宿に戻ってもお腹一杯だったので海に行くのは翌日にして、
またプールでのんびり過ごしました。

それでも、晩ご飯は食べられるんです！
今日買ってきたCO-OPビールは大瓶で１エウロしないのに、とりあえずビールの味。

持ち帰ったスーペルフリットの残り、野菜サラダ、サラミ、オリーブ

さすがに主食は食べる気にならず。
でも、液体は入るのです。水のように飲める安ヴィーノですが。

スーパーのオジサンお薦めのシチリアのスモークチーズも出し、

それに合わせて、赤も開けたのでした。

このペットボトル、３Lで７エウロ弱。
それでもまずまず普段飲みには飲める味でした。
あ、もちろん飲み干してはいませんよ。

翌日も翌々日も飲みましたとも。

前回の続きです。

すぐ近くにある聖イニャーツィオ教会跡。

お昼ご飯の前に買い物しないとスーパーが閉まるので、
ルンゴマーレを通って買い物に。


残り５泊分の、酒やら水やらジュースやら、野菜やら肉やら、
たっくさん買って３人で分けて持ち、
目をつけていたレストランに向かいます。

通りがかりの公園も陶器だらけ。



ベンチの座面も、舗道にも。


目をつけていた店といってもただ感じがよさそうというだけ。
とりあえず入りました。

プリモをちょっと贅沢するつもりなので、
アンティパストは、手軽なものをとメニューを見ると

○パタティーネ（フライドポテト）又はクロケッテ（コロッケ）又は
　パネッレ（ヒヨコマメペーストの揚げ物）
○フリット・ミスト
○スーペル・フリット

と揚げ物が３種書いてあり、値段は順に３、４、５エウロです。

フリット･ミストは、最初に書いてある３種のミックスと分かるのですが
では、スーペルはどうなるんだ？
どうせ５エウロですごいものが出るわけはないし、試してみよう！と注文。
で、出てきたのは、まさにスーペル（スーパー）でありました！！！

このボリュームがすっごい。
３人でまず驚き、そして大笑い。

そしてメニューにあった揚げ物３種に加えて、
小さな球形の揚げ物が付いていて、それの中身は２種類あるのでした。
１つはとろ～りチーズ

もう１つは、オリーブの入ったミートボール

これがとっても美味しくて、
でも２種類のどっちがどっちかなの見分けが付かず
イプさん、ペコさんに味見してもらうのに困っちゃいました。

あまりの量の多さに、プリモを完食するために残すことに。
もちろん持参のジップロックに入れて持ち帰りです。

ペコさんのコッパ･ファンタジーアもまた、なかなかのもの

コッパ（カップ）は、メロンだったのです～
そして中身はメロンにミニトマト、茹でた魚介。
なかなか美味しくて、たっぷりあったのでみんなで食べました。

そしてそしてイプさんのマリナート（マリネー）
いろんな種類が入っているのはメニューにも書いてあったけど、
まさかこんな大盛りとは。

もりつけは上手じゃないけど、ボリュームに免じてよしとしましょう。
３人３種の全く違ったアンティパストを選んだので
それだけでとても楽しめました。

キリッと冷えたデッラ･カーサの白

そしてシチリアの胡麻パン。シチリアのパン、大好き～

プリモは、私とイプさんが伊勢海老のブジャータ

ペコさんは、La Tana del Lupo（狼の巣＝店の名前）

ヴォンゴレと蟹とミニトマトとニンニク入りです。

けっこうおなかが一杯なのに、
夜は部屋ご飯だから何とでもなるさ、って感じでドルチェもいただきました。
カメリエーレお薦めのアーモンドのセミフレッドです。

大満足して迎えの車に乗ったのでした。

シニョレッリさん、

＞返信コメントを書いたのですが、二度とも消えてしまって・・・

本当にあるんですよね、そんなことがBaechになってから何度も。
コピーしてから送信しているのですが、
うっかりコピーし忘れてそうしたときに限って消えてしまったり。
本当になんとかしてほしいものです。

ゼネスト、そういう内容でしたか。
凍結される側はたまったものではなないですから、
かなりな規模のストであることは分かりますね。

ぐら姐さん、コメント有難うございます！

返信コメントを書いたのですが、二度とも消えてしまって・・・

今回のゼネストは、公務員給与が今後5年間、今の水準で凍結されることへの抗議と撤回を求めるもので、公務員に加えて、殆どの公共交通機関の従業員も参加するようなので、バスの運行も望み薄でしょうね。

