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from: 倶楽姐さん
2012年01月14日 11時28分37秒
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アレッツォからの日帰り(1)モンテルキ
翌26日は、アレッツォから日帰りで近郊の町々へ出かけました。
この日はちょっと欲張りました。
以前サンセポルクロに行ったときに、
モンテルキへ寄るちょうどいいバスがなくて行けなかったので、
何が何でもモンテルキには行きたい!
それから前回サンセポルクロへ向かう途中にバスの窓から見たアンギアーリというまちの外観に惹かれ、
是非まち歩きをしてみたい!
同行の友人のためにサンセポルクロにも行きたい!
この3つを全部1日で回っちゃおうという計画なのです。
ところがサンセポルクロに向かうバスの中で、モンテルキを経由するバスは少ないので、
全部バス利用では無理というのが分かり、一部タクシー利用にすることに決め、
まずはバスでモンテルキに向かいました。
8:50発に乗り、30分ほどだったでしょうか、到着したモンテルキは、本当に小さな田舎のまちです。
降り立ったバス停。
バスの運転手氏が、マドンナ・デル・パルト(出産の聖母)を見るなら、
あの小山の階段を上って下りて行くといいと教えてくれたのでそちらの方向へ。
まず小川を渡ります。
反対側。川面に青い空が映っています。
そして階段をゆるゆると上っていく途中の景色。
まちに入ると、Madonna del Partoはこちら、の表示。
何と言っても、これだけがこのまちの見所ですから。
そして今度は少し坂道を降りて行きます。
ありました!これがその出産の聖母だけを展示するための建物です。
このまちは、ピエロ・デッラ・フランチェスカのお母さんの実家があったところだそうで、
このまちの墓地の礼拝堂の壁に、彼がこのフレスコ画を描いたのだそうです。
ところが、教会は地震のときに大きなダメージを受け、できる限りの修復はされたのだそうですが、
その後、うすーく、絵が描かれている正面のみを剥がし、布に貼り付け、修復を加え、
この展示場に移し、防弾ガラスで覆い、空調を整え、見やすい照明を付け…
と至れり尽くせりの状態にしたのだそうです。
礼拝堂にあるところを見たい気もしますが、このまちの宝を守りたいと思う人々の気持ちも分か気もします。
いよいよ。
やっと。やっとお目にかかることができました。
しばし正面にある椅子に腰掛けて眺め、その後近付いたり離れたり、
天使の左右を見比べたり。
その美しさを堪能して、別室に行けばピエロの生涯を語るDVDの上映。
そしてもう1室には、いかに修復がなされたかの展示。
それでおしまい。
ミュージアムショップで、絵葉書などを買い、ここで受付のおにいさんに、
アンギアーリまで行きたいのだけど、タクシーの番号を教えてください、とお願いしました。
見た目はチャライ感じで、仕方なく手伝いをしているニイチャンという感じなのだけど、
彼がとても親切で、調べてもこのまちのタクシーは無いようで、
そしたらアンギアーリの方も調べ、そっちから呼ぶか?と訊くので、
はいと言ったら電話をかけて、値段まで訊いてくれました。
お陰様で、じきにタクシーはやってきて、10分ちょっとでアンギアーリに行くことができたのでした。
コメント: 全8件
from: Pumaさん
2012年01月18日 18時56分30秒
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「Re:アレッツォからの日帰り(3)サンセポルクロ」
ぐら姐さま
毎日の更新楽しく読ませていただいています。
私も以前こちらに宿泊しました!!!
偶然〜(ってホテルあまりなかったですよね)
名物お父さん、お元気でしたでしょうか?
私たちがお邪魔したころ、ちょうど奥さまを亡くされて
落ち込んでおられました。
その代わりと言ってはなんですが
娘さん(ぐら姐さまがお書きになっているマダム)が
無事、女の子を出産してくれたんだ〜ってお喜びでした。
愛猫も奥さまが亡くなってすぐに後を追って死んでしまったと
話しながら泣いてしまわれたので私たちももらい泣き・・・。
ちょっと体調も悪そうにお見受けしましたので心配です。
お料理、美味しそうですね♪
冬は煮込みが多いんでしょうね。食べてみたいです。
デザートは多すぎて選ぶのに苦労なさったことでしょう!
こういう共有できる話題があるって幸せです〜♪
ありがとうございます。
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from: 倶楽姐さん
2012年01月18日 17時24分44秒
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「アレッツォからの日帰り(3)サンセポルクロその2」
この街のことは同じ季節に訪れた2年前にアップしたので簡単に。
ドゥオーモ脇の回廊。
何が違うって、小雪の舞う天気と青空。
同行の友人のために、まずは市立美術館へ。
やはり何度観てもピエロの3点は素敵でした。(写真無し)
クリスマスツリーのある広場も2年前と変わらず。
ぶさかわ系の犬を連れたシニョーレが!
