ラヴェンナとリミニ（サン･マリーノ）を逆の順番で書きましたが、
実際にはサン･マリーノから戻った後ラヴェンナに移動し、それから翌日ラヴェンナ観光、
１５時半頃の列車で１７時過ぎにボローニャに戻りました。
駅前のホテルにチェックイン。
この日は、友人のボローニャ在住コックＹさん一押しのお店で夕食です。

以前Ｙさんが働いていたこともあり、結婚披露宴を行ったお店だそう。
Ｙさんから予約を入れていただきました。

予約の時間までちょっと時間があり、
２６日に到着した２人は、まだボローニャを見ていないので
夜のチェントロを散歩しました。
と言っても単に最終日の買い物や食べるところの下見というか、
老舗の食品店に寄っただけでした。



レストランは、チェントロからは少し離れていて、バスでも行けるのですが
４人いるのでタクシーで行きました。
到着！

予約は、「Ｙの友だち４人」で入っていたので、着いたときから歓迎モード。
とてもよい雰囲気の、落ち着いているけど堅苦しくない店です。

まず出てきたお通し。

あとでＹさんに聞いたところによると、
この揚げ物は、パステイスという名だそうで、
具はチコリア（苦めの小松菜のような葉野菜）とチーズだそうです。

パンも素敵！

これもＹさんの解説によると、
ぱりぱりのパンはサルデーニャのパネ・カラザウで、
これ以外は全て自家製だそうです。

料理は、小食のＳさんがセコンド１皿のみ。
あとの３人は、前菜１皿、プリモ１皿。
私の前菜は、
Insalata di puntarelle, acciuga e pecorino
プンタレッレのサラダ、アンチョビとペコリーノ添え

冬のローマでしか食べたことのないプンタレッレ！
大好きなので、見つけた途端即決定でした。
うーん、美味し～い・・・

他の２人のうちの１つは、
Insalata di calciofi e finocchi con arance e olive verdi
カルチョーフィ(アーティチョーク)とフィノッキ(フェンネル)のサラダ
オレンジとグリーン･オリーブ添え

これも私の大好物ばかりのサラダ。
味見させてもらいました～

もう１人の前菜は、
Carpaccio di ricciola ai profumi del maditerraneo
リッチョーラ（辞書を引くとニシカンパチと出ます）のカルパッチョ、地中海の香りで

これも上にいろいろ乗っていて、一緒に食べると美味しーい！

前菜は３皿なのに、４人いるので、店の人が気を利かせて取り皿を持ってきてくれました。
Ｓさんも少しずつ味見。

プリモは、私が
Trofiette al ragu' di mare 海のラグーのトロフィエッテ
（ミートソースの魚介版です）

この料理、見かけは地味ですが、味はもう～素晴らしい！
ここのお料理は、野菜好き＆魚好きにはたまらない味です。

あとの２人は、
Spaghetti di grano saraceno con bottarga, pomodoro crudo e pecorino
そば粉のスパゲッティ、カラスミ、フレッシュトマト、ペコリーノ添え

Ｓさんのセコンドは、
Gamberi cardi e mandorle（海老ソテー、カルドンとアーモンド添え）

筋のある茎のようなものがカルドンです。
海老はもちろんですが、私、このカルドンも大好きで。
って人様のお皿ではあるのですが。

結果的に、だれも肉を選ばなかったので、ヴィーノはこれ。

食べ終わったところで、こんなものが出てきました。

これは何ですか？と聞くのも忘れ、がっついた私たち。
ヨーグルトのようで、でもふんわりという食感があり、
ほどよい甘さがお･い･しい～～～

あとでＹさんに聞いたら、ヨーグルトのムース、パッションフルーツのソース添えだそうです。
結構隠れファンが多くて、これだけ大きいのにタップリ食べたいと注文する人もいるとのこと。

きっと「Ｙの友だち４人」へのサービスなのでしょうね。
でもこれが出る前にドルチェをオーダーしていたので食べました。

すみません、ドルチェメニューの写真を撮っていないので、
名前がよくわかりません。

私が食べたのが、900年代の古いレシピで作ったポテトのブディーノ（プリン）
ジャガイモがドルチェになるの？とびっくりなので
あえて選んでみました。

ちゃんとじゃがいもです！ちゃんとドルチェです！
美味しい！
素朴な、やさしい味に、なんだかほっとする感じ。

他の3人のドルチェ。



そして、カッフェのときにまたまた焼き菓子が。

気持ちよくお腹一杯になり、タクシーを呼んでもらって帰りました。
この店は、ボローニャ滞在することになったら、是非また行きたいと思います。

タクシーを待つ間に取った写真です。