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from: 倶楽姐さん
2012年03月01日 06時58分23秒
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トゥスカーニア
バスに30分ほど乗るとトゥスカーニアに到着しました。
タルクィーニアに連泊して、日帰りで出かければ楽なのですが、
夜と朝のまちも見たいし、次のオルヴィエートに行くにはこちらからの方が近いので、
ここにも1泊することに決めました。
城壁の外にバス発着所があり、そこで降りてホテルに行くのにちょっと心配だったので
運転手氏に尋ねると、客の2人も寄ってきて、3人で道を教えてくれました。
そのお宿、今回は珍しく城壁の外にとったのです。
中にそれほど宿がなかったことと、料金との兼ね合いでここを選んだのですが、大正解でした。
部屋はゆったりしています。
バルコニーが、家族でBBQパーティーを出来そうなほど広くて、
そこからの眺めが素晴らしいのです。
一番の目当て、サン・ピエトロ教会も遠くに見えます。
もう少しアップで。
さて、早速サン・ピエトロ教会を見に出かけます。
今日は時間がないので次回に続きます。
コメント: 全7件
from: ぐら姐さん
2012年03月05日 20時29分21秒
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「Re:Re:トゥスカーニア5」
シニョレッリさん、こんにちは。
> トゥスカーニア、タルクィーニア、両方とも良い街ですね。何時か行きたいと思います。
この2つのまちは近いですから、ダブルで訪問できますね。
是非、訪れてみてください。
> 実は2年くらい前に行くことを検討したことがあるのです。
> ルーカ・シニョレッりの大ファンなので、オルヴィエートの大聖堂に行くうちに
> ヴィテルボの画家Antonio del Massaro, detto il Pastura(1450頃ヴィテルボ生まれ〜1516以前ヴィテルボで死去)が好きになって、
> 彼の作品があるトゥスカーニアとタルクィーニアに行きたくなったのです。
> アントニオはオルヴィエート大聖堂装飾に従事するうちに、
> ルーカから強い影響を受け、ルーカ・スタイルの画風に転じたのです。
私はシニョレッリのことはあまり知りませんが、
1人好きな画家がいると、その影響を受けた人や弟子や息子や・・・
と関連する人々にも興味をもっていくのはよく分かります。
> アントニオの作品ですが、トゥスカーニアのサンタ・マリア・デル・リポーゾ教会に「聖母子」(多翼祭壇画)、
> タルクィーニアのサンタ・マルゲリータ大聖堂に「マリアの生涯」(フレスコ)があります。
サンタ・マリア・デル・リポーゾ教会は、残念ながら閉まっていて入れませんでした。
サンタ・マルゲリータ大聖堂、私が行く前にそれが分かっていれば、見てきたかったです。
こうやって見落としたものがあると、また訪れたくなります。
好きなまちには、何度行っても飽きませんし。
どうぞこれからもいろいろと教えてください。
from: シニョレッリさん
2012年03月05日 09時32分44秒
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「Re:トゥスカーニア5」
ぐら姐さん、こんにちわ。
トゥスカーニア、タルクィーニア、両方とも良い街ですね。何時か行きたいと思います。
実は2年くらい前に行くことを検討したことがあるのです。
ルーカ・シニョレッりの大ファンなので、オルヴィエートの大聖堂に行くうちにヴィテルボの画家Antonio del Massaro, detto il Pastura(1450頃ヴィテルボ生まれ〜1516以前ヴィテルボで死去)が好きになって、彼の作品があるトゥスカーニアとタルクィーニアに行きたくなったのです。アントニオはオルヴィエート大聖堂装飾に従事するうちに、ルーカから強い影響を受け、ルーカ・スタイルの画風に転じたのです。
アントニオの作品ですが、トゥスカーニアのサンタ・マリア・デル・リポーゾ教会に「聖母子」(多翼祭壇画)、タルクィーニアのサンタ・マルゲリータ大聖堂に「マリアの生涯」(フレスコ)があります。
これからも楽しみしています。
では、また
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from: 倶楽姐さん
2012年03月05日 05時44分33秒
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「トゥスカーニア5」
気の向くままにまちを通って、国立博物館へ向かいます。
こういう、何か描いているとか作っている店って、絶対入りたくなるのですが、閉まっていました。
大きなプレゼーピが飾ってあります。
サンタ・マリア・デル・リポーゾ教会
この右横に国立博物館があります。
あら?無料なの?誰もいなくて、チケット売り場もなくて、入ると中庭。
そしてその周りの展示室に、タルクィーニアと同様のエトルリアの石棺が展示してあります。
タルクィーニアでたくさん見てきたので、そこそこで切り上げて、
出るときに小さな窓口があって女性が一人座っていました。
でも呼び止められもせず、料金が書いてあるわけでもチケット売り場と書いてあるわけでもなく、
そのまま出てきてしまいました。
また、まち散歩をします。
お年寄りのための(?)無料の施設のようです。
奥の方で2人の老人がチェスか何かのゲームをしていました。
少し夕暮れの色になってきました。
from: 倶楽姐さん
2012年03月04日 07時44分03秒
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「トゥスカーニア4」
サンタ・マリア・マッジョーレ教会までは、歩いて10分弱。
のどかな道を歩いていると、あっという間に着きました。
教会前の広場がなくて、正面から引いて見ることができません。
この教会も、サン・ピエトロ教会も、古代ローマ時代には公共浴場か