ネコも好きなのですが、実は犬はもっと好き。
お尻が可愛くて、ちょっと追いかけてしまいました。
夕方になるとまちにはぼちぼち人が出始めて。
前回行ったサン・ロレンツォ教会は閉まっていて、残念ながら入れず。
歩くのもぼちぼち疲れたので、バスの時間まではあと1時間以上あるのだけど、
バスターミナルのバールで、カッフェを飲みながら旅の日記を書いて待つことに。
バスターミナルに向かう途中の夕暮れの空がきれいでした。
from: 倶楽姐さん
2012年01月17日 06時18分43秒
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「アレッツォからの日帰り(3)サンセポルクロ」
アンギアーリからサンセポルクロまでは、乗ってしまえば一直線の道をものの15分といったところ。
フィオレンティーナ門から入ります。
お店の飾りも、クリスマス、クリスマス。
以前行ったときに泊まって食べた、とってもよかったお宿&レストランが12月26日でも開いていました。
よかった〜!早速入ります。
ここの料理はそれなりにボリュームがあるので、前菜はパスして、
それぞれプリモとセコンドを1皿ずつ選びました。
1皿目は、2人いっしょに白トリュフのタリアテッレ。
ほんとは32ユーロなのに、25ユーロに値下げしてあったのです。
なんたって、白トリュフのパスタが25ユーロなんてめったにお目にかかれるものではありません。
25日のランチのためにたくさん用意していたものが、イタリアの不景気で予想より売れなかったのでしょうか・・・
勝手に想像しながら、とにかくまともなものが安いなら、食べないのはもったいないということで。
パンが出てきました。それだけで美味しそうでしょ。
小鉢に入っているのは、揚げた乾燥とうもろこし。これ、おつまみにとってもいけます。
パリパリの薄焼きパンもお・い・し・い〜〜〜
あ、普通のパンももちろんです。
そして白トリュフのタリアテッレ登場。
これ、結構な大皿に入った、なかなかのボリュームです。
真上から見るとよく分かりませんが、横から見るとほらこの高さ!
香りが素晴らしいのはもちろん、手打ちパスタが美味しいのももちろん、
使用しているバターも良質のもので、抜群の美味しさです。
今回の旅行中で一番高いパスタでもありましたが、一番美味しいパスタがこれでした。
この後、オルヴィエートで黒トリュフのパスタを食べましたが、全然違いました。
セコンドは、私が仔牛肉のカルチョーフィ巻き
芯にカルチョーフィが巻いてあって、それを焼いてから軽く煮込んだもののようです。
そして友人が兎肉とリンゴの煮込み。
もちろん味見をしたわけですが、これ、リンゴの香りがやさしくて、
それが兎肉にマッチしてとても美味しい料理でした。
コントルノは、2人で1皿。いろいろをミックスしてもらいました。
美しくて、美味しくて、野菜好きの小食な方ならこの1皿をメインしてもいいぐらい。
この2皿ずつ+コントルノ+パンで2人ともお腹がい〜っぱいになってしまいました。
パスタも肉もかなりのボリュームでしたしねえ。
なのに、ドルチェのワゴンがやってくると目が食べたくなってしまい、
いろいろと説明をきき、選んだのは、
私がティラミスとパンナコッタ(大きなガラスの器から大きなスプーンで取り分けてくれます)
友人が、パンナコッタとザバイオーネとプリンのようなもの。
2人とも選んだのは流動食系だね、って大笑いしました。
お腹一杯のくせして選ぶから。
お腹も舌も、心も満足してお支払い。
私たちの給仕は若い女性がやってくれていたのですが、
会計のところへクレジットカードのPIN入力に行ったら、前回お世話なった素敵なマダムがいて、
またいらしてくださったのね、と声をかけてくれました。
ちゃんと覚えていてくださったのが嬉しいですね。
さあ、まち散歩に出かけましょう。
from: 倶楽姐さん
2012年01月16日 15時27分16秒
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「アレッツォからの日帰り(2)アンギアーリその2」
12時30分のバスに乗るためにもとの広場の方へと戻ります。
その途中の建物など。
広場にいた人にバス停はどこにあるか訊き、
そこまで行って近くのタバッキ兼バールに切符を買いに行けば、
なんと閉まっているではありませんか。
引き返して、その手前のバールでカッフェを飲み、トイレを済ませ、
切符はどこで買えるか訊いてみたら、
今日はバールが閉まっているから、バスの中で買えるよ、と教えてもらい一安心。
じゃあ、もうちょっとだけ時間があるからワインの1杯でも飲もうかと、
素敵な扉のWINE BARと書いてある店へ。
ワインの大きな樽の蓋(?)が扉になっているのです。
ところが中に入っていくと、お食事ですか?と訊かれ、
いいえワインを1杯と言ったら、そこは食事の人以外は入れない店なのでした。残念。
こんな素敵なお店のマークのついた灰皿を見て、残念・・・と諦め早めにバス停に。
バス停へ行くときにサンセポルクロへと真っ直ぐに続いている道が見えました。
時間があったので、逆光だったけど、まちの外観を改めて撮ってみました。
from: ぐら姐さん
2012年01月15日 10時19分31秒
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「Re:Re:アレッツォからの日帰り(1)モンテルキ」
Pumaさん、こんにちは。
> 懐かしいです。出産の聖母・・・。
> これまたすごく行きにくい街なんですよね。
> 私も以前サンセポルクロに泊まった時
> タクシーを頼んで、モンテルキ、アンギアーリと廻りました。
Pumaさんは、本当にいろんなところを訪れていらっしゃるのですね。
それもけっこう行きにくいところもあちこち。
> ピエロデッラフランチェスカ詣でですね。
はい。
いつかフィレンツェ〜アレッツォ〜モンテルキ〜サンセポルクロ〜ペルージャ〜ウルビーノ
という感じでずっと続けて見て歩きたいと思います。
> 夏はかなりの観光客がこの絵を見に来られるので
> 小さな展示場がごったがえしていましたよ。
まあ、夏はそれなりに混むのですね。
冬は本当に空いていて、私たちが見ている途中に2人、出る頃にまた2人来ただけでした。
> あの距離で静かに鑑賞できるなんて
> 自宅で眺めている感覚だったのでしょうね。羨ましいです!
