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from: toorakさん
2013/11/10 10:29:52
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ヴォルテッラに出発するも。。。
グレーヴェ宿泊1日目の翌日は朝からとてもいいお天気で、庭になってる食べ放題のあまいイチジクと美味しい朝食をいただいて、今日はヴォルテッラまで遠出をすることにしました。
のんびり行くと片道2時間弱くらいでしょうか。
せっかくのお天気だし急がず景色も楽しみながらドライブを始めました。
宿を出発して1時間ほど、グレーヴェからパンツァーノを過ぎ、カステッリーナの方に向かってる途中、「ぷっっしゅーっ」というパンクみたいな音が聞こえて、パンクみたいな音がしたで~って伝えると、気になったのか下車を路肩に寄せてタイヤを確認。
見事に右前のタイヤがパンクしてたのでした。
あれまーと思いながらも、まぁタイヤ交換すればいいか、とトランクを開け、タイヤを取り出し、ジャッキで車体を上げるも、どこを探してもタイヤを外すための工具が見つかりません。
しかも交換のタイヤには「一時的使用のみ。時速80kmを超えて走行しない。雨の場合は走行不可。」の注意書き。
翌日の天気予報はたしか雨だったし、いずれにしろ、ちゃんとしたタイヤに早めに交換しないといけないようです。
工具がなく、どうしようと途方に暮れている間にも、通りすがりの車が何台か止まってくれて「だいじょうぶ?」と声をかけてくれました。
とりあえず、レンタカー会社のヘルプセンターに電話をしようと携帯を探すも、運悪くその日はバッグに入れ忘れていたようで。。。
少し行ったところにワイン・オリーブオイルの直売所をやってるアグリツーリズモがあったので、そこで電話を使わせてもらいました。
ハーツに事情を話し、ちゃんとしたタイヤを持ってきてほしいと頼んだけど、それはできないらしく、最寄りのシエナの支店に行って車を交換するしかないとのこと。でも、その日は土曜日なので13時に閉まるし、この時点で12時前だから、たぶん間に合わない。そうするとフィレンツェ空港の支店に行くしかないだろう、と。とりあえずタイヤを交換できないから誰か人を寄こしてくださいと伝えると、じゃ、その場所の住所を教えてください、と。このあたりの田舎ってそれぞれに番地があるわけでもなく、地区名と道の名前らしきものが住所として記載されてるのみでとても説明なんてできないので、アグリの奥さまを呼びに行って、ココの場所をこの電話の相手に説明してくださいっというのを身振り手振りで説明。この奥さまはイタリア語しか通じず、私もイタリア語はできずで、かなり大変でした。とりあえずなんとか住所を説明してもらって、1時間か2時間後には誰かが来てくれることになりました。ホントに誰か来てくれるんだろうか、それまで2時間も待つのか。。。と思っていたら、ここの奥さまがとても親切で、うちで待っていたらいいよ、と。
そうこうするうちに、英語を話すだんなさんが帰ってきて、事情を説明したら、なんなくタイヤまで交換してくれて、「このタイヤはほんとに暫定のものだから早く交換した方がいいよ」ってことで、ハーツからの助っ人を待たずしてフィレンツェ空港に戻ることにしました。昨日フィレンツェ空港から車をピックアップしてきたばかりなのに早々に戻ることになるとはね。。。空港付近の地図などその日は持ってなかったけど空港ならたどりつけるだろう、と宿に取りに戻るのも手間なので、そのまま空港に戻り、白のチンクエチェントから黒のチンクエチェントに交換してもらって、またグレーヴェに戻ってきたころにはすでに16時ごろ。
空港に戻るには途中A1の高速道路を走るのですが、時速80kmを超えてはいけないので、ヒヤヒヤでした。何度もトラックの運転手にはクラクションで「なにチンタラ走ってるんやー!」と怒鳴られ、宿に帰ってきた頃には二人とも疲労困憊。お昼も何も食べずだったけれどあまりに疲れて空腹も感じずで、そのまま横になったのでした。。。
コメント: 全8件
from: toorakさん
