nasakuraさん、

私は、好んで日焼けをするわけではありませんが、
大きな帽子を被り、肘の上までの長い手袋をつけたり、
日傘をさしたりするのは、日本にいてもしませんし、
イタリア、いやヨーロッパに行った時はなおさらしません。

私の姉は、軽い日光アレルギーがあって、日焼けすると赤く発疹が出ます。
そう言う人もいるので一概には言えませんが、
とにかく一瞬たりとも紫外線には当たりたくないと神経質になるのは
私はしたくないと思っています。

＞肌に対する欧州人の気骨

自然に、あるがままに。
皴もしみも自分が歩んできた人生の財産。

皴もシミもない方がきれいですけれど、
年齢なりに見られるというのは大切なことだと思います。
やたら若く見えるのって、中身が空っぽという感じがして。

あ、
＞もともと若々しく、一定の努力はしながらも少女らしさを保つ知人

そう言う方々は、可愛らしくも中身も感じさせてくれますよね。
それはそれでいいのかなと。

ぐら姐さん、イタリア映画好きのみなさま

私もイタリア映画祭を楽しんでおります。
おっしゃるとおり、このスペイン人の女優さん、とてもすてき。
こんな風に歳をとれたら、と思いますよね。（もういくばくか間に合わないのであった）

夏にイタリアを旅していると、日焼け止めに日傘に帽子、と日焼けを恐れる自分含むアジア人。それに対し欧州人は夏は肌を焼くもの、と思い込んでおり、それはそれでまた興味深く。

もともとの体質（肌質）や気候、文化によってそれぞれどちらがいいとか悪いとかは言えないと思うのですけれど、それにしても彼女を見て「ああ、こういうことなのか」と肌に対する欧州人の気骨を見た気がしています。

美魔女。おっしゃるとおり、日本ではもてはやされていますね。
もともと若々しく、一定の努力はしながらも少女らしさを保つ知人がいます。それはそれで可愛らしいと思いつつ、この成熟したオトナな欧州人。う～む、とうなってしまいます。

「シチリア、シチリア」ですね、教えてくださりありがとうございます。観ます。彼女のファンになりました。

イタリア映画祭「月を買った男」こぼれ話

この映画の中で重要な役どころの老夫婦が出てくるのですが、
妻役が、アンヘラ・モリーナさんと言う、スペイン人の女優さんでした。
監督へのQ&Aの時に、この方を起用した理由を質問した方がいました。
監督が、この役は、ただの年老いた女性というのではだめで
年老いていて、かつファンタジーの雰囲気を醸し出せる人を探していたそう。
たまたま彼女の出演したカタルーニアの映画を見て、この人だ！と思って、
調べてみたらなんとトルナトーレ監督の作品にも出ているすごい人だと分かり、
それでも恐る恐るオファーしてみたら承諾してもらえたのだそうです。
これがアンヘラ・モリーナさん。

ね、素敵な雰囲気をお持ちの女性でしょ。
ご存知の方も多いのでしょうか。
私は初めて知りましたが、数々の名作に出演したり、舞台にも立ったりの、
なかなかの女優さんのようです。

トルナトーレ作品には、
「題名のない子守歌」「シチリア!シチリア！」に出演しているのでした。
私ってば２つとも見ているのに、彼女の名前を知らなかった…
改めて観てみたい気持ちになりました。

さて、このアンヘラさん、とても自然に年を重ねていらっしゃるのが素敵です。
美容整形やエステで皴やシミを取り除き、
頑張って頑張ってアンチエイジングしている化け物のような女優さんや、
「美魔女」と言われ、ただただ若く見られることに日々の時間を費やしている女性より、
ずっとずっと素敵だと思うのですが、皆様いかがお感じですか。