは、マルタリアータ。下手くそ切りとでも言ったらいいのでしょうか。手打ちパスタを不揃いに切ったものです。生ハムを刻んだものが入った軽いクリーム味だったような気がしますが…記憶は曖昧。美味しかったことは覚えているのですけどね。
セコンド
豚肉のローストにヘーゼルナッツのソースがけ。ポテトも一緒にローストしてあるので、ロースとポークの脂の味を吸っていて美味。
ドルチェ
リコッタのトルタにべりーを飾ったもの。見かけよりもずっと美味しかったことが記憶にあります。
強烈に感動する料理ではないし、盛り付けが美しいわけでもないのですが、地元の食材を使って丁寧に作られた家庭の料理のような美味しさと安心感のある味でした。結果的には、ワインはグラス1杯ずつではなく飲み放題状態でしたから、ここの滞在はとてもお得感がありました。
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from: グラ姐さん
2009年07月11日 06時48分43秒
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「バローロのカンティーナのヴィッラ3」
この宿に泊まると、もちろんカンティーナの見学ができます。大手なので、シチリアのドンナフガータを見学したときもそうでしたが、ちゃんと英語やフランス語など、外国語の堪能なスタッフがいて、外国からの訪問や商談を受けることができるようになっています。
カンティーナは、大きな建物です。
地下に案内されると、大樽が奥の方までズラズラ〜っと並んでいました。
ああ、これ全部がバローロなのね… ゴクリ。
同じバローロでも、セッラルンガ、ラ・ローザなどと名前が付けられていますが、ここで作っているバローロは、大きく3つに分けられるのだそうです。1つはシルバーラベルのバローロ。これは、自社葡萄とと購入した葡萄でつくられるもの。2つ目はヴィラージュと呼ばれるタイプでセッラルンガなどに代表される50%が自社葡萄でつくられるもの。そして、3つめが、シングルヴィンヤードもの。これは畑名を名乗るラローザなどで、もちろん自社葡萄100%です。
ステンレスタンクで熟成中のところも見たのですが、写真がぶれぶれのため省略します。大きなカンティーナ内をさらに下りたり、上ったりしている途中にこの奥に、フォンターナフレッダ(冷たい泉)があると表示がありました。
フォンターナフレッダの社名は、ここから名づけられたのね、と思っていたら、このエリア全体が湧き水が非常に多く出るところだったので、古くからフォンターナフレッダと呼ばれていたのだそうです。
このカンティーナは、1931年にシエナの銀行に買収されたのですが、それ以前は、「ミッラフィオーレ」という名前が、この土地でできるワインにつけられていました。そして、その名前は、その買収時に、ガンチア社に売られてしまい、では、これから売るワインになんという名前をつけようかということになって、このエリアの名前であるフォンタナフレッダという名前がつけられることになったのだそうです。
大樽だけでなくバリックで熟成されているものもありました。
その後、洒落たテイスティングルームで何種類かをテイスティングさせていただき、最後にここのショップで案内をしてくれた方とはお別れ。ショップにはワインだけでなく、フォンターナフレッダ社のロゴ入りワイングッズなどもあって、またまたここでも買い物をしてしまったのでした。
さて、部屋に戻ってシャワーを浴びたら、ディナーです。
from: グラ姐さん
2009年07月08日 22時21分47秒
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「バローロのカンティーナのヴィッラ2」
サルデーニャ王国の最後の国王であり、都市国家が並立していたイタリア全土が統一されてイタリア王国となったときの国王、ヴィットーリオ・エマヌエーレⅡ世所有の土地だったので、国王のワインとも言われるフォンターナフレッダ。前回アップした門についているこのカンティーナのマークに王冠が付いているのもそのためです。
ヴィッラ・コンテッサ・ローザというのは、そのヴィットーリオ・エマヌエーレⅡ世の愛妾ローザ・テレーザ・ヴェルチェッラーナ・グエッリエーリに与えたヴィッラなのだそうです。こんな素敵なヴィッラをもらえるなら、私も愛人でいいなぁ、なんて思ってしまったりして。彼女はその後彼の2番目の妻になり、1人の息子をもうけました。その息子が、ワイン造りに積極的に取り組み始めたのだとか。
そのヴィッラ・コンテッサ・ローザが、今はレストランになっています。広い敷地の中にこんな案内板がありました。
これがそのヴィッラです。
そしてこちらが宿泊棟。正面は、このサークルを始めたころに写真を載せました。こちらのNo,12のコメントです。
http://www.c-player.com/ac48590/thread/1100027129556
建物の中に入ると廊下はこんな感じです。
部屋は、特別な部屋ではありませんが、小奇麗で居心地はよかったです。
そうそう、カンティーナも見学したのでした。その模様はまた次回。
from: グラ姐さん
2009年07月14日 04時39分45秒
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「バローロのカンティーナのヴィッラ5」
さて、そろそろバローロのお宿のことも終わりにしましょう。レストランの入り口から、ダイニングルームに行く途中に通る部屋には、そのコンテッサ・ローザや息子さんの時代の家具や道具が展示してありました。それらを載せて、この項を閉じることにします。
イタリアには、この程度の古さの家具はたくさんあるようで、私がよく行く、カネッリのアグリの倉庫のようになっている1室には、ご主人が買い集めた家具類がごろごろと置いてあります。いずれ拡張したときにでも使おうと思っているのでしょう。
自分でイタリアにも家を持って、そんな家具を置いたら素敵だろうなぁ、なんて思いますが、日本まで運ぶのは大変でしょうし、日本の湿度には合わないかもしれないので、日本でそうしたものを使いたいとは思いませんけどね。
リタイアしたら、3ヶ月とか半年ぐらいの単位でイタリアのひとところに滞在し、そのときにこんな家具に囲まれて過ごすのが、ちょっとした夢です。
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コウチャン、 Lucia、