18日は、クレモナで「愛の妙薬」を見るので、同じ2泊するのならば、ブッセートよりもクレモナの方にしようか、と思っているところです。

テアトロ･ガリバルディを出たところに、またタイル絵がありました。

すぐ近くには、教会を改装して、
コンサートや会議ができるようにしてあるらしきところもありました。

中がひんやり涼しくて、石の建物のすごさを実感する空間です。

これは市の紋章らしいです。

さらに歩きます。





イエズス会の建物もなかなか素敵。



やれやれ、やっと目指すムゼオが近付いてきました。

踊るサテュロスは、'０５年の愛知万博に展示され、
そのときに東京国立博物館でも展示されたので
ご覧になった方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

ご存じない方のために書いておくと、
1998年に、漁船の網に偶然にもかかった、2000年前のギリシャのブロンズ像なのです。
その昔、輸送の途中で難破して沈み、
2000年もの間海底で眠っていた像が奇跡的に発見されたというわけです。
http://www.museum.or.jp/modules/im_event/?controller=event_dtl&input%5Bid%5D=19938

その像の芸術的価値が高く、発見された当時は大騒ぎになったらしいです。
日本には１度運ばれましたが、もうよそには貸し出さないことに決めたらしいので、
観たい人はマザーラに行かないといけないのです。
私は東京で観ましたが、他の２人は観ていなくて、
そのことも、マザーラに滞在する理由の１つではありました。

館内は撮影禁止なのですが、
このぐらいは許されるかと思って撮った１枚。
サテュロスを２０００年の眠りから目覚めさせた漁船のおっちゃんたちです。

発見されて大騒ぎになったニュースとか、
修復のためにローマに運ばれる過程とか、
修復をどのように行ったかとか、
そういうのを一纏めにしたビデオ映像を見て、
それからサテュロスに対面。
混んでいなかったので、じっくりたっぷり全方位から見ることができました。

恍惚の表情は、阿修羅像にも似たイケメンで、
跳ね上げられた足やお尻も本当に素敵。
出口でこれは撮ってもいいんだよね、とポスターを撮影。
係りのオネエサンに笑われました。

ああ、もうダメ・・・寝ます。Buona notte a tutti!

シニョレッリさん、

ちょっと覘こうかという感じで入ったら、小さいのにちゃんとしてて、
この桟敷席は２人掛けで、とてもいい感じで、
こんなところで演奏や歌を聴いてみたい！って思いました。

ブッセートのテアトロの中の写真も是非見てみたいです。
ゼネストって、バスもですか？
もし、バスは除外されるのでしたら、
確かズィベッロからパルマへ向かうバスは
ブッセートから来るのだったような記憶があります。

あのまちは丸１日過ごすには、あまりに小さいような気がするので、
オペラの翌日に脱出できるといいですね。

ぐら姐さん、みなさん、こんにちわ。

マザーラのテアトロ・ガリバルディ、凄いですね。
客席僅か99席では、多分室内楽が主でしょうが、それでも馬蹄形とは恐れ入ります。

ブッセートでオペラを観るのは今回が初めてですが、ここは僅か300席でオペラ上演をするのですから、オーケストラも入るのでどうなっているのか、楽しみです。

でも暗雲が・・・

10月17日がブッセートのオペラですが、17日午後9時からゼネストが予定されていて、18日もブッセート泊になりそう！あの小さな町で2泊はきついなあ・・・

今日は、マザーラの小さな小さな劇場、テアトロ･ガリバルディの写真を載せます。

特別行くつもりもなかったのに、通りかかってしまったので入ってみると
すっごく小さな劇場（９９席！）なのに、桟敷席もあり、びっくりの空間。

ステージにあるピアノを見れば、いかに小さなステージかお分かりいただけるでしょうか。


天井は、馬蹄形

シチリアらしい飾りです


なんとステージに上がったり、その裏も見学できちゃうんです！




入り口も、こんなに小さいんですよ。


ああ、面白かった！
http://it.wikipedia.org/wiki/Teatro_Garibaldi_(Mazara_del_Vallo)

もう今夜は眠いので次回に続きます。
（このところ３時ぐらいに起きているもので･･･）

さて、マザーラのタイル絵を見つけた続きです。
さらに歩いて行くと、こんなところにも ありました。


えー、陶器の町ってシャッカじゃなかったの？
この先も歩けば歩くほど、街のあちこちに見つかりました。
「踊るサテュロス」だけを展示しているMuseo del Satiroに向かう間に
素通りはできないタイル絵の数々・・・








この↑壁にあるRAKUって、もしかして楽焼の楽？そんな気がしませんか。

Museo del Satiro に行く意外にはあれこれ見たいという特別な予定はなく、
適当に歩いていたら、自転車に乗った老シニョーレが、
「この近くにあるテアトロ･ガリバルディが面白いから是非見てみなさい。
無料だよ。」と話しかけてきました。

