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from: 倶楽姐さん
2012年01月05日 02時51分00秒
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カポダンノの宿
夕方の散歩から戻って、イタリアの遅い夕食までの時間が、ネット接続タイムになっているこの頃。
今日はちょっと時間があるので、少し多めに写真を載せますね。
出発前に、カポダンノ(年頭)はtoorakさんが以前行かれたモンテフォッローニコに行くと書きました。
ローマに初個人旅行のtabikirinさんの日程と私の旅行時期と重なりがあったので、
当初はローマでチェノーネ(大晦日の大正餐)を一緒に食べに行こうとお誘いしたのですが、
そこにモンテフォッローニコのことが閃いて、お誘いしてみたら付き合ってくださることになったのです。
ただチェノーネを楽しみ、カポダンノの花火を見るためだけのローマからの1泊旅行です。
ローマからキウージ‐キァンチャーノ・テルメの駅までは鉄道で2時間ほど、
そこからモンテプルチァーノまでバスで小1時間。
モンテプルチァーノ散歩を楽しんでから、車でモンテフォッローニコへ行きました。
ここの宿、宿の予約サイトには出ていなくて、直接メールで予約しました。
そのやりとりの中で、返信をくれた女性に勝手に親しみを感じていたのですが、
行って見るとその人は、この料理宿の女将でした。
ぴちぴちジーンズにぴちTで、ちょっとハスキーな声できびきびと動く人。
レストランとワインバーと宿を経営しているのですが、部屋は入り口が別でした。
女将が鍵束を持って、部屋に向かいながら、
「希望は2ベッドということだったわよね。でも2ベッドの部屋にはバルコニーがないの。
素晴らしい眺望のバルコニー付きの部屋は、ダブルベッドしかないのだけど、どうしますか?」
と言われ、うわーどうしよう…私は迷いましたが、同行のtabikirinさんは、迷わずベッド2つよね、と。
まあ、初めて一緒に泊まるのですから当然です。
で、女将にそう言って2つベッドの部屋に案内してもらうと、なんと2室になっていて、
1室は2ベッド、もう1室はリビングでそこにソファベッドもありました。
部屋もきれい。
でもそれを観たとき、私の頭にキラーンと閃いたのです。
私がソファで眠れば、ダブルベッドしかないバルコニー付きの部屋でも大丈夫かも!
とにかくそっちの部屋も見てみたい!!!と思って女将にそういうと、
そっちに連れて行ってくれました。
さっきの部屋とは大違い。狭くて、ソファもありません。
でもバルコニーは最高〜
女将が「この部屋だと狭くてエキストラベッドも入れられないからねえ・・・」
それを聞いたときに、またまたキラ〜ン!
「マットレスだけなら、ここに入れられるのでは?」と言ってみたら、
女将が、目をキラッとさせて、それならできそうだと言うのです。
「もう1組後から来るのだけど、先に来たあなた達に、こことあっちとで選んで欲しかったのよ。」
これがそのダブルの部屋です。
少しすると、店の女性と女将が二人でマットレスを運んできてくれました。
旅行の経験はかな〜りありますが、マットだけのベッドに寝るのは初めて。
でも日本人だから、布団感覚でどうってことはありません。
ちゃんと温かい上掛けも持ってきてくれました。
お陰で、眺望も2ベッドも叶えることができ大満足。
我侭は言ってみるものです。イタリアですもの。
チェノーネもものすごく美味しかったのですが、そのことはまた後日。
翌朝のバルコニーからの眺望です。
あ、レストランにも素敵な眺望のテラスがあるのですよ。
でも朝は見られないのでやっぱりバルコニー付きの部屋でよかったです。
tabikirinさん、お付き合いくださいましてありがとうございました。-
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