ゼウスに捧げられた神殿があったところであろうと推測されているそうです。
建てられた時期もだいたい同じです。
15世紀に人々の生活の中心がこの辺りを離れ、現在の市壁内の街区に移行したため、
教会は急激に廃れてしまったのです。
バラ窓と列柱回廊のあるファサードも基本的にはサン・ピエトロ教会と同じです。
中央扉もそっくり。
でも、近付いて見ると細部は違うわけで。
入り口上のルネッタには、玉座の聖母が彫られています。
扉の両側の聖人たち
柱
一番外側の柱の彫刻
右側扉
そのルネッタ部分
左側の扉のルネッタ部分
ここも、内部は撮影禁止でした。
2つの教会のファサードを堪能して、幸せな気持ちで街へと戻ります。
from: 倶楽姐さん
2012年03月03日 09時15分42秒
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「トゥスカーニア3」
トゥスカーニアのまちは、緑の田園風景に凝灰岩のオーカー色。
城壁の外には羊が草を食むのどかな風景が見られます。
エトルリアとロマネスクの故郷として知られる人口8000人のまち。
でも地質学的には火山性の大地の上にあり、1971年年の地震で大きな被害を受けたのだそうです。
教会などの建造物は復元されたものの、ロマネスクの絵画の大半が消失してしまいました。
このサン・ピエトロ教会も例外ではありません。
今回訪れたら、外観は美しく修復されていましたが、祭壇の絵は修復中で幕に覆われていました。
さて、サン・ピエトロ教会のファサードです。
パッと見に美しいという感じではないのですが、近付いて細部を見ると溜息ものでした。
この教会は、8世紀に創建され、9-11世紀にはトゥスカーニアの司教座教会になっていたそうです。
このファサードは12世紀に建設が始まり、13世紀に完成したそうです。
ロマネスク特有の手のこんだ装飾、コズマーティ装飾の中央扉、
その上に設けられたイオニア式列柱による回廊、大きなバラ窓の幾何学的分割、
バラ窓の四隅に配された四福音書記者のシンボル像、左右に振り分けられた双子窓、
これらが一つの美しいハーモニーを奏でている、と本に書いてありますが、
とにかく、観るだけで楽しくて、嬉しくて、うきうきわくわくしてきます。
なんて素敵、なんて楽しい、なんて美しい・・・と自然に顔がにやけてきます。
もう何も書かずに細部の写真を載せますね。
中に入ります。中は、撮影禁止。
でも奥のクリプタに行ったら、写真を撮っている人がいたので、私も便乗して撮っちゃいました。
落ち着いて撮っていないので、それが写真に現れちゃいましたね。
ついでに素朴な柱頭も撮っちゃいました。
教会の正面にある門
その手前の石にまでなんだか歴史がありそうな。
サン・ピエトロ教会を後にして、次のサンタ・マリア・マッジョーレ教会に向かいます。
from: 倶楽姐さん
2012年03月02日 06時33分38秒
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「トゥスカーニア2」
レセプションで地図をもらい、出かけます。
城壁の中を通り抜けていくのが一番近そうです。
門をくぐり、まちを歩きます。
ゆっくり散歩は後に回して、まずはサン・ピエトロ教会目指してずんずん歩き、城壁を抜けました。
このまちの城壁の作りは面白くて、城壁を抜けても、さらに城壁があります。
そして外が新しいまちというわけでもないようです。
とにかくまちを抜けて歩いて行きます。
おや、これはローマ時代の道でしょうか。
その向こう端に、何かあります。
なあんだ、この道に関する説明ではなく、日時計とこの辺りの地区について書かれているようです。
いよいよ、目指すサン・ピエトロ教会が見えてきました。
少し上ってから見下ろした景色です。
坂道の横の長閑な風景。
もう1つの目当て、サンタ・マリア・マッジョーレ教会が見えています。
サン・ピエトロ教会の入り口のところに泉がありました。
いよいよ到着
ここを曲がれば、教会のファサードが見えるはず。(つづく)
from: 倶楽姐さん
2012年03月06日 19時30分01秒
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「トゥスカーニア6」
今日は、ちょっと遅い時間になってしまいました。
夕暮れのまちを散歩します。
ついでに晩ご飯にいい店が見つかるといいな、なんて思いつつ。
部屋に戻って、19時過ぎまで一休み。
そして、食事なので着替えて出かけました。
それなのに! ここ、と思った小さなホテルのレストランは明かりが灯っていません!!!
20時頃に開くのかしら、それにしても真っ暗。
呼び鈴があったので、鳴らしてみました。
年配のシニョーラと思しき声で、今日は休みなのよ、と。
残念!!!
しかたなく、散歩のときに見つけておいた第二候補の店へ入りました。
まだ早い時間なので私が最初の客でした。
小さな、どうということもないトラットリアなのに、
ストゥッツィキーニが出てきました。
豆のスープとブルスケッタ、奥の黒っぽいのはラディッキオで、レタスも少々。
少しでしたが、温かくてやさしい味のスープでした。
前菜は、タコのサラダ。
プリモは飛ばして、セコンドは豚肉のマルサラ酒風味。
コントルノは焼き野菜ミックス。
お肉を見たとき、ああプリモを飛ばして本当によかった!と思いました。
だって、ものすごく分厚いお肉だったのですもの。
お腹一杯になって、ドルチェはなし。
カッフェをいただいて、満足して宿に戻りました。
一夜明けて、バルコニーから見る明け方の景色。
明るくなりましたが、朝もやに少しけむっています。
サン・ピエトロ教会の塔を見ながら、前日みたあの美しいファサードを思い出し、
このまちにはまた来てもいいなあ、と思いました。
朝食を摂り、いよいよ最後のまちオルヴィエートに向かいます。
(バス発着所のことは、旅先から書きました。)
http://www.c-player.com/ac48590/thread/1100107885889
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