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from: 倶楽姐さん
2012年02月25日 06時46分59秒
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タルクィーニアその1
前日にローマから列車とバスでマッサ・マリッティマへ行ったわけですが、それをまた同じルートでローマへ戻る少し手前にタルクィーニアがあります。ローマから所
前日にローマから列車とバスでマッサ・マリッティマへ行ったわけですが、
それをまた同じルートでローマへ戻る少し手前にタルクィーニアがあります。
ローマから所要1時間15分ほどなので、日帰りで見に行く人が多いようですが、
なにしろ年明けの小さなまち巡りでは、そのまちの夜の顔も朝の顔も見てのんびりしたいと思ったので、
ここにも1泊します。
昼のバスでマッサ・マリッティマを出てきて、13:04発の列車に乗り、
14:26着のはずが、グロッセートでしばらく停車したりして、15分ほど遅れて着きました。
まちは鉄道駅から離れているので、バスに乗らないといけないのですが、
バスはすぐに来て、しかもオン・ボードで切符が買えました。
さてここからです。やっぱりイタリアは裏切りません。やってくれます。
宿の名前がリゾート・ガリバルディという名前で、
ここはリゾート地ではないけれど、ゆったり過ごせるところなのかしらなんて思ったら、
住所のところへ行っても、ホテルの入り口らしきものは見当たらず。
呼び鈴すらもありません。
あ、小さなプレートがありました。
あらら、電話しろと言うわけね。
電話してみると、男性が出て、5分で行くから待ってろとのこと。
5分ほどでその男性が徒歩でやってきました。
「いやあ、悪いね。部屋が変更になって、リゾート・ガリバルディではなく、リゾート・ドゥオーモになったんだよ。
近いから一緒に歩いて行きましょう。」
もちろんスーツケースは彼が引っ張ってくれました。
歩きながら、
「僕は、ガリバルディより、ドゥオーモの方が好きなんだよ。
きっと、気に入るよ。
メールしたんだけど、届かなかった?」
突っ込んで訊いてみると、予約サイトに知らせてある私の自宅の電話番号にSMSを送ったらしい。
あのねー、みんな携帯電話を登録しているわけじゃないんですけど・・・
話しているうちに、そのリゾートドゥオーモに到着。
何のことはない、普通の建物の一画を、B&Bのようにしてあるだけ。
しかも常駐スタッフなし。
ま、朝食付きの貸し部屋ですね。
でも、部屋はまずまずきれい。(私の趣味とは違うけど)
必要なものはちゃんとあるし、ロケーションも悪くないし、これで60ユーロならよしです。
さあ、観光に出かけましょう。
やどの向かい側にはドゥオーモ。
地味な位置にある、地味なドゥオーモで、中には入りませんでした。
このまちは、エトルリアの墳墓群があるところで、チェルヴェテリとセットで世界遺産に指定されています。
エトルリアは、紀元前8世紀から紀元前1世紀ごろにイタリア半島中部にあった都市国家群で、
古代ギリシアとは異なる独自の文化を持っていたそうです。
当時としては高い建築技術を持ち、その技術は都市国家ローマの建設にも活かされたとか。
その墳墓群は、明日の朝観に行くことにして、この日は国立博物館を観ます。
チケット売り場には中庭を通って行きます。
墳墓群から見つかった棺などが多数展示されています。
棺の上にはその亡くなった人の彫刻。
棺の側面には、人となりを表す彫刻や絵がついています。
上の彫刻が平べったくて地味なものと、こんなに派手なものがありました。
これの頭の方の横っちょは、こんなんです。
これは二頭立馬車と観客たちなのだとか。
ここの一番の見ものが「戦車を牽く有翼の馬」
紀元前4〜3世紀の優れたテラコッタ彫刻だそうです。
アクロポリスに近いアーラ・デッラ・レジーナ神殿の破風を飾っていたと推定されています。
イタリア人のグループがけっこうたくさん観に来ていて、なかなか賑やかでした。
この後まち散歩を楽しみます。(つづく)
from: 倶楽姐さん
2012年02月28日 11時33分24秒
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「タルクィーニアその4」
墳墓の入り口を入ると階段があります。
降りていくと、墓の中には入れないようにガラス張りの扉に鍵がかけてられていて
横にあるボタンを押すと中のライトが灯り、ガラス越しに見るようになっています。
うわあ・・・
二千数百年前の墓の絵が、こんなに鮮やかに残っているなんて・・・
地下だからなのでしょうね。
あちこち壁は剥がれ落ちているものの、描かれているものはかなり見えます。
階段は2人並ぶのがやっとぐらいの幅なので、
混んでいる時期や時間帯だと見るのがとてもたいへんそうです。
お陰様で、冬なのによい天気だし、朝イチで行ったのでほとんど人はいないし、
このガラス越しの鑑賞を独り占めできました。
ゆっくり、すみずみまで観て。
特に見事だったのが「LEOPARDOの墓」
色鮮やかに正面にも側面にも隅にも、見事な絵が残っているのです。
階段を下りては観て、また上り、少し歩いて他の墳墓の階段をまた下りて・・・を何度も繰り返し、
たっぷりと楽しむことができました。
他の墳墓へ移動するときののどかな景色。でもすぐ横を車が通っています。そして遠くに海。
さて、まちへと戻ります。(つづく)
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