2013/12/15 11:09:22
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ぐら姐さん
ほんと、今年の秋の旅では、いろいろありましたが、いずれもケガや事故にいたらず、結果オーライという感じです。
年末年始、今回も最後まで迷いつつ、結局出発一ヶ月前にチケット買いました。行くなら行くでもう少し早くにチケット買うと、まだも少し安いだろうにいつも直前までは決められなくて。でも、今回はこのユーロ高、頭が痛いですね。。。
novitariusさん
初めまして。ありがたいことに、困ったときに助けてくれる人って結構いるもんですよね。
私もnovitariusさんの高知のお話を読んで、車のトラブルってイタリアで他にもあったこと思い出しました。
ピエモンテを旅していたとき、バローロに向かう途中、美しいぶどう畑の景色に気を取られ、脱輪してしまったことがあるんです。
ちょっと写真を撮ろうかと思って車を端に寄せようと思って寄せ過ぎたんですよね。
見事にタイヤが溝にはまってしまい、自力ではどうすることもできず。田舎道で、しばらく様子をみていても車は通らず。
この時も少し歩いていって人家を見つけ呼び鈴を鳴らしました。。。でも、誰も出てこず。
そうこうするうちに反対側から初めて車がやってきました。とてもラッキーなことに英語を話すイタリア人だったのです。
車を停めてくれて、「僕は牽引するものを持ってないので、誰か呼んできてあげるね」と来た道を引き返してくれたのでした。そして10分ほどたったとき、またその人がやってきて「助っ人を呼んだから大丈夫。あと5分ほどで来ると思うから。」と、その人は用事があるので立ち会えないけど、もう心配ないよ~っと去っていきました。
そうこうしていると、向うから、トラクターっぽい車がトラクターっぽい速度でトコトコトコっとやってきました。3人の地元っぽいイタリア人、英語では話せなかったけど、さっきの人から事情を聞いているらしく、何かイタリア語で説明しながら、牽引の準備をし始め、こんなことには僕達慣れっこなんだよ~って様子で、さささーっと引っ張り上げてくれました。引っ張り上げるときもこれ以上車体の底にキズがつかないよう、1人が車道側のバンパーに立乗りして重心を取ってくれたり。
そして、身振り手振りと英語でお礼を伝えている間も、「こんなのお礼を言ってもらうほどのことではないよ」って感じで、また、来た道をトコトコトコっと戻っていったのでした。
思えば、このピエモンテの旅も、この脱輪事件だけでなく、救急外来にも行くことになったり、といろいろありましたが、いつも親切な人達に助けてもらえて、その都度都度、イタリアが好きになっていくのでした。
from: novitariusさん
2013/12/13 16:47:31
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toorakさん、始めまして。
昨年の春、しまなみ街道から四国の西半分を車で周回したんですが
四万十川中流の橋を渡る時、川岸に軽トラが降りているのが見えたんです。
あの川に最接近せずに帰るのも遣り残し感があって行って見たんです。
道とは言えないけど、そこそこ轍はついています。
踏み固まった所から小石が多くなったもののまだ固そうな所で停め
川面を眺め、車に戻りアクセルを踏みました。
後輪駆動車の後輪空転。忽ち穴を掘りました。
なんと小石の下は粗い砂でした。しかもそこはもう固くはない。
50mほど上流の人たちが来てくださいました。この辺の軽トラは、みな四駆じゃきーとのこと。休日に近所集まってこの辺らしく何か仕掛漁のような事をされているのかという感じ。その後牽引して戴きましたが動きません。
JAFは未加入ですが呼ぼうにも60キロは離れたところからだろうし日曜じゃきぃどうなるかいのーとのこと。(怪しい高知弁で書いたきぃ)
おひとりがその軽トラで帰られ、知人のかご自分のか知りませんが小型トラックで出直してくださるとのこと。
その待ち時間にも後輪を上げ気味にする役と、押し役に分かれて砂も掻きながら人力でやっていたところ奇跡的に上がって行ったんです!
