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from: グラ姐さん
2010/02/22 22:03:33
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サンセポルクロ
過去の数回の旅で、ピエロ・デッラ・フランチェスカの作品をウルビーノ、フィレンツェ、アレッツォで見ました。(多分、ミラノのブレラでも見ているのだけど、そ
過去の数回の旅で、ピエロ・デッラ・フランチェスカの作品をウルビーノ、フィレンツェ、アレッツォで見ました。(多分、ミラノのブレラでも見ているのだけど、その頃あまり興味がなかったので記憶にありません)
生まれが、アレッツォの近くのサンセポルクロで、そこの市立美術館にも作品があることを知り、是非行って見たいと思っていたので、今回訪れてみることにしました。
イモラから列車に乗り、ファエンツァ、フィレンツェと2回乗り換えてアレッツォに着いたのが13:34。列車は全部ローカル列車でしたが、初めの列車が10分遅れた以外はオンタイム運行。なかなかエライ。
な〜の〜に〜。バスの時刻表は一応調べていったけど、それの本数は平日でも少なくて、でもガイドブックを見るともっとあるような感じだったので、バスターミナルの切符売り場で確認しようと思っていたのにその切符売り場は昼休み中で、14:30まで開かない!
さらにその時刻に入り口へ行けば、係のニイチャンが戻ってきたのは10分後。でも、5枚綴りぐらいの時刻表のコピーをくれたから許そう。
平日だと結構な本数があったのに、この日は日曜で便数激減。15:35まで待たないといけません。トータル2時間ほどのロス…。本当は、途中にあるモンテルキで降りて、「出産の聖母」を見てからまたバスでサンセポルクロへ向かいたかったけれど、それだと次のバスまでまたかなり待つし、翌日は月曜だから多分美術館は休み…ということでモンテルキは諦めました。
バスでサンセポルクロまでは1時間ほど。途中いくつかのまちを通り過ぎた中の1つに目を惹かれ、車窓から撮りました。
アンギアーリというまちで、検索したらこんなサイトが見つかりました。
http://www.anghiari.it/new/
うわあ、行ってみたい。これは次回の課題ですね。
サンセポルクロは、ちゃんと産業もあるそれなりに大きな新市街のある街のようで、旧市街は丘の上ではなく、城壁に囲まれているだけなのでした。バス停ではなく、とりあえずターミナルもあり。
街の入り口の表示には、「ピエロ・デッラ・フランチェスカのまち」とあり、このまちの人たちがいかに彼を誇りにしているかが伝わってきました。
バスターミナルそばのフィオレンティーナ門から入り、地図を見ながら宿へ。出発前日にロンプラで見つけたB&Bで、4代にわたり家族経営しているレストランの宿で、部屋もきれいだし家族も親切と書いてあった、その通りの宿でした。
レストランが2階(primo piano)、その上が客室になっているので荷物を持って上がるのが嫌な人には無理ですが、それさえ気にしなければ、ダブルのシングルユース55ユーロで、これです。
クラシックで、モダンで、照明も工夫されていて、居心地抜群でした。テレビの下には、フルーツとクッキーがありました。
荷物を置いて店へ下りると、宿の奥さんがいたので、出かけますと挨拶したら、ちょっと待ってと地図を出してくれました。地図上に見どころ数箇所の印をつけ、それぞれの解説を簡単にしてくれて、これでこのまちの見どころは全てよ、小さなまちだから、と。
彼女の話を聞いていても、このまちの人々がいかにピエロを誇りに思い、このまちを誇りに思っているかが伝わってきました。彼女の話し方は、とても柔らかく優しくていつまでも聞いていたい感じ。
いい宿だと改めて思いつつ日が傾いてきた外へと出かけました。
from: グラ姐さん
2010/02/25 07:03:58
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「サンセポルクロ3」







ドゥオーモはミサをしていたので、暫く座って、持参した美術書のコピーを読んでからみました。
いつも愛読しているのは、「宮下孝晴の徹底イタリア美術案内」全5冊。タイトルは硬い感じですが、とても読みやすい仕立てになっていて、私のような素人には本当にお役立ちの書なのです。本は重たいし、捨ててこられないので、いつも行く予定のところのコピーを持って行って、帰りは捨ててきます。
さて、ドゥオーモでした。ペルジーノの「キリストの昇天」。
8〜9世紀に製作されたと言われる十字架像。
死んだ裸体ではなく、コロビウムといわれる服を着て、大きな目を開けているキリスト像は、「死に対する勝利」や「司祭であり王であるキリスト」を表現したタイプだそうで、「聖顔」と称されるのだそうです。
その他の見るべき作品も見て、外に出ればすっかり暗くなっていました。他の見どころは明日にして、なんだか温かい感じのこのまちを気ままに歩いてみることに。
お宿の近くの建物の一角。
歩いているだけで、心がウキウキしてきて、このまちを明日も楽しもう、モンテルキに寄ってこなくてよかったのだ、と思いました。
さて、宿に帰って晩ご飯にしましょう。昼は列車の中でパニーノで済ませたので、期待が膨らみます。
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いちろ、