ＩＤホルダーを下げていたので、もしかすると街のシルバーボランティア？
特別行くつもりもなかったのに、通りかかってしまったので入ってみると
すっごく小さな劇場なのに素敵！
その劇場の写真はまた次回に載せますね。

さて、マザーラの１泊目が明けた朝は、ルンゴマーレの通りまで出て、
近くにスーパーマーケットかアリメンターリがないか探しに行きました。
敷地内のミニマーケットは品揃えが少ないし、やや割高だからです。

宿の近くを流れる川に架かる橋。

この川は硫黄のにおいがしました。
この辺りからシャッカの方にかけて、温泉がけっこうあるらしく。
そして橋の下の向こう側には、カモメがたくさん集まっていました。

橋のすぐそばにリド
（海の家のようなもの。パラソルやビーチベッドを貸しています。）



ああ、海で泳ぎたい！
ちょっと砂浜に下りてみました。
鳥の足跡がたくさん。

海きれい～

スーパーもアリメンターリも見つからなかったので、
午前中はマザーラのチェントロに買い出しに行くことにしました。

とりあえず宿に戻り、この宿の送迎車を予約しました。
そう、バンガローや諸々の料金体系にやや難ありだったけど、
それを補って余りある、この宿の送迎サービス！

実は、６泊の間ずっと海やプールばかり楽しむのではなく、
近くの観光地には行きたいと思い、
ネット検索で見つけたマザーラの旅行業者に
「５時間ぐらいでセリヌンテとその近辺を回る運転手付きの車を手配するといくらかかるか」
と問い合わせ、５時間だと１７０エウロだと言われていたのです。

それでも以前のトスカーナのオルチャ渓谷巡りよりはずっと安いし、
一昨年ペスカーラからトラボッキまで飛ばしたタクシー代を考えれば
妥当な額だと思い、お願いしていました。

ところが！
このお宿のワゴン車が、マザーラのチェントロや
セリヌンテまで、格安で送迎してくれることが、行ってみてわかったのです。
マザーラのチェントロまでは、往復１人３エウロ（バス代並み！）
ちなみに、前日のタクシーは、駅までの迎車代込みで、駅から宿まで１５エウロでした。

そして、なんとセリヌンテまでは、１人１０エウロなのです！
（３人で３０エウロ！）
さっそくメールして、４日後に予約していた車を断り、ここの送迎車で行くことに決めました。

ここが安くできるのは、サービスの一環であることと、
利用者が多いので、うまく相乗りさせたり、
セリヌンテに行くついでにチェントロまで行く人を乗せたり
効率よく車を動かせるからなのでしょう。

でも早めに予約しないと希望の時間では無理なこともあると聞いたので
この日のマザーラ･チェントロ行きと
その翌々日のセリヌンテ行きを予約したのです。

そして行き先としては書かれていなかったのだけど、
シャッカまでも行ってくれるかと訊いたら、
うーん、とちょっと考えてから、
シャッカまでは遠いからねえ...といいつつ、３人で５０エウロで送迎してくれることになり、
これをチェックアウトの前日に予約してしまいました。

なんと！セリヌンテとその周辺５時間１７０エウロかかるはずだったのが、
セリヌンテともっとずっと遠いシャッカに別な日に１回ずつ行っても、８０エウロ！
素敵でしょ？
車のない私たちには、本当に幸せなサービスでした。

ついでだから...と
最終日チェックアウトしてメンフィへの移動も車で送ってもらえるか訊いたら
シャッカと同じ地域だから、５０だよということで、それもお願いしちゃいました。
宿から駅、駅からバス、そしてメンフィの街から宿までのタクシー、
それらを考えたら、スーツケースを３つ積み、
宿から宿まで４５kmを走って５０エウロなんて夢みたいな話です。

これで全ての移動が、楽チンで格安にできることになり、
その後いろいろと気をもまずに時間を有効に使えたのでした。

さて、マザーラのチェントロまで行きました。
降ろしてくれたのは、なんとスーパーマーケットのすぐ近く。
帰りは、３時半のピックアップをお願いし、
スーパーの営業時間を確認してからまち散歩。
（案の定、13:30で閉まり、16:00に再開でした）

ルンゴマーレの通りから階段を上っていくと広場。


教会の屋根がアラブ風

冷たい石にペタッとくっついているワンコ

日本に来たときにペコさんとイプさんは「踊るサテュロス」をみていなかったので
まずはそちらを目指して行きます。
ドゥオーモ


あら、壁の表示が陶製

と思ったら、次に現れたのは、壁にタイル絵

さらに歩いて行くと、もっともっとあったのです～。
たくさんあるので、また次回。