本当に、最初の10分ぐらいはあの部屋に私と友人だけ。
好きな距離、好きな角度から存分に見ることができました。
はるばる出かけてよかったなと思いました。
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from: 倶楽姐さん
2012年01月15日 10時09分10秒
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「アレッツォからの日帰り(2)アンギアーリ」
以前サンセポルクロに向かう途中のバスの中からこんなまちを見かけました。
うわあ、このまちの名は?と思って道路の表示に気をつけてみていたら
ANGHIARIという名前であることが分かったのでした。
後で調べてみたら、イタリアの美しい村々(i Borghi piu` belli d'Italia)の1つに入っていること、
昔「アンギアーリの戦い」というものがあり、それをレオナルド・ダ・ビンチが描き、
でもその絵は現存していなくて、ルーベンスの模写によって知られているだけだということが分かりました。
昨年になって、フィレンツェのヴェッキオ宮殿の「五百人広間」に
ヴァザーリが描いた「マルチャーノの戦い」の壁画の下に、ダ・ヴィンチのアンギアーリの戦いの壁画が隠されていることが分かったということが話題になりましたね。
私にとっては、その戦いはどうでもよくて、バスから見た丘の上の城塞都市を歩いてみたいだけだったのですけど。
さて、タクシーはまちの入り口の広場で私たちを降ろしてくれました。
早速、足の向くまま気の向くままに歩き始めます。
本当に坂のまち。お年寄りにはきついだろうなあなんて思いながら上ります。
よくこんな斜面におうちを建てましたね、って感心しちゃいます。
古い、図柄もはっきりしなくなったようなフレスコ画がところどころにありました。
小さな広場に、アンギアーリの戦いの展示をしているところがありました。
ちょっと覘いたら、素敵なお土産物があって、つい買ってしまいました。
さらに上って行きます。
そうしたら、またちょっとした広場がありました。
どうやら市庁舎(村役場?)のようです。
その奥へとさらに進むとまち外れに出て、景色がよいのでした。
つづく。
from: Pumaさん
2012年01月14日 17時34分01秒
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「Re:アレッツォからの日帰り(1)モンテルキ」
ぐら姐さま
懐かしいです。出産の聖母・・・。
これまたすごく行きにくい街なんですよね。
私も以前サンセポルクロに泊まった時
タクシーを頼んで、モンテルキ、アンギアーリと廻りました。
ピエロデッラフランチェスカ詣でですね。
モンテルキなんて、他には何もなくて
この絵だけが街を支えているっていう感じでした。
夏はかなりの観光客がこの絵を見に来られるので
小さな展示場がごったがえしていましたよ。
あの距離で静かに鑑賞できるなんて
自宅で眺めている感覚だったのでしょうね。羨ましいです!
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from: ぐら姐さん
2012年01月18日 21時59分38秒
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「Re:Re:アレッツォからの日帰り(3)サンセポルクロ」
Pumaさん、同じお宿だったのですね!
びっくり。
私は、ロンプラでこの宿がとてもよいと書かれているのを見つけて、
メールで予約したのです。
一昨年訪れたときは、お父様はお元気でしたが、今回はお見かけしませんでした。
お元気かどうか、お聞きしてくればよかった・・・。
> お料理、美味しそうですね♪
> 冬は煮込みが多いんでしょうね。食べてみたいです。
Pumaさんが行かれるのはいつも夏なのでしたね。
夏はどんなものが美味しいのでしょう。
ミラノ在住の知人に、アンギアーリの回りはひまわり畑が一杯だったよ、と聞いて、
先日書いたピエロ詣での中部イタリア横断をやはりやらねば!と思っているところです。
> デザートは多すぎて選ぶのに苦労なさったことでしょう!
本当にそうなんです。
何しろ大きなワゴンに何種類もあって、全部美味しそうなのですもの。
> こういう共有できる話題があるって幸せです〜♪
はい。私もそう思います。
次はコルトーナなので、またいろいろとコメントをくださいませ。
もしかして同じところで食べているでしょうか。
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