先日届いたガッタ・イタリアーナ・メールマガジン
「イタリア猫の小言と夢　　N.297」に興味深いことが書かれていたので
そこから抜粋します。

「ユネスコの文化と自然の遺産と認証されたイタリアの都市の中で、
世界的な旅行予約サイトのTripAdvisorが発表した最新ランキングによると、
フィレンツェは９位。
からくも１０位のヴェネツィアをおさえているが、
ローマはトップ１０に入らなかった。」

「上位の都市はどこかといえば、なんとトップはマテーラ。
あの旧市街が石造りの廃墟の家々が固まっていることで有名な、
ちょうどイタリア半島のかかとにあたるバジリカータ州都。」

「今や南イタリアにツーリストの関心が移っているわけで、
その証拠のように、２位もシチリア島の州都パレルモという勢いだ。」

「トスカーナ州のシエナとその近くのヴァル・ドルチャが３位と５位にある。
そのあとの順位は南にいってアッシジ（聖フランチェスコ聖堂）が６位。
ずっと南下して７位がアマルフィ海岸、８位がようやく伝統的なポンペイ」

「北イタリアはというと、まだ触れなかった４位に、ウーディネが唯一ランキ
ングされている。」

「あくまでも旅行の予約を通して現れた傾向であって
正確なツーリストの動きではないが、
イタリアへの関心がどんどん拡散してきていることに違いはない。」

ですって。
トリップアドヴァイザーでの人気投票の結果ですから、
1位がマテーラ、2位がパレルモ、3位がシエナというのは、
一般旅行者の意見がそのまま反映されているとは思えないですね。
でも、ローマ、フィレンツェ、ヴェネツィア以外にも
魅力的な都市がわんさかあるのは確かなこと。
ユネスコの世界遺産に選ばれていなくて魅力的なまちもありますしね。

まあそんなこととは、関係なく私は気の向くままに行きたいところを訪ねるだけですけど。
人気第1位のマテーラを訪れたのは随分昔のことなので、
第2位、パレルモの昨冬の写真を載せておきます。