さて御礼をするのに5千円札とその上の札と小銭7百円程があり千円札は全くありません。リーダー格の人は、五千円もろても分配に困るき、自販機があるんで缶コーヒーでもやってくれたらええわとのこと。落ち着いてない時だったので、その自販機で高額紙幣を使えて千円札を出せてもいたのかどうかは記憶にないのです。
キャンティと言えば、シャンティーイ(フランス)の白い土も雨上がりに歩いているうちに靴底にミルフィーユのように重なる粘土質でしたよ。
toorakさんのを読んだら忽ち、あの方々が居なければ、更に相当の難儀、悪ければここで一夜になっていたという失敗と感謝があったことを思い出して書きました。
from: toorakさん
2013/12/12 07:44:44
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ぐら姐さんはあと2週間で、再びイタリア~なんですね。早いですねー。
ここのところ、なんだかんだとバタバタしてしまい、少しマがあいてしまいました。
レンタカーのトラブルその2を書かずに新年を迎えるのもなんなので、厄落としのつもりで書いてしまおうと思います。
キャンティ滞在中のある一日、その日は夜中から朝方まですごい雷と大雨だったけれど、朝ごはんの時間には止んでいて、いつものように外で朝ごはんを食べて、今日はどこに行こうか~と話してました。
同じ時期にもう1つの部屋に宿泊していたアラスカからの女性二人組(初めてのイタリアなのに欲張らずのんびり旅行されていました)が、Greveの町とは反対方向にあるBadia a Passignanoの町がこじんまりとしていてよかったよって朝ごはんのときに話してたので、そこに行ってみがてら、同じ方向だしこないだ飲んだワインのところを訪問してみようってことになりました。
このあたりって、正確な地図などなくても、町の名前を頼りに道をいくと、ワイナリーとかレストランとかの標識が結構あったりして迷うことなくたどりつける感じなので、とりあえず何も調べず出発しました。
Badia a Passignanoの町までくると「Poggio Al Sole」はこっちのサインが案の定ありました。標識に従って田舎道をどんどん行きます。10分ほどで到着!
こんな山奥なのに結構スタイリッシュなワイナリーです。あとで写真を撮ろうと思っていたんですが、テイスティングの途中からどしゃぶりの雨になってしまって結局撮らずじまい。
ここのワインは日本にも入ってきてるようで、オーナーさんも何度か日本に行ったことあるようでした。
雨宿りしながら、ゆっくりテイスティング楽しんで!と結構サービスしてくださったこともあり、キャンティクラシコを3本買いました。
そして雨が止み、来た道とは反対に行くとGreveの町に出れそうな標識があったので、そっちの道を行くことにしました。
途中、分かれ道もあったものの、おそらくこれがメインの道(といってももちろん未舗装の細い道)だろうと信じつつ15分ほど。どう考えてもこの道は間違っているような気がしたときに「Strada senza uscita」という手描きの小さなサインが脇の木にぶらさがってて、やっぱりか~! 方向転換しようにも道幅がせますぎて、ここではムリってことで、もう少し先に行くと一軒の家があり、その家に下りていくと向きを変えられるスペースがあったのでそこまで下りていきました。で、方向転換し、下りてきた坂を上ろうとしたとき、思いのほか道(というか泥)がぬかるんでいて、そして思いのほか角度が急で、坂の途中でタイヤが空転してしまい、どうにもこうにも上がれず。
なんども坂の下まで下りて、勢いつけてダッシュで上がろうとしても、どうにも登りきることができず。そのうち、泥にできたタイヤの跡の溝が深くなりすぎて、ここをタイヤが通る限り何度トライしても無理だろな、と。
総重量を軽くするため、私は車から降り、坂の上から誘導する形でタイヤの溝がないところを工夫して上ろうとするも、馬力不足でムリ。このときほどチンクエチェントを借りたことを後悔したことはありません。そのうちタイヤを酷使しすぎたせいか摩擦による白い煙まで出てきて。
このあたりで、この家の人にヘルプをもらおうと、呼び鈴を鳴らすものの誰もいない様子。
こんなどこだか分からないところでどうしたらいいんだろうとしばらく呆然としてました。レンタカー会社に電話をしたところで、今私達がいる場所をとても説明できると思えず、さっきのワイナリー以降、人家らしきものも途中になかったので歩いて誰かにヘルプを求めに行くとしても、車で15分くらいの距離を歩くことになるから、1時間以上かかるだろうなぁ。
唯一の救いは、英語も話すことができるアグリのオーナーに電話したら、きっとこのあたりの土地勘もあるし、ワイナリーからの道を説明すればなんとかたどりついてくれるかも。
「ひょっとしたら、バックで上ればなんとかなるかも」と相棒ドライバーが言い、かすかな希望を抱き、一度目トライ。思い切りが足りなくてこれも途中でアウト。もう一度やってみるもあと1メートルのところでダメ。もうクラッチも酷使しすぎでタイヤ以外からも白い煙が出始め、車ごとダメになってしまうのがこわかったので、「もう、やめよう。私が歩いて誰か探してくるわ」と言ったら、「あともう一回だけ。これで最後にするから」と。
おもいっきり助走もつけて万感の思いをこめて、最後の挑戦。私は坂の上で祈る気持ちで見守っていたら、なんと思いが通じて上れたのです!!このときの安堵感といったら!!
