「終わりに」

ローマの空港に着いて、この日は街まで行かずに空港から歩いていけるヒルトン･ローマ･エアポートに泊まりました。

レオナルドエクスプレス往復で２８ユーロ、
そして観光できる時間でもないので、晩ご飯を食べて、寝て、
９：３５発のエアだと８時半には空港に着きたいし、
それだとホテルを７時半には出る感じになるので、
翌日の朝食を捨ててチェックアウトして空港に向かうことを考えたら、
ここまでで十分堪能したのでもう空港ホテルで寝るだけでいいや、と思ったのです。

このホテルは、朝食がものすごく充実していて、おまけに朝５時半から食べられます。
よさといえば、空港から歩いて行けることと、この朝食ぐらいのものなのですが。

何度かこのホテルに泊まっていますが、今回ちょっとびっくり。
ミニバーの冷蔵庫が変わっていたのです。
日本に持ち帰る食材のうち、冷たい場所に入れておきたいものを入れるため、
入っていた飲み物を全部出して、私の食材と水を入れました。
そしてそれからおもむろにミニバーメニューのプライスリストを見たら・・・
なんとミニバーはコンピューター管理されていて、動かして３０秒以内に戻さないとチャージされるとあるのです。
完璧にアウト！
しかも１０本！！！

こういうことは電話より直接話すほうが伝えやすいので、レセプションに行って、話してみました。
そうしたら、そういうことはよくあるらしく、
「分かりました。大丈夫ですよ。チェックアウトのときにもう１度そのように伝えてください」ですって。
やれやれ。
飲みもしないのに、１０本買い取りさせられたら、とんでもないことです。
もう翌朝帰国するのに。
しかも高いし。

ここは、インターネット接続も無料ではなく、高かったです。
６０分で１０ユーロ、２４時間だと２２ユーロ。
うわあ…　だれがそんなもん使うか！という料金ですね。

この晩は、これまでの食べ過ぎのためか、全然おなかが空かず、ワインすら飲みたいと思いませんでした。
部屋で飲もうと思って、ちょっとした食料とワインを用意していたのですが、
結果的には全部日本まで持って行くことに。

そして翌朝は５時２０分に起きて、支度をし、ゆっくりたっぷりゴージャスな食事。
（そのときの写真を仕事の写真とともに職場のＰＣかＵＳＢメモリーに入れてしまったらしく、
今、手元に無いのでそのうち見つかったらアップしますね）

これにて私の５月の旅行報告は終わりです。
今日は写真なし、というのは寂しいので、トリノ、ポルタ･ヌオーヴァ前に出ていたお店の写真を。
おなかが空いていれば食べたかった！
（ALLA BRACEアッラ･ブラーチェ＝炭火or薪焼）

「ラドゥーノ・デッリ・アルピーニ４」
昼食の予定のDiviziaに到着しました。


この時点で２時半ぐらいで、昼食のピークは過ぎていたのですが、
店の中は混み合っていました。
ラドゥーノに出たカネッリ方面のアルピーニたちが団体予約していたので、
奥は満席。入り口から近い方も数人のグループであっちもこっちもテーブルが埋まっています。

このお店、初めて行ったときは、いつくかのアグリトゥーリズモの共同経営のようでしたが、
今は、カネッリのアグリだけの経営に変わっているようです。
ご主人に挨拶をしたら、すぐに私の席を用意してくれました。
彼のお友だちで、ニューヨークから来ている家族の隣でした。
なんとアルピーニのニューヨーク支部なんていうのもあって、
わざわざラドゥーノのためにトリノまで来ているのです。

朝食を少ししかいただかなかったのでお腹ぺこぺこ。
前菜、プリモ、セコンドとフルにオーダー。

前菜の、ハム･サラミ・チーズ盛り合わせ


すっごいボリュームです。どれも美味しくてワインが進みます。
次は、野菜のラザーニャ（ヴェジタリアンメニューにあったのですが、選んでみました）


野菜たっぷりで、やさしい味。ボリュームもたっぷりです。
いくらお腹が空いていたとはいえ、調子に乗ってオーダーし過ぎ？

セコンドは、牛肉のロースト野菜添え


せっかくなので、全部食べましたが、さすがに満腹。
でも最後だから、欲張ってデザートも食べました。
ミントの香りをつけたパンナコッタです。


ゆっくりたっぷり食べてから、まだまだ賑わう街を駅に向かいました。
さっきは急いでいたから気がつかなったけど、駅前にも店が出ていたのでした。

おなかがいっぱいなので、モレッティの生ビールにもそそられず。

この飾りはこのラドゥーノのために用意したのでしょうか。


てっぺんの部分は、本物の木彫りでした。

ふとここで気が付きました。
いつも空港へのバスが出ている通りがこのラドゥーノのために通行止めになっているのだわ！
どこからバスが出るのかしら？
ひとまずバス停になっている場所に行って見ると、今日は○○に変更なんていう親切なコメントは書かれていません。
駅前のインフォに行って聞いてみたら、
地下鉄で２駅だか３駅だか行ったところにある広場まで行くといいことを教えてくれました。
ああ、時間に余裕があってよかった！

無事空港まで行き、ローマへと飛んだのでした。

「ラドゥーノ・デッリ・アルピーニ３」
昨日の続きです。
これだけの人が集まって来ているのですから、当然お店も出るわけですよね。




この車の向こう側でチョコレートでも売っているのでしょうか。


普通のお店も混んでいるようで、店の外にお客が座っていました。


王宮に続く、あのサン･カルロ広場には特設スタンドが。




ここでは、ラドゥーノ（行進）のそれぞれのグループがアナウンスで紹介され、
何かしらのパフォーマンスをしているようでした。
（残念ながら入らないと見えないし、入る気も無いけど、入ることもできないでしょうし）
音声だけは聞こえました。

当然こういうものもたくさん設置され、混み合っていました。


カネッリで会ったシニョーレが、今年は季節の進みが速く、
５月なのにもう６月の暑さだと言っていました。
この日も半袖日和なのに、ラドゥーノに参加している人たちは、ジャケットやセーター、
はたまたスーツの方たちもいましたから、具合が悪くなる方もいらっしゃるのでしょうか、
こういう方々もスタンバイしていました。


彼らは、昼食休憩を終えて帰るところでしたけれど。
私もお腹が好いてきたので、ランチを食べに行きます。つづく。

「ラドゥーノ・デッリ・アルピーニ２」
今日は時間が無いので、超短い更新です。
ラドゥーノを見物する人たちのファッションも普段とは違って、
地域性やイタリアを打ち出しているものが多く見かけられました。




帽子がかっこいいので、アルピーニでない人も、本物なのかレプリカなのか
いっぱいバッジをつけて被っています。


私もほしい・・・なんて思いましたが、荷物が食材でふくらんでいたので諦めました。