ま、でもご想像通り、この日は二日前のパンク事件とは比べ物にならないくらいのぐったり疲労だったので、まだお昼過ぎだったにもかかわらず、どちらからともなく、もう帰ろうか。。。ということで宿に帰ったのでした。
今でも、「あのとき上れなかったらどうしてただろうねぇ」とよく話してますが、ほんとに今回のキャンティ滞在中は車にたたられました。
オルチャのあたりにも白い道(未舗装の道)はたくさんあるものの、小石が多い砂利道タイプだったからか今まで何も思ったことなかったんですが、キャンティは砂利より土(というか泥)タイプなので雨が降ると、しかも坂道だとほんと気を付けないといけないな~と教訓になりました。ま、とうぶんキャンティのエリアに近づくことはないと思いますが(笑)
レンタカーをされるみなさま、雨のあとの白い道、しかも急な坂道にはお気をつけくださ~い。
from: ぐら姐さん
2013/11/24 12:35:59
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toorakさん、
どの料理も、よい材料をきちんと調理したという感じで
とても美味しそうですね。
Villa Bordoniのサイトを検索して見てみました。
宿はちょっと高めで、私には泊まれないレベル、
でもレストランは、安くはないけど少し奮発してゆったりと楽しめそうな雰囲気ですね。
もしかすると、私が夏に泊まったシチリアの宿のように
宿泊客には割引があるか、2食付の宿泊でお得になるようになっているのかも。
翌々日のカンティーナ見学のことも楽しみです。
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from: toorakさん
2013/11/23 18:43:10
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パンク騒動で、すっかり疲れてしまったけれど少し休憩したら、やっぱりオナカがすいたよね~ってことで、晩ごはんを食べに行くことにしました。
ちょっと今日はこれ以上は運転しなくてもすむように、宿から歩いて5分ほどの、レストラン併設のVilla Bordoniというところに行きました。
ここは、出発前から、一度は食事に行ってみたいなぁと思っていたところ。ただ、その他にも行ってみたいところが多かったのでムリかなぁと思ってたものの、宿から歩いて行ける唯一のところだったので、その日にはうってつけでした。
お昼は宿泊客以外でも来る人が多いだろうけど、夜は私達以外はすべて宿泊客でした。なぜ分かるかっていうと、レストランの受付のところで宿の主っぽい人(のちに、長くイタリアに住んでいる英国人だと分かりました!)それぞれお客さんの名前で呼びかけていたし、「今日はどこに行ってましたか?」みたいな会話をしていたから。
夜は結構おしゃれな感じで、とりあえずアペリティーボでも、ってことで中庭に案内され、プロセッコを少し飲みつつテーブルに案内されるのを待つ、って感じでした。
ふだんそういったフォーマルなところには行くことないので、ちょっと場違いかなぁと思いながら少し後悔をしていたものの、いったん食事が始めると、宿の主もとても気さくにいろいろ話してくれて、なぜこのVillaの経営をするようになったか、とか、いろんな国からお客さんが来ることの楽しさ&面白さとか、ワインの話しなどなど。
と~っても賢いゴールデン・リトリーバーでした(名前も聞いたけど失念)。その日食べたいろいろ。もうそれぞれなんだか忘れちゃいましたけど、どれも美味しかったです。この日はとにかく疲れていたので、ちょっと贅沢な食事だったけど、まぁいっか!と。
おすすめの地元のワインもいただきました。これが、なんとなくキャンティ・クラシコのイメージとはちょっと違う感じだったので、そういった話を宿の主としていると、「ここから少し行ったところにあるから、明日以降でも時間があれば行ってみてはどうですか?行くなら僕から電話をしておきますよ!」と、言ってくれたので、翌々日に行ってみることにしました。
from: ぐら姐さん
2013/11/10 18:28:24
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toorakさん、
大変な1日でしたね。
あんまりだ~~~って言いたいけど、イタリアなら何でもありですものね…。
その分、翌日からはきっと素敵なことがたくさんあったことでしょう。
続きを楽しみにしています。
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from: ぐら姐さん
2013/12/15 21:25:32
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toorakさん、
やはりイタリアで困ったという経験、たくさんおもちなのですねー。
>いつも親切な人達に助けてもらえて、その都度都度、イタリアが好きになっていくのでした。
それ、すっごく分かります。
私も、かつてはいろんな国を旅して歩きましたが、
イタリアほど人が面白かったり親切だったり魅力的だったことはありません。
親切な人には他の国でもお会いしましたが、
なんというか、とんでもない出来事のとんでもなさが違う分、
それに対する救いと言うか親切さが身に沁みたり、心に響いたりするのですよね。
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